目次
1. カカオのリキュールとは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

カカオリキュールと聞くと、とろりとしたチョコレートのお酒を思い浮かべる人がいるのではないだろうか。しかし実際のカカオリキュールは違っていて、さらりとして透明であることが多いのだ。カカオリキュールとはどのようなものか、チョコレートリキュールとの違いについても紹介しよう。
カカオリキュールとは?
カカオリキュールはカカオ豆を焙煎した後、砕いてお酒に漬け、さらに蒸留することで香りを引き立たせたお酒だ。そのため、ココアのようなピュアなカカオ香が楽しめるのが特徴である。この蒸留したままのお酒はホワイトカカオリキュールになり、着色しないため柔らかな味わいになる。一方カラメルなどで茶色にしたものは、バニラなどを加えたブラウンカカオリキュールになるのだ。
カカオリキュールの発祥
カカオリキュールがいつ頃から作られ始めたのかは定かでない。ただし、カカオリキュール自体はどうやらヨーロッパで作られ始めたようである。カカオとヨーロッパの出会いは16世紀、スペインの探検家コルテスによってヨーロッパに持ち帰られたことが始まりといわれる。その後カカオの香りを生かしたお酒が開発されていったのである。
カカオリキュールとチョコレートリキュールの違い
チョコレートリキュールとカカオリキュールは、透明度が違う。カカオリキュールは透明だが、チョコレートリキュールは不透明だ。実はチョコレートリキュールはカカオリキュールの一種で、カカオリキュールにクリームを加えたお酒なのである。チョコレートリキュールは最近になって作られ始めたため、カカオリキュールの新興勢力だといわれている。
2. カカオのリキュールは他のものでも代用できる?

カカオリキュールが手に入らない場合や、ノンアルコールのカカオカクテルを作りたい場合はどのようなもので代用が可能だろうか。本項ではカカオリキュールの代用方法について紹介しよう。
カカオリキュールをチョコレートリキュールで代用
カカオリキュールに生クリームを加えて作るカクテルの場合は、チョコレートリキュールで代用することが可能である。たとえば、ミントリキュールやホワイトカカオリキュール、生クリームで作るカクテルに「グラスホッパー」というものがある。本来はカカオリキュールと生クリームを混ぜ合わせるのだが、ホワイトチョコレートリキュールでもグラスホッパーを作ることが可能だ。このように、生クリームとカカオリキュールが入っているカクテルの場合はチョコレートリキュールで代用が可能なのである。
カカオリキュールをカカオシロップで代用
ノンアルコールのカカオカクテルが飲みたい場合、あるいはカカオリキュールが手に入らなかった場合はノンアルコールのカカオシロップで代用しよう。お酒が飲みたい場合には少し物足りないかもしれないが、ノンアルコールカクテルとして利用する際は全く問題ない。たとえばモナン「ホワイトカカオシロップ」であれば透明なのにカカオのフレーバーが楽しめるシロップになっている。そのためカラフルなカクテルの色合いを邪魔せず、カカオのフレーバーだけが付与できるのだ。
3. カカオのリキュールがベースのおすすめカクテルは?

では、カカオリキュールを使ったカクテルを3つ紹介しよう。
カカオアンドオレンジ
まず紹介するのは、カカオとオレンジジュースで作る甘いカクテルだ。冷たいオレンジジュースとカカオの香りがぴったりのカクテルである。
材料
カカオリキュール 25ml
ウォッカ 25ml
オレンジジュース 適量
氷 適量
作り方
カカオリキュールとウォッカを氷の入ったグラスに注ぎ入れ、その上からオレンジジュースを注ぎ軽く混ぜる。好みでオレンジを飾ってもよい。
材料
カカオリキュール 25ml
ウォッカ 25ml
オレンジジュース 適量
氷 適量
作り方
カカオリキュールとウォッカを氷の入ったグラスに注ぎ入れ、その上からオレンジジュースを注ぎ軽く混ぜる。好みでオレンジを飾ってもよい。
アレキサンダー
次に紹介するのは、ブランデーとカカオリキュール、生クリームを使ったチョコレートケーキのような味わいのカクテルだ。シェイカーが必要で、なおかつ生クリームを使うため混ざりにくいと感じる場合はチョコレートリキュールを使ってもいいかもしれない。
材料
カカオリキュール 15ml
生クリーム 15ml
ブランデー 30ml
ナツメグ 適量
作り方
ナツメグ以外の材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜる。カクテルグラスに入れた後、すりおろしたナツメグをかければ完成。
材料
カカオリキュール 15ml
生クリーム 15ml
ブランデー 30ml
ナツメグ 適量
作り方
ナツメグ以外の材料をすべてシェイカーに入れてよくふり混ぜる。カクテルグラスに入れた後、すりおろしたナツメグをかければ完成。
マザーズ・タッチ
最後に紹介するのは、カカオリキュールにストロベリーリキュールやビスケットなどを加えた、飲むショートケーキのような味わいのカクテルだ。ホットカクテルなので、温かいデザート代わりに飲んでもいいだろう。
材料
ストロベリー・クリーム・リキュール 30ml
カカオリキュール 20ml
コーヒーリキュール 10ml
お湯 適量
生クリーム 適量
砕いたチョコレート 適量
砕いたビスケット 適量
作り方
まずストロベリー・クリーム・リキュールとカカオリキュール、コーヒーリキュールをホットグラスに入れ、お湯を入れながらかき混ぜる。生クリームをそっとのせてフロートさせ、チョコレートとビスケットをさらに上にのせて完成。
材料
ストロベリー・クリーム・リキュール 30ml
カカオリキュール 20ml
コーヒーリキュール 10ml
お湯 適量
生クリーム 適量
砕いたチョコレート 適量
砕いたビスケット 適量
作り方
まずストロベリー・クリーム・リキュールとカカオリキュール、コーヒーリキュールをホットグラスに入れ、お湯を入れながらかき混ぜる。生クリームをそっとのせてフロートさせ、チョコレートとビスケットをさらに上にのせて完成。
4. カカオのリキュールのおすすめは?

最後に、カカオリキュールのおすすめ銘柄を3本紹介しよう。
アサヒ「ボルス クレーム・ド・カカオ ホワイト」
ホワイトチョコレートのような味わいと透明な色合いが特徴的な1本である。風味はホワイトチョコレートに加えバニラやアプリコットの甘さやフルーティさも楽しめる。カクテルに使うだけでなく、アイスクリームにかけても美味しい。
おすすめ商品
- 商品名:ボルス クレーム・ド・カカオホワイト [ リキュール 700ml ]
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日本酒類販売「マリーブリザール カカオ・ブラウン」
こちらのカカオリキュールはブラウンの色合いに、バニラと漬け込んで蒸留したカカオのフレーバーが美味しいお酒である。西アフリカ産のカカオ限定で作られたこだわりも、おすすめの理由である。
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ドーバー「クレームドカカオ ブラウン」
高級カカオだけを選別して焙煎し、漬け込んだのがこちらのカカオリキュールだ。100mlと少量のものがあるので、お菓子作りなどで香りをつける際にもおすすめである。
おすすめ商品
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結論
カカオリキュールといえども透明と茶色のものがある。また、厳密にいえばチョコレートリキュールとの違いもあるので、カカオリキュールで作る透明なカクテルの場合などには注意したい。もちろん代用ができる素材もあるので、手に入らない場合はうまく使って作るのもいいだろう。カカオの香りがする透明な液体のお酒で、大人の楽しみを味わってみよう。