1. 焼酎が安い理由とは?

焼酎の値段にはピンからキリまであるが、全体的に安いものが多い。まずはどれくらい安いものがあるのか、また焼酎が安い理由についてみていこう。
安い焼酎はどれくらい安いのか
酒屋などでペットボトルに入った大容量の焼酎を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。このような大五郎、宝焼酎などのブランドは4リットルで2000円台という価格で販売されている。こういったタイプの焼酎は甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)と呼ばれ、クセがなくスッキリしているのでチューハイやカクテルなどに使われることが多い。
焼酎が安い理由
前述した甲類焼酎は原材料が安く大量生産でき、製造にかかる人件費も少ない。そのためほかの酒類と比べても圧倒的な安さを実現できるのだ。一方で芋焼酎や麦焼酎など乙類焼酎(単式蒸留焼酎)と呼ばれるタイプは、原料費が高く人の手が必要なプロセスも多いため、甲類に比べると価格が高い。
2. コンビニで買える安い焼酎

次にコンビニで簡単に手に入る、安い焼酎をみてみよう。
宮崎本店「キンミヤ焼酎」
スッキリとクセのない味わいでさまざまな飲み物で割って楽しめる甲類焼酎だ。とくに東京周辺ではビール風味のソフトドリンク、ホッピーで割る飲み方が人気がある。価格は安いものの甲類焼酎の中では高品質といわれており、サワーやハイボールにおすすめの焼酎だ。
霧島酒造「黒霧島」
焼酎好きなら知らぬ人はいないであろう全国ブランドの芋焼酎だ。安い焼酎の仲間に入るが、芋の甘みとクリアな後味でどんな食事にも合わせやすい。
3. 通販で買える安いけどおいしい焼酎

重い荷物になりがちな焼酎は通販で買うという人も多い。通販で買える安い価格のおいしい焼酎をみていこう。
三和酒類「いいちこ」
下町のナポレオンの名前でよく知られている安くて美味しい麦焼酎の定番銘柄だ。アルコール度数は20度と25度のものがあり、商品のサイズも200mlの飲み切りサイズから一升瓶まで選択肢が広いのも嬉しい。
奄美大島開運酒造「れんと」
奄美大島で造られる美しいブルーのボトルが目を惹く黒糖焼酎だ。安い価格の焼酎だが、タンクの中でクラシック音楽を聞かせじっくり熟成してから出荷されている。焼酎独特の香りが控えめで、クセのない飲みやすい味わいだ。
4. 安いのもいいけど高級な焼酎も飲みたい

普段飲みには安い焼酎でも、特別なときにはいい銘柄を飲みたいものだ。最後に、一度は飲んでみたい人気の高級焼酎を紹介する。
黒木本店「陶眠中々」
麦焼酎の「中々」を陶器の中で2年間熟成して出荷される。香ばしい麦の香りと、安い焼酎にはない深いコクのある味わいだ。陶器のボトルにはいっており化粧箱もついてくるので、ギフトにもおすすめの1本。
佐藤酒造「佐藤 黒」
焼酎ブームとともにプレミアがつき、一時入手困難だった芋焼酎だ。安い焼酎に比べ、芋の甘みをしっかりと感じる力強い味わいでありながら、なめらかな飲み口でクセがなく飲みやすい。
結論
安い焼酎の中にも数百の種類があり、原材料の違いや造り手の個性でその味わいは実に幅広い。焼酎には飲み方もいろいろあるので、いくつかの銘柄を気分や料理に合わせて楽しむのもよいだろう。焼酎には名の知られていない美酒も多いので、自分の好みに合う1本をぜひ探し出してほしい。