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杏酒の作り方とは?家で作ることは可能?杏とお酒の美味しい関係とは

杏酒の作り方とは?家で作ることは可能?杏とお酒の美味しい関係とは

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2021年6月11日

杏酒と聞くとどのようなイメージがあるだろうか。杏を漬けた、梅酒のように作る杏酒が定番だろうか。あるいは、フルーツブランデーのアプリコットが有名だろうか。本記事では杏酒について紹介をする。作り方だけではなく、海外ではどのような杏酒が飲まれているのかなども、詳しく紹介しよう。

  
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1. 杏酒の味わいや効能は?作り方の前に確認しよう

まずは杏酒のプロフィールについて紹介しよう。杏酒の基本の作り方だけでなく、杏の効能や杏酒の味わいについても紹介する。

杏酒とは?

杏酒は、主に杏をお酒に浸けて作られるお酒を指す。杏酒として販売されているお酒は、焼酎やウォッカなど蒸留酒に杏を漬ける作り方のものが多い。杏を漬ける際、杏とお酒だけでなくはちみつを入れる作り方もある。14度程度の度数で、日本酒と同じ、またはそれより少しだけ高い度数だ。杏の甘酸っぱい味わいが魅力のお酒である。麦焼酎を利用する作り方のものは杏と麦の香りが香るなど、杏が主体でありながら漬けるお酒によって風味が変化するのも特徴だ。

杏の効能とは

杏はアプリコットとも呼ばれる果実で、中国原産の果物である。果肉はビタミンAを多く含んでいる。またクエン酸やリンゴ酸も富んでいるので、疲労回復効果などが期待できるだろう。さらに体を温める効果もあるとされている。ドライフルーツの杏は冷え性に効くといい伝えられているほどだ。

2. 杏酒のおすすめの作り方は?

杏酒は家でも作ることができる。ホワイトリカーやウォッカを使った杏酒は、家で漬ければ自分好みの味わいになるのだ。美味しい杏酒の簡単な作り方を紹介する。

基本の杏酒

まずは基本的な杏酒の作り方を紹介しよう。杏を選ぶ場合は完熟より少し手前のものを選ぶと扱いやすいのでおすすめだ。

材料
生の杏 1kg
砂糖 100g〜200g
ホワイトリカー 1.8L
広口瓶 4L分

作り方
1. 広口瓶を洗って乾かし、清潔にしておく。
2. 杏をよく水洗いし、水気を拭き取る。
3. 杏と砂糖を広口瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
4. 最低限3ヶ月ほど熟成させる。美味しくなるのは1年ほど熟成させたもの。

ウォッカを使った杏酒

杏酒を作る際、ホワイトリカーでなくウォッカを使ってもいいだろう。ここではウォッカを使い、ハーブと一緒に漬ける杏酒の作り方を紹介する。

材料
生の杏 600g
氷砂糖 500g
ローズマリー 1枝
ウォッカ 750ml

作り方
1. 生の杏はしっかり水洗いし、水気を拭き取っておく。
2. 杏の上に氷砂糖を置き、さらにローズマリーを枝ごと入れてウォッカをゆっくりと注ぐ。
3. 半年程度熟成させる。

杏酒を作る際の注意点

家でお酒に杏などの果物を漬ける際、作り方によっては法律違反になってしまう。注意点は主に3つある。1つ目は20度以上のお酒を使うことだ。20度未満のお酒は法律違反になる。2つ目は穀類やぶどうを漬けてはいけないということ。3つ目は販売してはいけないということだ。杏酒を作る場合には、酒税法(※)について、詳細に確認し、十分に理解を深めたうえで、法律の範囲内の作り方で楽しもう。

3. 杏酒のブランデーの作り方は?

杏酒はブランデーで漬けることも可能だ。杏とブランデーの組み合わせも定番なので、作り方を参考にぜひ挑戦してみてほしい。

アプリコットブランデーとは?

アプリコットブランデーは杏酒の1種だ。中には杏自体を発酵させてお酒を作り、さらに蒸留したものもあるが、こちらの作り方は日本の一般家庭では法律上の面でも設備の面でもなかなか難しい。一方で蒸留酒のブランデーに杏を漬けた、リキュールタイプのアプリコットブランデーもある。漬ける製法の杏酒は作り方も簡単なので、家庭でも作ることができる。

アプリコットブランデーを漬ける

アプリコットブランデーは杏酒を漬ける際の作り方とほとんど同じである。最近ではフルーツブランデーを漬ける用のブランデーが販売されているので、それらの商品を使って作ってみるのもよい。

材料
干し杏 200g〜300g
果実酒用ブランデー(37度程度のもの) 1.8L
氷砂糖 200g〜300g
レモン 2個〜4個
広口瓶 4L分

作り方
1. 広口瓶は洗って干し、清潔で乾いた状態にしておく。
2. 杏を水でキレイに洗い、水気を拭いておく。
3. 杏と氷砂糖を広口瓶の中に入れ、ブランデーを全量注ぎ入れる。
4. 皮を剥いたレモンを4等分し、好みの量入れる。
5. 3ヶ月以上漬ける。

簡単アプリコットフルーツブランデーレシピ

最後に紹介するのは、手軽に楽しめる杏とオレンジのブランデーの作り方だ。好みの量のブランデーで杏酒を作ってみよう。

材料
オレンジ 1個
干し杏 100g
ブランデー 適量

作り方
1. オレンジは皮ごとキレイに洗って皮を剥く。
2. オレンジの白い部分は取って身の部分は輪切りにする。
3. 皮とオレンジの身、干し杏を清潔な瓶に入れてブランデーをかぶる程度に注ぎ入れる。

4. 杏酒の作り方は海外では違う?

杏を使ったお酒の中でも、杏酒やフルーツブランデーではない杏酒もある。最後に杏酒の海外での作り方を紹介しよう。

ラキヤ

ラキヤとはブルガリアの地酒である。本来はブドウを使うのだが、最近では杏を使うこともあるようだ。杏を使ってお酒を作り、さらに蒸留する作り方の杏酒である。ラキヤは50度から60度程度あり、地元の農家では家でも作られている。結婚式などに自分の娘が生まれた時から保存しておいたラキヤを飲むのが恒例となっているようだ。

パーリンカ

こちらはハンガリーで作られるフルーツブランデーの総称である。こちらも杏を杏自身の糖分で発酵させてお酒を作り、さらに蒸留する作り方だ。杏酒ともいえるこちらのパーリンカは、エレガントで甘い香りがするという。

アマレット

こちらは杏酒の一種だが、果肉を使わない杏酒だ。杏の種を使ったリキュールで、イタリアのお酒である。杏の種を使った作り方はイタリア独特だ。杏仁豆腐のような甘い香りが特徴だが、これは両方とも杏の種を使うためである。杏酒と違い28度程度と若干高めの度数も特徴だ。

結論

杏酒の作り方は、国や地域によってかなり変化する。もちろん国によって法律も違うので、発酵させる作り方が家庭での杏酒の作り方である国もあるのだ。地域の性格が出る杏酒だが、いずれにせよ杏の甘酸っぱくフルーティな味わいが楽しめるのは間違いない。酒税法への理解を深め、法律を守って、ぜひ自分好みの杏酒を作って楽しんでみてほしい。
(参考文献)
国税庁 【自家醸造】
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.html
20歳未満の飲酒、飲酒運転は法律で禁じられています。妊娠中・授乳中の飲酒はお控えください。お酒に関する注意事項はこちら
  • 公開日:

    2021年3月19日

  • 更新日:

    2021年6月11日

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