1. 手作り梅酒の保存期間ってどのくらい?

さわやかな風味が美味しい梅酒は自宅で手作りするという人も多いだろうが、保存期間はどのくらいだろうか。保存状態にも左右されるが一般的には梅酒に賞味期限はないとされており、年月を経るごとに熟成した梅酒の味わいを楽しむことができる。ただし明らかにカビが生えていたりといった問題があれば処分するようにしよう。
手作り梅酒の賞味期限がない理由
手作り梅酒は梅の実をホワイトリカーなどのアルコール度数が35度以上あるお酒に漬け込んでつくるため、殺菌作用が高く長期に渡って保存が可能となる。
2. 手作り梅酒に適した保存場所はどこ?

手作り梅酒は自宅のどの場所に保存するのがよいのだろうか。一般的に長期保存が可能である手作り梅酒だが、適切な場所で保存しなかった場合劣化が進んでしまう可能性がある。注意すべき点としては室温だ。室温が35度を超えるような高温の場所では、梅酒の保存は避けよう。また直射日光も劣化に繋がるので注意が必要だ。劣化してしまった梅酒はカビが生えたり刺激臭やいやな酸味がでることが特徴だ。
3. 手作り梅酒におすすめの保存容器

手作り梅酒は保存場所に注意が必要なことを解説したが、保存する容器もしっかりと選びたい。梅酒の保存容器の選択肢としては、ペットボトルや市販のプラスチック製の容器やガラス容器がある。梅酒の保存容器を選ぶ上で重要なポイントはできるだけ空気に触れないことだ。蓋がしっかりと閉まり密閉できること、空気を通しにくい構造であることを確認して選ぶようにしよう。不安な人は空気を通しにくいガラス製での保存が安心だ。
4. 市販の梅酒の保存期間や保存場所

これまで手作り梅酒の保存について解説してきたが、次に市販の梅酒の保存についてみていこう。市販の梅酒は紙パック製のものや、瓶のものが主に販売されている。紙パックの梅酒は殺菌効果が低いため保存期間は、開封から10ヶ月間程度を目安に飲み切りたい。瓶の梅酒は長期の保存が可能で、冷蔵庫などの適切な保存環境であれば数年間の保存が可能だ。
自作する場合には要注意
注意点として、梅酒を作る際に使用するお酒は、アルコール度数20度以上のものとし、自分で飲むための作り方として参考にしよう。アルコール度数が20未満のお酒で梅酒を作ることや、販売目的で自家製梅酒を作ることは、酒税法違反(※)となる。梅酒に作る場合には十分に留意してほしい。
結論
梅酒の保存は高温や直射日光を避け、空気に触れさせないことが鉄則だ。冷蔵庫での保存が安心だが、十分なスペースがない場合は日光があたらず温度が35度以上にならないような場所を選ぼう。また長期保存をする場合にはガラス製の容器が安心なので、迷ったときには参考にしてほしい。
(参考文献)
国税庁 【自家醸造】
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm
国税庁 【自家醸造】
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm