1. 初心者におすすめの泡盛

泡盛は度数が高くてクセが強いというイメージがあるかもしれないが、実は飲みやすい銘柄もたくさんある。まずは初心者でも楽しめるおすすめの泡盛をみていこう。
比嘉酒造「残波ホワイト 25度」
ザンシロの略称で親しまれているこの泡盛は、フルーティーでクセがないことから産地沖縄でも人気の銘柄だ。クリアな味わいでスッキリと飲みやすく、女性や泡盛初心者にもおすすめしたい。
宮里酒造「春雨 カリー30度」
カリーとは沖縄の方言でおめでたいことを意味する言葉で、沖縄ではお祝いの席でも使われる銘柄だ。熟成由来のバニラのようなやさしい香りと、なめらかな口当たりが楽しめる泡盛。生産量も少ない商品なので、お祝い事があったときのギフトにもおすすめだ。
瑞泉酒造「青龍 30度」
熟成した古酒をベースに、さらに3年熟成古酒を注ぎ足して造られている泡盛だ。スッキリした味わいながら熟成酒ならではの甘さやまろやかさが感じられる。お湯割り、水割りなどどんな飲み方でも美味しくいただけて、料理にも合わせやすい。
2. 通には熟成された泡盛の古酒がおすすめ

泡盛には古酒(クースー)と呼ばれる熟成タイプがあり、3年以上熟成されたものが50%以上ブレンドされているものを指す。泡盛を飲み慣れた人や通な飲み手には、ぜひ深みやコクのある古酒を試してほしい。本項では、泡盛の古酒のおすすめをみていこう。
ヘリオス酒造「くら」
泡盛は瓶の中で熟成されるのが一般的だが、この銘柄は樫樽で3年熟成してから出荷されている。樽由来の豊かな香りとまろやかな飲み口でファンの多い古酒だ。
菊之露酒造「菊の露 V.I.P.ゴールド」
宮古島で造られる8年熟成の古酒で、この蔵元の人気トップ商品である。芳醇な香りと深みのある味わいで、泡盛の古酒を飲んだことがない人にもおすすめだ。
神村酒造「暖流 古酒」
バーボンウイスキー造りに使われたオークの古樽で熟成される泡盛の古酒だ。バニラを思わす甘い香りと深いコクが感じられる。しっかり冷やした炭酸で割ってハイボールで飲むのがおすすめだ。
3. お土産におすすめの泡盛銘柄

泡盛は沖縄旅行のお土産としてもたいへん人気だ。ぜひお土産に買って帰りたい、おすすめ泡盛の銘柄を紹介する。
八重泉酒造「八重泉」
直火釜蒸留製法という伝統的な手法で造られる石垣島の泡盛で、まろやかな味わいと柔らかい香りが楽しめる。クセがなく飲みやすい味わいでカクテルなどにもできるので、渡す相手の好みが分からないときのお土産にもおすすめだ。
株式会社宮の華「宮の華 華翁」
宮古列島のひとつである伊良部島にある酒蔵で、女性杜氏のもと造られている銘柄だ。繊細な甘みを感じる味わいと上品な香りで、泡盛の鑑評会で何度も優等賞を受けている。お土産だけでなく、特別なときのプレゼントにもおすすめしたい1本だ。
4. 泡盛のおすすめの飲み方

泡盛にはたくさんの飲み方があり、飲み方に合わせて酒器選びもこだわるとより楽しみの幅が広がる。最後に、おすすめの泡盛の飲み方や酒器について紹介する。
泡盛のおすすめの飲み方
ストレートやオンザロック、お湯割りなどが一般的な飲み方として知られている。少しクセがあって飲みにくい場合は水割りにシークワーサーを絞ったり、トニックやコーラで割ると格段に飲みやすくなるのでおすすめだ。また、沖縄で人気の飲み方に牛乳割りやコーヒー割りがあり、どちらも泡盛の味わいをマイルドにしてくれる。
泡盛におすすめの酒器
ロックや水割りなど冷えた泡盛を飲むならば、沖縄の琉球ガラスで作られたグラスで楽しんでみてほしい。お湯割りなど温めて飲む人には、素材の温かみが感じられる陶器製のグラスがおすすめだ。また、沖縄では「カラカラ」と呼ばれる徳利とおちょこがあり、古酒をじっくりストレートで味わいたいときに向いている。
結論
泡盛にはフルーティーな飲みやすいものから、飲みごたえのあるしっかりしたものまでさまざまな種類がある。飲み方によっても味わいは変わってくるので、色々と試して自分に合った泡盛の楽しみ方をみつけてほしい。