目次
1. 『チェイサー』とは一体なに?お水だけじゃない?

チェイサーとは追いかけるという意味の英語で、強いお酒を飲む合間に飲む飲み物を指す。メインで飲んでいるお酒より低アルコールの飲み物であれば、お水でなくてもチェイサーなのだ。
日本でのチェイサーはお水が一般的
日本ではチェイサーとはお水、という認識が一般的だ。普段お店で飲んでいるときに、チェイサーを頼んでお水以外のものが出てくるケースはあまりないだろう。お店によってはソーダ水やお茶を出すところもある。
世界のチェイサー事情
一方海外では、チェイサーとは必ずしもお水というわけではない。パブでウイスキーを飲みながらチェイサーとしてビールを飲むという人も多くいる。メキシコではテキーラを飲みながらチェイサーとして、「サングリータ」というトマトジュースを使った飲み物を飲むのが本場のスタイルだ。海外でのチェイサーとはほかのお酒やジュースであることも覚えておいて、お水を頼みたいときはしっかりお水が欲しいということを伝えるようにしよう。
2. チェイサーの重要な役割とは

チェイサーとは単に酔いを和らげるものと思われがちだが、実はほかにも飲むメリットがある。チェイサーの持つ重要な役割についてみていこう。
味覚のリセット
ウイスキーなどアルコール度の高いお酒を飲んでいると、舌が痺れてきたり風味が感じ取りにくくなってくる。そこでチェイサーを挟むことで、味覚がリセットされてしっかりお酒を楽しむことができるのだ。冷たすぎる飲み物は感覚を鈍くさせてしまうので、常温のものが望ましい。
風味を広げてくれる
あまり知られていないが、チェイサーとはお酒の風味を楽しむ目的でも飲まれている。強いお酒を飲んだ後に飲むお水はお酒の香りや風味を広げてくれるため、お酒をしっかり堪能できるのだ。また、メインで飲むお酒との相性を楽しむ目的でチェイサーが飲まれることもある。ウイスキーであればビールや麦茶、牛乳などがよく飲まれる組み合わせだ。
脱水症状の防止
アルコール分解には水分が必要であり、アルコールには利尿作用もあるため水分補給は欠かせない。アルコールと一緒にチェイサーを飲むことは、脱水症状を防ぐことにもなるのだ。
悪酔いの防止
お酒だけを延々と飲んでいると、悪酔いしたり二日酔いになりかねない。チェイサーを飲むことは体内のアルコール濃度を下げる役割をしてくれて、そういった辛い状況を防いでくれる。
3. チェイサーを飲むタイミングとは

お酒と一緒にチェイサーを飲むことは、酔いを和らげる以上の役割やメリットがある。次はチェイサーをどんな場面やタイミングで飲めば良いのかについてみていこう。
強いお酒を飲むとき
まずはウイスキーや焼酎などアルコール度数の高いお酒をロックやストレートなどで飲むときだ。お酒とチェイサーを交互に飲むことは、お酒の風味も楽しめて体への負担も減らすことに繋がる。
クセのあるお酒を飲んだ後
テキーラなどクセのあるお酒を飲むと、口の中をリフレッシュしたくなってくる。こんなときもチェイサーを飲んでスッキリしよう。
味覚が鈍くなったとき
強いお酒を飲み続けていると、アルコールの影響もあり風味が感じ取りづらくなってくる。チェイサーを飲むことは味覚を元に戻す手助けもしてくれるため、積極的に飲むようにしよう。
結論
チェイサーとはただのお水ではなく、お酒を楽しむ上で重要な役割をしてくれる飲み物である。体のことを考えてしっかりお水を飲むのはもちろん、色々なチェイサーとお酒の相性を探ってみるのも面白いだろう。チェイサーを上手く活用し、気持ちよくお酒と付き合っていってほしい。