1. ブランデーコーヒーとは?
はじめに、ブランデーコーヒーとは一体どのような飲み方なのか、基本から解説する。意外な組み合わせながら、高い人気を誇るブランデーコーヒーの魅力を知っていこう。
ブランデーコーヒーとは
ブランデーコーヒーとはその名前の通り、コーヒーにブランデーを入れた飲み方のことを指す。コーヒーとお酒はミスマッチなのではというイメージを持つ人もいるだろうが、日本でもコーヒー焼酎という飲み方があるように、実はコーヒーはさまざまなお酒と相性がよい飲み物なのである。作り方は簡単で、ホットコーヒーでもアイスコーヒーでも、お気に入りのスタイルのコーヒーにブランデーを少量入れるだけでOK。ブランデーの深みのある風味が加わり、大人のフレーバーコーヒーとして楽しめる。好みで砂糖やホイップクリームを添えても美味しい。シンプルな飲み方なので、いろいろなアレンジを試してみてはいかがだろうか。
カクテルも楽しめる
ブランデーコーヒーには、カクテルとして名前を持つ飲み方もある。まず定番は、ブランデーを染み込ませた角砂糖を火で熱し、溶けたらコーヒーに投入して、かき混ぜて飲むという「カフェ・ロワイヤル」だ。かのフランス皇帝ナポレオンも愛したというカクテルで、火を使うカクテルのため、オシャレで幻想的な雰囲気も楽しめる。次にコーヒーにブランデーだけでなく、カカオリキュールも加えた「カフェ・アレキサンダー」は、その飲みやすさから女性からも高い支持を受けている。ほかにはエスプレッソコーヒーにブランデーを入れ、バニラアイスを添えた「ナダール」など、ブランデーコーヒーにはさまざまな呼称のカクテルがあることも覚えておこう。
2. ブランデーコーヒーに合うコーヒー
ブランデーコーヒーに合うコーヒーは、基本的には自分好みのコーヒーを選べば問題ない。しかしせっかくブランデーコーヒーを飲むのであれば、ブランデーとぴったり合う味わいのコーヒーの種類は知っておこう。
ブランデーコーヒーに合うコーヒーとは
ブランデーは香りの強いお酒のため、合わせるコーヒーはコクのある深煎りタイプと相性がよい。コーヒーのコクをブランデーがより引き立てるので、ぜひ試してみてほしい。しっかりとした飲みごたえを好む人であれば、とくに酸味や苦みの強いコーヒーを選ぶことをおすすめしたいが、ブランデーを風味をメインに楽しみたい場合は、酸味や苦みを抑えたやさしい味わいのコーヒーを選ぶようにしよう。コーヒーの味わいは産地によって異なり、それぞれ違った個性を持つことが特徴だ。ブランデーコーヒーを実践することを機に、いろいろなコーヒーを手にとってみるのもよいだろう。
3. ブランデーコーヒーに合うブランデー
ブランデーコーヒーに合うコーヒーについて解説したが、コーヒー以上に選ぶのが難しいのがブランデーではないだろうか。ブランデーにはさまざまな種類があり、とくに高級品にもなれば、手頃に買えるものとはいえないほど高価な種類もある。本項では、日頃ブランデーを飲まない人でも手にとりやすい種類から、ブランデーコーヒーに合うブランデーのおすすめを紹介していこう。
サントリー「サントリー V.O」
「サントリー V.O」は、サントリーが販売する国産ブランデーである。流通量が非常に多く、スーパーマーケットはもちろん、コンビニでもよく目にする銘柄だろう。1,000円前後で手に入るので、ブランデーが初めてという人でも気軽に試しやすいことがポイント。ほどよくフルーティな風味で、クセがなく飽きのこない味わいが特徴だ。リラックスタイムには、頻繁にブランデーコーヒーを取り入れたいという人にぴったりである。
モエ・ヘネシー・ディアジオ「ヘネシー V.S」
「ヘネシー V.S」は、フランスの老舗コニャックメーカーである、ヘネシーが製造するブランデーである。日本ではモエ・ヘネシー・ディアジオが正規販売を行っている。多くの高級ブランデーが名を連ねるヘネシーの中でもランクが低く、比較的安く買えるので、コニャック・ブランデーが初めてという人にもおすすめしたい。ランクが低くてもその味わいは本格派で、厳選された原酒が織りなす複雑で芳醇なアロマは、ヘネシーならではのものである。高級感のあるブランデーコーヒーを味わいたい人は、ぜひ手にとってみてほしい。
結論
ブランデーとコーヒーは実はとても相性がよく、古くから親しまれている組み合わせであることを知ってもらえただろう。シンプルな飲み方をはじめ、カクテルにもさまざまな種類があるなど、いろいろとアレンジを楽しめることも特徴だ。もし本記事で興味を持ったら、ぜひ自宅で好みのスタイルで、ブランデーコーヒーを味わってみてもらいたい。