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ウイスキーの種類を紹介!産地や原料の違いから樽の違いまで解説!

ウイスキーの種類を紹介!産地や原料の違いから樽の違いまで解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年11月 8日

ウイスキーはスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズなどさまざまな種類がつくられている。産地だけでなく原料によってもモルト、グレーン、コーンなどに分けられる。本記事ではさまざまな視点からウイスキーの種類について解説していく。

  

1. 世界5大ウイスキーとは?

世界5大ウイスキーとはウイスキーの産地として有名な5種類のウイスキーを表す言葉だ。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本がその5大ウイスキーに該当する国で、それぞれの国で異なった味わいや香りが楽しめる。

スコッチウイスキー

スコッチウイスキーはスコットランドでつくられるウイスキーの種類。オーク樽で3年以上の熟成をするという決まりがある。スモーキーな香りが特徴。

アイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーはアイルランドでつくられるウイスキーの種類。マイルドな味わいが特徴。

アメリカンウイスキー

アメリカンウイスキーはアメリカでつくられるウイスキーの種類。バーボンウイスキーはその代表的なもので、とうもろこしを51%以上使用するという決まりがある。

カナディアンウイスキー

カナディアンウイスキーはカナダでつくられるウイスキーの種類。ライ麦とトウモロコシでつくられた原酒を混ぜたブレンデッドウイスキーが多い。

ジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーは日本でつくられるウイスキーの種類。繊細な香りと柔らかい味わいが特徴。

2. ウイスキーの原料の種類と違い

ウイスキーには世界5大ウイスキーという大きな分類以外にも、さまざまな種類のものがある。ここでは原料や製法の違いによる代表的なウイスキーの種類をもう少し細かくみていこう。

モルトウイスキー

モルトウイスキーは原料に大麦麦芽を使用したウイスキーだ。スコッチウイスキーではモルトウイスキーと名乗るためには、大麦麦芽を100%使用していることが条件となる。アメリカンウイスキーでは51%以上大麦麦芽を使用すればモルトウイスキーとなるなど、同じ種類のウイスキーでも国によってやや異なっている点に注意しよう。

グレーンウイスキー

グレーンウイスキーは麦芽ととうもろこし、小麦などを使用したウイスキーの種類。そのまま飲まれるものもあるが、モルトウイスキーにブレンドすることが多い。

バーボンウイスキー

バーボンウイスキーはアメリカ国内でつくられ、とうもろこしを51%以上使用したウイスキーの種類。主にケンタッキー州で生産されている。

コーンウイスキー

コーンウイスキーはとうもろこしを80%以上使用したウイスキーの種類。熟成期間が短いものが多くコーン由来の甘さが楽しめる。

ライウイスキー

ライウイスキーはライ麦を原料としたウイスキー。ライ麦を51%原料に使用することが条件で、内側を焦がしたオーク樽で熟成される。モルトウイスキーとは異なった風味が楽しめる。

ホイートウイスキー

ホイートウイスキーは小麦を51%以上使用したもの。小麦の風味が強く感じられる。

テネシーウイスキー

テネシーウイスキーはアメリカテネシー州でつくられるウイスキーの種類。原料に51%以上のとうもろこしを使用している。バーボンウイスキーと異なるのはその産地と製法。炭で濾過する工程がテネシーウイスキーの個性的な味わいをつくり出す。

ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーは先述のモルトウイスキーにグレーンウイスキーを混ぜたもの。モルトの個性ある味わいとブレンデッドウイスキーの飲みやすさが調和したウイスキー。

3. ウイスキーの樽の種類と違い

ウイスキーの熟成に使われる樽にもさまざまな種類がある。大きさで分けると代表的なものは4種類。200リットル程度のサイズ(バレル)、250リットル程度のサイズ(ホグスヘッド)。500リットル程度のサイズ(バット)、同じく500リットル程度のサイズで形が異なるもの(パンチョン)の4つだ。使用回数によっても新樽、ファーストフィル、セカンドフィル、サードフィルと種類が別れている。以下木材や過去に熟成したお酒の種類でわけられる樽の名称についても詳しくみていこう。

アメリカンオーク樽

アメリカンオーク樽はアメリカンホワイトオーク樽と呼ばれることもある樽の代表的な樽の種類。バニラのような甘い香りをつけることができる。

ヨーロピアンオーク樽

ヨーロピアンオーク樽はヨーロッパ産のオーク樽。ドライフルーツのような香りが特徴。

ミズナラ樽

ミズナラ樽は日本でつくられるウイスキー樽。ジャパニーズオークとも呼ばれる種類で、お香のような香りが特徴。

バーボン樽

バーボン樽はウイスキー樽の代表的な種類。バーボンの熟成に使用したもので、次に使用するウイスキーに深い熟成香りを与えてくれる。

シェリー樽

シェリー樽はスペインでつくられるシェリー酒を熟成する際に使用した樽。ウイスキーに個性のある香りを与えてくれる。

その他の酒種の樽

ブランデー樽やラム樽、ビール樽などもウイスキーの熟成に使用されることがある。

4. ウイスキーの飲み方の種類と違い

ウイスキーの飲み方もさまざまな種類がある。飲み方の種類について解説する前にウイスキーの量で使用するシングルやダブルという言葉をおさらいしておこう。基本的に日本ではシングルは30ml、ダブルは60mlの量となる。国によってはシングルでも45mlや60mlの容量となっていたりと異なるので注意しよう。またジガーという単位も用いられる。一般的に1ジガーで45mlとなっているがこれも国によって異なっているので注意が必要だ。

ストレート

ストレートはその名の通り、何も加えずにそのまま飲む。ウイスキーの個性がそのまま感じられる飲み方なので、いくつかの種類を飲み比べするときにもおすすめ。

ロック

背の低いロックグラスに氷を入れて、ウイスキーを注いで飲む方法。ストレートよりもややアルコール度数が抑えられ、氷が溶けると味が変化していく。

ハーフロック

ロックに水を加える飲み方。ウイスキーと同程度の水を加えるのが一般的だ。お酒の風味が強いものが苦手という人は試してみよう。

トワイスアップ

トワイスアップはウイスキーのブレンドを決めるプロが用いる飲み方。ウイスキーに常温の水を同量加えることで、味がまろやかになる。

ミスト

ミストはウイスキーの飲み方の中でも夏におすすめ。クラッシュアイスをグラスに入れ、ウイスキーを注ぐ。しっかり冷えるので冷たくして飲みたい人は試してみよう。

ウイスキーフロート

グラスに氷を入れ、水を注いだ後にマドラーを使ってゆっくりウイスキーを注ぐ。水とウイスキーが2層になり、見た目も楽しめる飲み方だ。

結論

ウイスキーは産地や原料によってさまざまな種類に分類される。世界5大ウイスキーは産地による分類でそれぞれ原料や熟成方法にも規定がなされ、その品質が守られている。熟成に使用する樽や飲み方もバリエーションが豊富なので、好みのウイスキーを好きな飲み方で楽しめるよういくつかの銘柄を飲み比べしてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年11月 8日

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