目次
1. メロンのリキュールとは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

メロンリキュールというと、なんとなくヨーロッパ原産のものだと思うかもしれない。しかし、メロンリキュールの原産地は意外な国である。メロンリキュールの発祥や特徴、そしてブームになったきっかけなどを紹介する。
メロンリキュールの発祥と歴史
メロンリキュールの原産国は、なんと日本だ。メロンというとヨーロッパなどで古くから作られている印象だが、実は戦後の日本で作られたのが最古といわれている。メロンリキュールを作ったのはサントリーで、「ヘルメス・メロン・リキュール」という名前で販売されていた。その後改良を重ね、現在の「ミドリ」という名前のメロンリキュールになったのである。現在ではメロンリキュールといえばサントリー「ミドリ」という、いわば世界に誇るリキュールになったのだ。マスクメロンを使用した甘く上品な味わいは、各国のバーで愛用されている。
メロンリキュールの火付け役
メロンリキュールは販売当初から世界に羽ばたいていたわけではない。1970年代後半、ディスコブームがその火付け役だといわれている。メロン・マティーニなどのお酒が、ディスコで楽しまれていた。その後、メロンリキュールを使ったカクテル「セックス・オン・ザ・ビーチ」が発明されると、パーティ用のカクテルとして親しまれるようになる。メロンリキュールは、華やかな世界とともに発展してきたお酒なのである。
2. メロンのリキュールのおすすめの飲み方は?

メロンリキュールは、どのように飲むのが美味しいのだろうか。メロンリキュールの美味しい楽しみ方を3種類紹介しよう。
カクテルで
メロンリキュールは、カクテル材料として有名になった側面がある。メロンのトロピカルな味わいは、カクテルに特有の風味を与えてくれるのである。そのため、牛乳と混ぜるなどカクテルとして飲むのがおすすめだ。
オンザロックで
濃厚な味わいのメロンリキュールの場合は、オンザロックなどで楽しむのもいいだろう。温度は冷凍せずにマイナス3度程度まで下げ、氷を入れていただくとメロンの果肉らしいトロピカルな味わいとアルコールのドライさがガツンと味わえる。また温度を下げることで少しとろみが増すので、さらに濃厚になる。とろりとしたお酒が好きな人におすすめの味わい方だ。
アイスにかけて
最後に紹介するのはメロンリキュールを「食べて」味わう方法だ。それはアイスクリームに好みの量をかけて味わうこと。バニラのアイスクリームにかけるだけなのに、おしゃれで格調高い、大人のデザートになるのである。お酒が飲める人だけが味わえる、ワンランク上の楽しみ方である。
3. メロンのリキュールがベースのおすすめのカクテルは?

メロンリキュールを使ったカクテルを3つ紹介する。家で作って、メロンリキュールを楽しんでみよう。
セックスオンザビーチ
刺激的で官能的な名前のこちらのカクテルは、なんとシェイカーがなくとも作ることができるカクテルだ。また、メロンリキュールの代わりにピーチのリキュールを入れてもいい。さまざまなアレンジが可能なので、パーティードリンクとして、あるいは夜のデザートタイムに、好みの味のカクテルを楽しんでみよう。
材料
ウォッカ 15ml
クレーム・ド・フランボワーズ 10ml
メロンリキュール 20ml
パイナップルジュース 80ml
作り方
氷を入れたグラスにウォッカ、クレーム・ド・フランボワーズ、そしてメロンリキュールを入れてかき混ぜる。その上からパイナップルジュースを注いでかき混ぜれば完成。
材料
ウォッカ 15ml
クレーム・ド・フランボワーズ 10ml
メロンリキュール 20ml
パイナップルジュース 80ml
作り方
氷を入れたグラスにウォッカ、クレーム・ド・フランボワーズ、そしてメロンリキュールを入れてかき混ぜる。その上からパイナップルジュースを注いでかき混ぜれば完成。
メロン・サワー
次に紹介するこちらのカクテルは、シェイカーがあればなおよいカクテルだ。ただシェイカーがなくても、氷ごとふり、氷ごとグラスに注ぐことができる蓋つき容器を使えば作ることができる。
材料
メロンリキュール 60ml
レモンジュース 30ml
ガムシロップ 10ml
作り方
好みの量の氷と材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜる。氷ごとグラスに注いで完成。メロンを添えてもいい。
材料
メロンリキュール 60ml
レモンジュース 30ml
ガムシロップ 10ml
作り方
好みの量の氷と材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜる。氷ごとグラスに注いで完成。メロンを添えてもいい。
ミドリスプモーニ
最後に紹介するこちらのカクテルは、メロンリキュールの甘さに柑橘のさっぱりとしたほろ苦さを味わえる一杯。さっぱりカクテルが好きな人におすすめだ。
材料
メロンリキュール 30ml
グレープフルーツジュース 60ml
トニックウォーター 60ml
作り方
氷を入れたグラスに材料をすべて入れて軽くかき混ぜれば完成。
材料
メロンリキュール 30ml
グレープフルーツジュース 60ml
トニックウォーター 60ml
作り方
氷を入れたグラスに材料をすべて入れて軽くかき混ぜれば完成。
4. メロンのリキュールのおすすめは?

最後に、メロンリキュールのおすすめを3種類紹介する。
イル・ベネドゥーチェ「メロンチッシモ クレーマ・アル・メローネ」
天然色素を使用し保存料を使っていないこちらのメロンリキュールは、粉ミルクが入っていることでかなり濃厚な味わいになっている。リモンチェッロ発祥の地である南イタリアで開発されており、飲むとメロンの濃厚な味わいが感じられる。よく冷やし、ロックなどで飲むと美味しい。
ドーバー「ドーバー メロンリキュール」
こちらの商品は、お菓子作りなどにも使いやすい100mlの容量が販売されているリキュールだ。マスクメロンを使用し、メロン果汁を混ぜてさらにメロンらしさを追求したお酒だ。
おすすめ商品
- 商品名:ドーバー メロン リキュール(グリーン) 100ml
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エギュベル「メロネード」
こちらのメロンリキュールは、なんとフランスの修道院でつくられている。そのレシピは現在も秘伝で、はっきりしていない。そのまま飲むと新鮮なメロンをかじった時の、口の中で広がる果汁のような味わいだとされている。食前酒などにおすすめのリキュールだ。
おすすめ商品
- 商品名:エギュベル メロネード メロンリキュール 12度 700ml [並行輸入品]
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結論
メロンリキュールは日本出身のリキュールである。戦後開発されたこちらのお酒は、世界に広まり愛されるお酒となった。そのまま飲むのもよし、カクテルにして楽しむのもよし、アイスにかけて食べるのもよしと非常に楽しみ方の幅が広いお酒だ。サントリーのオリジナル以外のメロンリキュールも含め、メロンの大人な味わい方をぜひ楽しんでみよう。