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果実酒の作り方を詳しく解説!自宅で本格的な味わいを楽しもう

果実酒の作り方を詳しく解説!自宅で本格的な味わいを楽しもう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年6月11日

果実酒は、自宅で好みの果実類を漬けておくだけで簡単に作れることから、一般家庭でも人気のリキュールである。自宅で作る果実酒を代表するものと聞くと梅酒が頭に浮かぶ人は多いだろうが、実は梅酒のほかにも多彩な種類の果実酒が作れることをご存じだろうか。本記事では果実酒の種類や作り方についての解説をはじめ、おすすめの果実酒もいくつか紹介する。果実酒作りの参考にしてほしい。

  

1. 果実酒にはどんな種類がある?作り方を知る前に確認しよう

果実酒にはオールシーズンで楽しめる種類もあれば、季節によって旬がある種類もある。果実酒の作り方を知る前に、まずは果実酒にはどのような種類があるのか、季節ごとに確認していこう。

春の果実酒

春に作る果実酒を代表するものには、イチゴやオレンジ、キウイなどがある。ちょうど暖かくなりはじめの季節に漬け込むという作り方が、春の果実酒のポイントだ。

夏の果実酒

夏はバラエティに富んだ果実酒作りが楽しめる季節である。ウメを代表としてサクランボやモモ、ビワなど、さまざまな果実を使って果実酒を作ることができる。詳しくは後述するが、果実酒の中でもとくに人気の梅酒は作り方もひとつではなくバリエーション豊かなので、作り分けて味の違いを楽しめることも人気のポイントである。

秋の果実酒

秋もまた、さまざまな果実酒作りが楽しめる季節だ。リンゴや洋ナシ、カキやイチジクなど、秋が旬の果実を使って果実酒を作ることができる。

冬の果実酒

冬の果実酒を代表するものには、ミカンやユズをはじめ、キンカンやデコポンなどの柑橘類となっている。冬が旬の味覚を果実酒で味わおう。

オールシーズンで楽しめる果実酒

果実酒の中には、オールシーズンで楽しめるものもある。レモンやグレープフルーツをはじめパイナップルやバナナなど、種類もさまざまだ。

2. 果実酒の基本的な作り方は?ポイントはある?

本項では、果実酒の基本的な作り方について解説する。これから初めて果実酒作りにトライするという人は、本項の作り方をぜひ参考にして美味しい果実酒を作ってもらいたい。

まずは容器選びから

果実酒作りにおいて、まず容器選びは重要なポイントである。おすすめは4リットルほどのガラス製の広口瓶だ。使用する前にしっかり洗浄、乾燥させることを忘れずに。現在は果実酒作り専用の密閉瓶も市販されているので、より本格的に果実酒を作りたい場合はこちらもおすすめだ。

果実選びのコツ

果実酒の作り方を知ることはもちろん重要だが、その前に必ず怠ってはいけないポイントがある。それは美味しい果実酒を作るために、状態のよい果実を使用することだ。果実の選び方のコツは、まず新鮮であることは大前提に傷がついていないこと、そして粒がしっかり揃っているものを選ぶことである。また、果実を洗う際は必ず塩水などは使わず流水で洗い、漬け込む前によく水分を拭き取っておくことも重要だ。

果実酒の基本「ホワイトリカー」

果実酒を漬け込む際は、ホワイトリカーと呼ばれるアルコール度数が35度の焼酎甲類を使うのが一般的だ。これだけアルコール度数が高いものを使う理由は、雑菌の繁殖を防ぎながら果実酒を長期保存させるためである。また、ホワイトリカーが使われる理由のひとつに酒税法がある。自宅で果実酒などを作る際には、20度未満のお酒だと酒税法違反になってしまうのだ。詳しくは国税庁ホームページの記載を確認しよう。(※)

糖分を加えることも重要

果実酒を漬け込む際、一緒に糖分も加えるのが一般的だが、ここでは純度の高い氷砂糖やグラニュー糖を使用することをおすすめしたい。できるだけ素材の味が活きるように、甘さは控えめにしておくことが美味しく作るポイントだ。

保存方法を解説

ここまでの工程が無事に終わり、あとは漬け込み期間を待つだけとなっても、保存状態が悪いとせっかくの果実酒が台無しになってしまうこともあるのだ。果実酒を漬け込んだら、必ず風通しのよい涼しい室内で保存するようにしよう。漬け込みの時期がわかりやすいように、ラベルを貼って記載しておく方法もおすすめだ。

3. 果実酒のおすすめの作り方

本項では、人気の果実酒のおすすめの作り方をいくつか紹介していこう。使用する果実によって基本的な製法や漬け込み期間が異なるので、ここでそれぞれの作り方をしっかりと押さえておいてほしい。

