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ズブロッカとはどんなお酒?世界最古のフレーバードウォッカを味わう

ズブロッカとはどんなお酒?世界最古のフレーバードウォッカを味わう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年5月15日

ズブロッカとは、ポーランド原産のフレーバードウォッカである。ポーランドといえば、世界最高のアルコール度数を誇るスピリタスをはじめ、さまざまな銘柄のウォッカが製造されているウォッカの本場だ。本記事で紹介するズブロッカもまた、非常に古い歴史を持つポーランドのウォッカの定番銘柄のひとつである。その味わいや販売されている種類、またおすすめの飲み方やカクテルレシピなど、詳しく解説していこう。

  

1. ズブロッカとは?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

まず本項ではズブロッカの歴史をはじめ、味わいや香り、アルコール度数について解説する。実際にズブロッカを飲んでみる前に、これらの基本的な特徴はしっかりと頭に入れておこう。

ズブロッカの歴史

ズブロッカとは、非常に古い歴史を持つフレーバードウォッカだ。その歴史は、ポーランドで錬金術師が初めてウォッカの蒸留に成功したとされる、14世紀までさかのぼるという。ズブロッカには、古くから長寿の秘訣として重宝されてきた薬草、バイソングラスが使用されていることが特徴だ。実際にこのバイソングラスを使用したウォッカのレシピは、1534年出版のポーランドの古い文献中で蒸留術を記した章でも記載があるという。ちなみにバイソングラスは、ポーランドの世界遺産に認定される森「ビアウォヴィエジャ」に自生する薬草であり、一般人が立ち入ることができないのはもちろん、バイソングラスを使用してウォッカを作ることも、ズブロッカ以外認められていないというお墨付きである。

ズブロッカのボトルデザイン

ズブロッカのボトルに描かれているのは、絶滅危惧種に指定されているウシ科の動物、ヨーロッパバイソンだ。ビアウォヴィエジャは野生のヨーロッパバイソンが自由に暮らす最後の森ともいわれており、現在森では約500頭のヨーロッパバイソンが生息している。前述した薬草、バイソングラスは、ヨーロッパバイソンが好んで食する草であることにちなんで、こう名付けられたという。

ズブロッカの味わいや香り

ズブロッカの一番の特徴は、ほかに類を見ない独特な芳香である。その香りはまるで桜餅や、青リンゴのようとも例えられ、口に含むと鼻に抜けるやさしい香りは、飲む人に心地よい余韻を与える。口当たりはまろやかで、ウォッカ特有のアルコールのにおいもほとんど感じさせない、クセのない味わいとなっている。

ズブロッカの度数

ズブロッカのアルコール度数は、基本的には37.5度となっている。一般的なウォッカのアルコール度数が40度なので、大体同じくらいのアルコール度数と覚えておけばよい。

2. ズブロッカにはどんな種類がある?

ズブロッカの基本的な特徴について解説したが、次にズブロッカの種類についても解説していこう。定番の種類以外にさまざまなフレーバー付きのものも販売されているので、いろいろと飲み比べをしてみるのもおすすめだ。

ズブロッカの種類を確認

まず、ズブロッカは定番中の定番、バイソングラスが入った「ズブロッカ・バイソングラス」をはじめ、ノンフレーバードタイプでカクテルベースにもぴったりの「ズブロッカ・クリア」、以上の2種類がメインとなっている。しかし、ほかにもさまざまな種類が販売されており、ズブロッカ・クリアのフレーバードタイプである「ズブロッカ・クリア・ミントフレーバー」や「ズブロッカ・クリア・ジンフレーバー」、そしてズブロッカ・バイソングラスにベリー系の香りをプラスした「ズブロッカ・バイソンロゼ」、フルーツやハーブ、オーク樹皮のエキスなどをブレンドした「ズブロッカ・バイソンオーク」など、非常にバラエティ豊かな味わいが楽しめるものとなっている。

3. ズブロッカのおすすめの飲み方は?

本項では、ズブロッカのおすすめの飲み方について解説していこう。せっかくズブロッカを手にしたのなら、まずはシンプルな飲み方で、その個性あふれる香りをじっくりと楽しんでみよう。

ズブロッカのおすすめの飲み方

ズブロッカのおすすめの飲み方は、まずはストレートだ。ストレートで飲むことで、その芳香をダイレクトに感じることができる。強いアルコール感もないので、お酒があまり得意でない人でも意外と飲みやすく感じるだろう。またストレートの場合、飲む前にあらかじめ冷凍庫でキンキンに冷やしておいて、とろりとしたまろやかな口当たりを楽しむのもおすすめだ。次にオン・ザ・ロックだが、こちらもズブロッカのポピュラーな飲み方である。氷が溶け出すにつれ、繊細に変化する味わいが楽しめることもオン・ザ・ロックならでは醍醐味だ。より軽い飲み口でズブロッカの風味を味わいたい人には、ソーダ割りやトニックウォーター割りをおすすめしたい。さわやかなのどごしに加え、ほどよい香りを楽しめるだろう。

4. ズブロッカがベースのおすすめのカクテルは?

ズブロッカは、カクテルのベースとしても高い人気を誇っている。簡単レシピで本格的な味わいのカクテルが楽しめるので、ぜひ試してみよう。

シャルロッカ

シャルロッカは、ズブロッカをアップルジュースで割ったカクテルである。ズブロッカの香りとアップルジュースの味わいがマッチした、飲みやすいカクテルに仕上がる。使用するアップルジュースは、アップルタイザーなど、炭酸タイプのものでもOK。まず試してもらいたい、ズブロッカのカクテルの基本である。

ピンクバイソン

ピンクバイソンは、ズブロッカをクランベリージュースで割り、ソーダを加えて仕上げるカクテルである。鮮やかなピンクの色合いがかわいく、ぜひ女性にもおすすめしたいカクテルだ。より甘口が好みの人は、ソーダの代わりにトニックウォーターを使用しても美味しく飲める。

ズヒートラム

ズヒートラムは、ズブロッカをベースにしたモヒートである。作り方もモヒートと同じく、まずグラスの底でミントの葉とライムをつぶしておき、そこにズブロッカ、ガムシロップを加えたらグラスをソーダで満たし、仕上げにダークラムを浮かべて完成だ。清涼感たっぷりのカクテルなので、ぜひ暑い季節に楽しみたい。

結論

ズブロッカは、ポーランドを代表する歴史あるフレーバードウォッカとして、世界中で愛されているブランドである。ウォッカはアルコール感が強すぎて苦手という人でも、ズブロッカであれば意外と抵抗感なく飲めるかもしれない。ぜひ本記事を機に一度ズブロッカを手に取り、ほかにはない特別な芳香をじっくりと感じてみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年5月15日

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