目次
1. 「スプマンテ」の意味とは?

ワイン好きなら「スプマンテ」という言葉を一度は耳にしたことがあるだろう。スプマンテはイタリアのスパークリングワインを表す。ここではスプマンテの味わいや製法など詳しい特徴をみていこう。
スプマンテの味わい
スプマンテの味わいは発泡していないワインよりもフルーティーで飲みやすい。炭酸のさわやかな飲み口で食事との相性もよい。
スプマンテの製法
スプマンテの製法はワインのなかにさらに発酵を促す糖を加えるシャルマ方式と呼ばれるもの。これによって二次発酵が起こり、炭酸がうまれる。
スプマンテとフリッツァンテの違い
ワインをよく飲む人はフリッツァンテという言葉も耳にしたことがあるのではないだろうか。フリッツァンテもスプマンテと同じ発泡性のワイン。このふたつの違いはガスの気圧だ。スプマンテは3気圧以上、フリッツァンテは1から2.5気圧と微発泡のワインだ。
スプマンテとプロセッコの違い
スプマンテと合わせて覚えたいのがプロセッコ。プロセッコはイタリアを代表するスプマンテで、ヴェネト州で生産されるもの。イタリアワインの格付けであるD.O.Cに基づいた厳しい基準で生産されている。
2. スプマンテの代表的な種類

次にスプマンテのなかでも代表的な種類のものを紹介する。同じスプマンテでも異なる味わいが楽しめる。
アスティ
アスティはイタリアピエモンテ州で生産されているスパークリングワイン。ブドウ品種にモスカートビアンコを採用した甘口の白ワインだ。アルコール度数が低くお酒が苦手な人でも飲みやすいスプマンテ。
ランブルスコ
ランブルスコはイタリアエミリア・ロマーニャ州で生産されているスパークリングワイン。微発泡のやさしい飲み口でランブルスコ種を使用したタンニンも感じられる赤ワインのスプマンテ。
フランチャコルタ
フランチャコルタはイタリアロンバルディア州で生産されるスプマンテ。1年半以上熟成させた高級なワイン。シャルドネやピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコ種を使用した贅沢な味わい。
3. おすすめのスプマンテ5選

最後にネットショップでも購入できるおすすめのスプマンテを紹介する。
ガンチア「ガンチア・アスティ・スプマンテ」
ピエモンテ州で生産される甘口のスプマンテ。ガンチアは1850年設立のイタリアではじめてスプマンテをつくったメーカー。
マルティーニ「アスティ・スプマンテ」
モスカートビアンコ種を100%使用したアスティ・スプマンテ。フルーティーで甘口の味わいはスイーツと合わせても美味しく楽しめる。
カンティ「モスカート スプマンテ」
はちみつやマスカットのような風味が感じられるスプマンテ。きめ細かい泡立ちと甘口の味わいでワイン初心者でも飲みやすい。
コンタディ・カスタルディ「フランチャコルタ・ブリュット」
イタリアロンバルディアでつくられるスプマンテ。ブドウはシャルドネ70%、ピノ・ネロ20%、ピノ・ビアンコ10%の割合で使用。
パスクァ「ランブルスコ デッレミリア」
ランブルスコ種を100%使用したスプマンテ。食前酒だけでなく食中にも合わせやすい柔らかい味わい。
結論
スプマンテはイタリアのスパークリングワインを表す言葉。発泡していることでさわやかで飲みやすい口あたりになる。乾杯酒として楽しむだけでなく食事と合わせても美味しいので、普段の食卓用にも購入してみてはいかがだろうか。