目次
- 1. 梅酒が持つ「体に嬉しい9つの効果・効能」とは
- 2. 市販の梅酒にも同様の効能があるのか?
- 3. 梅酒の効能を無駄にしない飲み方のコツ
- 4. 梅酒の効能は嬉しいが「飲み過ぎ」にはくれぐれもご注意!
- ※国税庁 【自家醸造】
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm
1. 梅酒が持つ「体に嬉しい9つの効果・効能」とは

梅酒は梅の優しい甘さと香りを楽しめるお酒である。美味しいのはもちろんだが、注目されているのがその効果効能だ。お酒は楽しみたいが健康にも気を使いたいという方にとって嬉しい、9つの効果効能を紹介しよう。
殺菌効果
梅酒の効能として、梅酒が持つ殺菌効果が挙げられる。皮膚の雑菌の繁殖が抑制されることによるニキビや吹き出物の予防といった美肌効果、あるいは腸内環境の改善効果なども期待できる。
抗酸化作用
梅酒には梅由来のポリフェノールが含まれている。そのポリフェノールには老化を防ぐという効果があるといわれている。エイジングケアに寄与する可能性がある点も、梅酒の効能といえるだろう。
疲労回復効果
たとえば梅に含まれるクエン酸には、乳酸を分解して疲労回復を促進するといった効果が期待できる。加えて、疲労回復に役立つビタミンやミネラルなども含まれている。
血行促進効果
アルコールに血行促進効果があることは広く知られている。梅酒も当然ながらアルコールが入っているため、適度な血行促進効果が期待できる。
食欲増進効果
梅酒のほのかな酸味は食欲を増進させる。加えてアルコールにも食欲増進作用があるため、夏バテなど食欲が落ちている時期などはとくにおすすめだ。
血液サラサラ効果
体が酸性に傾くと血液がドロドロになりリンパなどの流れも滞る。梅はアルカリ性食品であることに加え、梅酒が持つ血行促進作用および肝機能を整える効果などにより血液がサラサラになるといった効能も期待できる。
デトックス効果
血液やリンパの流れが改善されることにより、体内に溜まった老廃物が排出されやすくなる。すなわちデトックス効果も期待できるというわけだ。
ダイエット効果
血行促進による脂肪燃焼効果、デトックス効果などが作用することでダイエット効果も期待できる。
リラックス効果
梅の香りは心を落ち着かせてくれる。ホットにすることでより香りが引き立つだろう。一息つきたいとき、のんびり休みたいときなどにもおすすめだ。
2. 市販の梅酒にも同様の効能があるのか?

梅酒が持つ効能を紹介したが、果たして市販の梅酒にも同様の効果効能が期待できるのだろうか?
市販の梅酒でも同様の効果効能が期待できる
自家製、市販を問わず、梅酒には全体的に上述したような体に嬉しい効果・効能が期待できる。しかし梅酒はその効能を得ることだけが目的ではなく、味も美味しく日常的に楽しめるお酒だ。自家製以外にもぜひ、市販のバリエーション豊かな梅酒も試してみてほしい。
【自家製梅酒を作る際の注意点】
アルコール度数20度未満のお酒で自家製梅酒を作ること、および販売目的で自家製梅酒を作ることなどは酒税法違反となるため注意が必要だ。(※1)
3. 梅酒の効能を無駄にしない飲み方のコツ

梅酒を飲むタイミングとしておすすめしたいのが食事中だ。空腹時にお酒を飲むとアルコールの血中濃度が急速に上がってしまう。梅酒は食事との相性がよいのでさまざまな料理との食べ合わせを楽しんでみよう。
適量を守る
「1日平均純アルコール約20g程度」という、アルコールの適正量は把握しておこう。同じ梅酒でも使用するお酒や商品によってアルコール度数が異なるが、仮に13%とした場合は1日コップ1杯程度である。
お湯割りなら体を温める効果も期待できる
アイスでももちろん美味しいが、ホット梅酒にしてもまた美味しい。梅酒とお湯1:1を基準にお好みで調整しよう。体がポカポカ温まるだけでなく、立ち上る湯気とともに漂うほのかな梅の香りに心が癒やされる。
入浴前や運動前は飲まない
梅酒に限らず、お酒は入浴前や運動前に飲むと不整脈を引き起こす要因となるおそれがある。よい効能が期待できるとはいえ、いつ飲んでもよいというわけではない。これらのタイミングは避けて飲むようにしよう。
寝る前に梅酒を飲む際は量がポイント
お伝えしたように梅酒にはクエン酸が含まれており、疲労回復を促す効能が期待できる。そのため寝る前にごく少量飲むという方法もおすすめだ。ただし梅酒の効能を得たいからと多量に飲むと眠りを浅くするなど、生活に支障をきたすおそれがあるため注意しよう。
4. 梅酒の効能は嬉しいが「飲み過ぎ」にはくれぐれもご注意!

梅酒には殺菌効果や抗酸化作用といった体に嬉しい効果効能がある。だが「飲み過ぎ」は絶対にNGだ。体によい効果効能が期待できるとはいえ梅酒はあくまでもお酒である。上述のようにアルコールの基準摂取量は1日あたり純アルコールで20g以下だ。嬉しい効果効能が期待できる梅酒も、飲み過ぎると肝臓や膵臓など多くの臓器に悪い影響を与えるリスクが高まる。適量を守ることだけは、くれぐれも忘れないようにしていただきたい。
結論
梅酒には殺菌や抗酸化作用など、体に嬉しい効果効能がたくさんある。食事との相性がよく飲みやすい梅酒は、お酒は好きだが健康にも気を使いたいという方にピッタリのお酒だ。ただしあくまでもお酒であるゆえ、飲み過ぎにだけは注意してほしい。何ごともそうだがほどほどに、適量を楽しもう。
(参考文献)