目次
1. ゆずリキュールとは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

ゆずリキュールと聞いても、あまり聞きなじみがないという人も少なくないだろう。まず、ゆずリキュールとは一体どのようなリキュールなのか、基本をしっかり押さえておきたい。
ゆずリキュールとは
ゆずリキュールとは、その名の通りゆずを原料に作られているリキュールである。一般的にリキュールのベースにはスピリッツが使用されることが多いが、ゆずリキュールの場合、原料のゆずが日本で古くからの伝統を持つ柑橘類であることから、日本酒や焼酎をベースに作られることが多い。国内の多くの酒造メーカーから発売されており、タイプも酒造メーカーによってそれぞれなので、いろいろと飲み比べができることも特徴だ。
ゆずリキュールの味や香り
ゆずリキュールの味わいや香りはタイプによって異なるが、基本的にはすっきりとした酸味と、ゆずならではのさわやかな風味があることが特徴だ。ゆずは「日本料理の引き立て役」とも称されるほど、日本人の口になじみ深いものである。ゆずリキュールの中に感じる豊かなゆずの風味を、じっくりと味わってみよう。
2. ゆずリキュールのおすすめの飲み方は?

本項では、ゆずリキュールのおすすめの飲み方について解説する。初めて手にするリキュールであれば、とくに飲み方には悩んでしまうものである。実際にゆずリキュールを飲む前に、美味しい飲み方を知っておこう。
ゆずリキュールのおすすめの飲み方
ゆずの香りをダイレクトに楽しみたいという人には、ストレートやオン・ザ・ロックがおすすめ。飲む前に冷蔵庫で冷やしておくと、よりすっきりとした味わいが楽しめる。割りものと合わせてゆずリキュールを飲む場合は、ソーダ割りが定番だ。口に含むとはじけるゆずのフレッシュな風味と、さわやかなのどごしが楽しめる。甘さも控えめとなっているので、食中酒としても相性がよい。また、ゆずリキュールのソーダ割りにミントの葉を浮かべて、モヒート風にアレンジするのもおすすめだ。ほかには、グレープフルーツジュースや紅茶で割るのも美味しい。割りものと合わせる場合は、ゆずリキュールと割りものの分量は1:1から試してみよう。
3. ゆずリキュールがベースのおすすめカクテルは?

前述したおすすめの飲み方に慣れたら、ゆずリキュールをベースにしたカクテル作りにもトライしてみよう。本項で紹介するレシピは、どれもカクテルシェイカーなどを揃える必要がないレシピなので、カクテル初心者の人でも作りやすい。ぜひ実践してみてほしい。
ゆずスプリッツァー
ゆずスプリッツァーとは、白ワインをソーダで割ったカクテル、スプリッツァーのアレンジカクテルである。氷を入れたグラスに、ゆずリキュールとスパークリングワインを1:1の分量で割り合わせ、軽くかき混ぜたら完成だ。ゆずのさわやかな香りが際立つ、飲み口のよいカクテルに仕上がる。
ゆずジントニック
ゆずジントニックとは、カクテルの定番ジントニックのアレンジカクテルである。まず氷を入れたグラスにレモンをしぼり入れておくのがポイントだ。そこにゆずリキュール10ml、ジン40ml、トニックウォーター70ml、ソーダ30mlを順に注ぎ入れ、軽くかき混ぜたら完成だ。甘さ控えめの、キリッとした後味のカクテルに仕上がる。
カンパリブレッザ
カンパリブレッザとは、サントリー主催の「カクテルアワード2014」で最優秀賞を獲得した実績を持つ、駒井優三氏による創作カクテルだ。氷を入れたグラスに、ゆずリキュール20ml、カンパリ30ml、ソーダ90mlを注ぎ入れ、軽くかき混ぜたら完成だ。材料はあらかじめすべて冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめ。見た目も本格的に楽しみたいなら、グラスの中にらせん状に剥いたレモンの皮も入れてみよう。まるでバーで提供されるような、本格カクテルに仕上がる。
4. ゆずリキュールのおすすめ銘柄は?

最後に、おすすめしたいゆずリキュールの銘柄をいくつか紹介しよう。ゆずリキュールは多くの酒造メーカーが販売するリキュールのため、どれを選べばよいのか悩んでしまうかもしれない。本項で紹介する銘柄を、自分好みのゆずリキュールを見つけるヒントにしてもらいたい。
朝日酒造「久保田 ゆずリキュール」
朝日酒造の久保田は、とくに知名度の高い日本酒の銘柄なので、普段日本酒を飲まない人でも名前を聞いたことがあるのではないだろうか。そんな久保田からもゆずリキュールは発売されている。日本有数のゆずの名産地、高知県の中でもとくに良質な本ゆずだけを原料に使用しており、ほどよい酸味とほのかな甘みが際立っている。ベースの日本酒には「久保田 千寿 純米吟醸」を使用し、ゆずの果汁感と日本酒感が見事にマッチした味わいとなっている。アルコール度数は9度となっている。
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梅乃宿酒造「梅乃宿 ゆず酒」
梅乃宿酒造のゆずリキュールは、国内外で高い評価を受ける梅乃宿の日本酒をベースに、四国、九州を中心に収穫されたゆずを使用して作られている本格派だ。ゆずの香りをはじめ、酸味や苦み、油分に至るまでバランスよく溶け合うように、こだわってブレンドされている。そのままでももちろん美味しいが、少量のハチミツを加えて飲むのも、蔵元が推奨するおすすめの飲み方である。アルコール度数は8度となっている。
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宮坂醸造「真澄 ゆず酒」
宮坂醸造の看板銘柄である真澄からも、ゆずリキュールが発売されている。こちらは蔵元自家製の米焼酎をベースに、厳選されたゆずを使用して作られている。ゆずの香味とやわらかな甘みのある味わいが特徴で、ストレートやオン・ザ・ロックをはじめ、お湯割りなど、シンプルな飲み方をおすすめしたい。焼酎がベースのゆずリキュールのため、アルコール度数は14度と少し高めになっている。
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結論
ゆずリキュールについての基本的な特徴から、飲み方やカクテルレシピなどを紹介してきたが、日本ならではの魅力がたくさん詰まったリキュールであることをわかってもらえただろう。もしまだ飲んだことがないという人は、ぜひ一度手に取って、ゆずリキュールの味わいを好みの飲み方でゆっくりと楽しんでみてほしい。