1. テキーラの原料アガベとは?

テキーラの原料であるアガベは、サボテンに似ているとも言われる多肉植物だ。実際アガベはアロエに近い植物で、葉を切り落とした丸い茎の部分がテキーラ造りに使われる。アガベは栽培に最低5~6年かかり、栽培年数が長いほど良いテキーラになると言われている。原料のアガベについて知ったうえで、まずはおすすめのテキーラについてみてみよう。
ホセ・クエルボ社「エスペシャル ゴールド」
数あるテキーラのなかでも高い知名度と人気を持つクエルボのテキーラだ。2か月以上の熟成を経たレポサドタイプで、まろやかなコクがありストレートで飲んでも美味しい。手ごろな値段で手に入れやすいテキーラだ。
サウザ社「サウザ ゴールド」
自家農園で栽培したアガベを中心に使い、採れたての新鮮な状態で加工されている。アガベの風味とオーク樽熟成によるバニラを思わせる香り、ほのかなスパイシーさも楽しめるテキーラだ。
2. アガベ100%のプレミアムテキーラが人気

テキーラには原材料にアガベを100%使用したものと、トウモロコシなどを混ぜて造られるものの2種類がある。アガベ100%のテキーラは市場価格が高く、近年プレミアムテキーラとして注目度が高い。次はアガベ100%で造られるおすすめのプレミアムテキーラを見ていこう。
パトロン「アネホ」
12~14か月以上オーク樽で熟成されたテキーラのみをブレンドした、まろやかで深みのあるテキーラだ。ハチミツのような濃厚な香りと樽由来のバニラを思わせる香りが楽しめる。
ドン・フリオ「1942」
プレミアムテキーラの代表的なブランド、ドン・フリオの60周年を記念して造られたテキーラだ。すべての工程が丁寧な手作業で行われ、できあがったテキーラはバーボン樽で2年以上熟成されている。キャラメルを思わせる甘い香りとアガベの風味が感じられ、じっくりストレートで堪能したい味わいだ。
3. テキーラの美味しい飲み方

テキーラをより美味しく飲みたい人は、専用のグラスを用意するのがおすすめだ。特にアガベの風味を感じられるテキーラであれば、ウイスキーを飲むときのようなグラスもおすすめしたい。次は、テキーラを美味しく飲むためのグラスをいくつか紹介する。
東洋佐々木ガラス「ショットグラス 60ml」
高品質なファインクリアというガラスが使われている、業務用としても人気の高いショットグラスだ。飲み物を入れたときに美しい透明度の高いグラスで、食洗器にも対応した頑丈さも嬉しい。
リーデル「オヴァチュア テキーラ」
オーストリアの老舗ワイングラスメーカーが造る、テキーラ専用のグラスだ。アガベ100%のテキーラの持つ芳醇な香りを楽しめるようにデザインされている。テキーラ規制委員会の公認グラスにもなっており、アガベの風味をじっくり楽しみたい人におすすめしたい。
4. テキーラの原料アガベの育て方

テキーラの原料であるアガベは観葉植物として栽培できるのをご存知だろうか。テキーラの産地、メキシコを中心に世界には300を超える種類のアガベがあり、日本で育てられるものもある。鉢植えで買ってきたアガベを育てるときの注意点をいくつかみておこう。
テキーラの原料アガベの栽培場所
暑く乾燥した環境を好むアガベは、日当たりのよい場所で育てるのがおすすめだ。真冬の5度を下回る温度下では弱ってしまうので、冬場気温が下がる地域であれば室内で育てよう。また湿気にも弱いため、雨の時期はできるだけ雨が当たらない場所へ置くようにしたい。
テキーラの原料アガベの水やり
アガベは乾燥に強く葉に水を溜めることもできるので、頻繁な水やりの必要はない。土が乾いてきたと感じたらたっぷり水やりをしよう。冬場はアガベの根が休眠状態になるため、月1回程度の水やりで大丈夫だ。
結論
アガベで造られるテキーラはショットで楽しめるカジュアルなものから、アガベを100%使用した高級品まで種類が豊富にある。カクテルにしたり寝酒にじっくり味わうなど楽しみ方もさまざまだ。ぜひ自分の飲み方に合うテキーラをみつけて、晩酌タイムやパーティーに登場させてほしい。