イチゴ酒

イチゴ酒は、ほのかについたピンク色が春らしい果実酒である。使用する材料はホワイトリカー1.8リットル、イチゴ1kg、レモン4個、氷砂糖200gだ。作り方は、まずイチゴをよく洗って水を切ったら、へたをひとつずつ取り除いておく。レモンは皮をむいて輪切りにしておこう。瓶にイチゴとレモン、氷砂糖を入れホワイトリカーで漬け込んだら、そのまま熟成させて完成だ。1週間ほどの熟成でも飲めるようにはなるが、しっかりと熟成させるために3週間から1ヵ月ほど漬け込みたい。気温が高いと雑味が出やすいため、イチゴのみ早めに取り出して冷蔵庫で熟成させるという方法もある。

リンゴ酒

リンゴ酒は、しっかり熟成させて作る果実酒だ。使用する材料はホワイトリカー1.8リットル、リンゴ1kg、レモン3個、氷砂糖100gだ。作り方は、まずリンゴは皮をむかずに8等分ほどに切っておき、レモンは皮をむいて輪切りにしておく。瓶にリンゴとレモン、氷砂糖を入れホワイトリカーで漬け込んだら、そのまま熟成させればOKだがリンゴ酒は熟成させるほど美味しいので、早く飲みたい気持ちを我慢してじっくりと時間をかけて熟成させるようにしよう。熟成期間は最低でも3ヵ月、標準で6ヵ月となっている。レモンは味を見て2ヵ月後に取り出し、リンゴは6ヵ月後に取り出せばよい。

梅酒

梅酒は果実酒を代表するものだ。時期になるとスーパーマーケットでも、たくさんの梅酒作り専用の材料が並ぶ光景を見たことがある人は多いだろう。使用する材料は、ホワイトリカー1.8リットル、青ウメ1kg、氷砂糖500gだ。青ウメ選びのポイントは、傷がついておらず粒が揃ったものを選ぶことは前提として、黄色くなったものは避けるようにしよう。作り方は、まず青ウメをよく水洗いして1粒ずつ表面をよく拭いたら、竹ぐしなどでへたを取る。瓶に青ウメと氷砂糖を3分の1ずつ交互に入れたらホワイトリカーを注ぎ、そのまま熟成させて完成だ。3ヵ月ほどの熟成を加え、梅酒が美しい琥珀色に変わったら飲み頃のサインと覚えておこう。ウメの実は1年後に取り出せばよい。

4. 果実酒と他のお酒を組み合わせるおすすめの作り方

梅酒をはじめ、果実酒作りにはホワイトリカーを使用することが一般的だが、果実酒の作り方はひとつではない。本項では、前述した梅酒の作り方のバリエーションをもとに、ホワイトリカー以外のさまざまなお酒をベースにした果実酒の作り方を紹介しよう。

ブランデーで漬け込む

ホワイトリカーをブランデーに変えて梅酒を漬け込むと、よりコク深くまろやかな味わいの梅酒ができあがる。作り方は同じで、ホワイトリカーをブランデーに変えるだけなので手軽に試しやすい。一般的に流通するブランデーのアルコール度数は40度ほどとなっているが、アルコール度数をホワイトリカーと同じ35度に調整したブランデーベース・リキュールも市販されている。ブランデーのアルコール感が苦手な人にはこちらがおすすめだ。またブランデーは梅酒以外にも、リンゴ酒とも相性がよい。ぜひ実践してみよう。

ウイスキーで漬け込む

ブランデー同様、ウイスキーを使用しても梅酒を作ることができる。ウイスキーの深みが加わり、個性的な味わいの梅酒が楽しめる。使用するウイスキーは、クセの少ないブレンデッド・ウイスキーを選ぶようにしよう。ウイスキーは梅酒以外に、香りがさわやかなユズ酒とも相性がよい。ウイスキーの果実酒は変わり種だが、こちらもぜひおすすめしたい。

結論

果実酒には梅酒以外にも季節ごとに旬のものがあり、それぞれ作り方や熟成期間も異なるということを理解してもらえただろう。果実酒の楽しみ方は飲むことだけではなく、熟成過程を見ることも楽しみのひとつ。まだ果実酒を作ったことがないという人は、ぜひこの機会に果実酒作りにトライしてみてはいかがだろうか。但し、果実酒の自家醸造については酒税法で厳しいルールが定められている。自家醸造の際には十分に法律の理解を深めてから行ってほしい。
(※)国税庁
「お酒に関するQ&A(よくある質問)【自家醸造】」
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.html
インフォメーションマークアイコン20歳未満の飲酒、飲酒運転は法律で禁じられています。妊娠中・授乳中の飲酒はお控えください。お酒に関する注意事項はこちら
  • 公開日:

    2021年4月18日

  • 更新日:

    2021年6月11日

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