1. 杏のリキュールとは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

杏のリキュールには大きく分けて3種類ある。まずは杏のリキュールのそれぞれの特徴や魅力を紹介しよう。
杏露酒
キリン「杏露酒」はしんるちゅうと読む、杏のお酒だ。こちらは杏の果肉をお酒につけ、その味わいをお酒に移したものである。杏のリキュールの一種で、中国風のお酒として販売されているがルーツは日本だ。1969年に開発された杏露酒は、2017年の直近のリニューアルまでにも何度も手が加えられている。現代に合わせた味わいを追求した杏のリキュールといえるだろう。
杏ブランデー
杏のブランデー(アプリコットブランデー)にも杏のリキュールと呼べる種類のものがある。杏をブランデーに漬けたタイプの杏ブランデーは杏のリキュールといえるのだ。カクテルで飲まれることが多く、とくに柑橘系の飲み物と合わせてカクテルとして楽しまれている。主にバーなどでカクテル材料として使用されている杏リキュールが相当する。
アマレット
アマレットとは杏の種子の一部「杏仁」を使ったお酒だ。いわゆる「杏仁豆腐」などに使われる杏仁と同じものを使ったお酒なのだが、杏仁豆腐のものよりも甘い。またアマレットには杏仁以外にもハーブなどが混ぜ込まれており、特有のほろ苦さと甘さを併せ持つお酒だ。アマレットはカクテルの材料としても有名で、とくに「ゴッドファーザー」というカクテルの原料として有名だ。
2. 杏のリキュールのおすすめの飲み方は?

杏リキュールの味わい方はどのようなものがあるだろうか。杏リキュールを飲む方法を紹介しよう。
アマレットの飲み方
アマレットは、さまざまなカクテルに使われることが多いお酒だ。しかし実際はロックで飲んでも十分美味しいお酒である。そこでまずおすすめしたいのはロックだ。杏のリキュールそのものの味わいを楽しめるだけでなく、アマレットが愛されてきた完成度の高さの理由もわかるだろう。その後、カクテルとして楽しむのもいい。アマレットをソーダやミルクで割るだけで簡単にカクテルが楽しめるだろう。
杏リキュールの飲み方
杏の果肉を使った、杏露酒や杏ブランデーなどのリキュールは、カクテルとして飲んでみよう。杏のリキュールを使ったカクテルには、バレンシアやパラダイスなど、多くの種類がある。杏リキュールを1本持っておくと、多彩なカクテルを作ることができるだ。杏のリキュールを使ったカクテルレシピを覚えて、家族やパートナーにふるまうのもいいだろう。
3. 杏のリキュールがベースのおすすめのカクテルは?

杏リキュールはそのままでも、カクテル材料として利用しても美味しいお酒だ。ここでは杏のリキュールを使ったおすすめのカクテルを3種類紹介する。
アプリコットフィズ
杏リキュールと炭酸水をメインに作るこちらのお酒は、ひと手間加えることでバーの味わいに。シェイカーの使い方を学びつつ、作ってみてはいかがだろうか。
材料
杏リキュール 45ml
レモンジュース 20ml
砂糖 ティースプーン1さじ
炭酸水 適量
作り方
炭酸水以外の材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜ、氷の入ったグラスに注ぐ。最後に炭酸水で満たして完成。
材料
杏リキュール 45ml
レモンジュース 20ml
砂糖 ティースプーン1さじ
炭酸水 適量
作り方
炭酸水以外の材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜ、氷の入ったグラスに注ぐ。最後に炭酸水で満たして完成。
杏スプモーニ
次に紹介するのは、柑橘系のさわやかな味わいと杏の甘酸っぱさが絶妙に相性がいいお酒である。混ぜるだけで簡単に作ることができるため、家でも手軽なグラスを使って、手作りしてホームパーティーなどで楽しんでみよう。
材料
杏リキュール 30ml
グレープフルーツジュース 45ml
トニックウォーター 適量
作り方
杏リキュールとグレープフルーツジュースを氷の入ったグラスの中に入れ、トニックウォーターでグラスを満たして完成。
材料
杏リキュール 30ml
グレープフルーツジュース 45ml
トニックウォーター 適量
作り方
杏リキュールとグレープフルーツジュースを氷の入ったグラスの中に入れ、トニックウォーターでグラスを満たして完成。
ゴッドファーザー
アマレットを使ったカクテルでもかなり有名なカクテルがこちら。度数が高いので、ゆっくり時間をかけていただこう。できればロックグラスを使って、イタリア映画の登場人物になりきって楽しもう。
材料
スコッチ・ウイスキー 45ml
アマレット 15ml
作り方
氷の入ったグラスに材料を注いで軽く混ぜれば完成。
材料
スコッチ・ウイスキー 45ml
アマレット 15ml
作り方
氷の入ったグラスに材料を注いで軽く混ぜれば完成。
4. 杏のリキュールのおすすめは?

最後に、杏リキュールのおすすめを3つ紹介する。
キリン「にごり杏露酒」
こちらは杏露酒の中でも果肉をピューレ状にして混ぜ込むことで、とろりとした舌触りを実現した商品だ。果肉のざらざら感などが果実をそのまま飲んでいるような心地で、非常にぜいたくな味わいである。また蜂蜜を通常商品の倍以上使うことでとろとろの甘さを作り出している。杏リキュールの中でも、そのまま飲みたいお酒である。
おすすめ商品
- 商品名:にごり杏露酒 [ リキュール 1800ml ]
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ボルス「アプリコットブランデー」
ボルスのこちらの商品は、カクテルに最適の1本だ。歴史も古く、19世紀には「クレーム・ド・ノワヨー」という名前で存在していたようである。この杏リキュールは柑橘系との相性が非常によく、オレンジジュースで割るなどの楽しみ方がある。杏の果肉そのものの味わいが楽しめる杏リキュールだ。
おすすめ商品
- 商品名: ボルス アプリコットブランデー [ リキュール 700ml ]
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ディサローノ「ディサローノ アマレット」
アマレットといえばこちらのお酒。16世紀のアマレットの起源をそのまま引き継ぐこちらのお酒は、アマレットの代表格だ。杏の種子のしっかりとした風味が楽しめるので、カクテル材料に、あるいはロックで飲むのに最適である。
おすすめ商品
- 商品名: ディサローノ アマレット [ リキュール 700ml ]
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結論
杏のリキュールは大きく分けて果実を漬け込んだものと種子を漬け込んだものの2種類がある。どちらも特徴があり、向いている飲み方も違う。とくにカクテルはそれぞれのお酒にあるので、飲み比べてみるのも面白いだろう。杏の美味しさを余すことなく伝える杏リキュールは、杏好きだけでなくお酒好きにもおすすめのお酒なのである。