目次
- 親指と人差し指の間をライムで濡らす
- そこへ塩をのせて舐める
- テキーラのショットを一気に飲み干す
- すぐにライムをひとかじりして、塩を舐める
- 立て続けに何杯も飲まない
- 水を飲む
- 空腹時に飲まない
1. テキーラとはどのようなお酒なのか?

まずはテキーラというお酒についておさらいしておこう。
世界4大スピリッツ(蒸留酒)のひとつ
テキーラはメキシコが発祥のスピリッツ(蒸留酒)である。ラム、ジン、ウォッカと並び「世界4大スピリッツ」と称される。
テキーラの原料
竜舌蘭(リュウゼツラン)のひとつ、ブルーアガヴェが原料だ。育成に5年以上必要という貴重な原料である。サボテンのお酒と誤解されがちだが、違うので間違えないようにしよう。
テキーラの語源
テキーラは、世界で「産地呼称」が認められている。メキシコ国内のハリスコ州テキーラが語源だ。メキシコ国内でも、認められた州以外で作られたものはテキーラを名乗ることができない。生産地で味わいが異なるので、飲み比べてみるのも面白いだろう。
テキーラのアルコール度数
テキーラのアルコール度数はきちんと法律で決められている。具体的には35〜55%だ。ウォッカやウイスキー、ジンのアルコール度数は一般的に40度のものが多い。したがってテキーラとそこまで大きく差があるわけではない。
なお「多い」と表現した通り、必ずしもその範囲ではない。ウォッカの中には90度を超える銘柄(スピリタス)もある。
テキーラの種類
テキーラは大きく、ブルーアガヴェ100%使用の「プレミアムテキーラ」と、副原料が加えられている「ミクストテキーラ」に分けられる。とりわけプレミアムテキーラは、ブルーアガヴェの風味をダイレクトに楽しめるため、ストレートやロックといった飲み方がおすすめだ。
2. テキーラの飲み方の基本「ショット」の上手な楽しみ方

テキーラの飲み方といえばショットを思い浮かべる方が多いだろう。なぜショットで飲むのか?悪酔いを防ぐ上手な楽しみ方は?など、テキーラのショットの基本について解説していこう。
テキーラはなぜ「ショット」で飲むのか?
テキーラを飲むときの容器が、水牛の角をくり抜いたものであったことに起因する。底が尖っているため自立できないことから、一気に飲み干すしかなかったというのがその理由だ。この名残が今でも続いているのである。
テキーラのショットは何杯くらいで酔うのか?
ショット1杯を30mlとした場合、摂取アルコール量は約9.6gだ。個人差はあるが3杯程度で赤くなるなど、酔いの症状が出てくるだろう。お酒が弱い方はとくに、飲み方に注意したい。
テキーラのショットの上手な飲み方
一般的な流れはこのようになる。もちろん、絶対にこの飲み方でなければダメというわけではない。塩は舐めなくてもよいし、ライムではなくレモンでもよい。自分に合う飲み方で楽しもう。
悪酔いを防ぐテキーラのショットの飲み方
テキーラのショットを立て続けに飲むと、数分後に一気に酔いが回る。ほろ酔いを通り越して酩酊状態になるおそれもあるため、立て続けに飲むことは控えよう。ショット1杯飲んだら水を飲み、しばらくゆっくりして体の状態を確認することだ。
3. テキーラの美味しい飲み方・レシピ8選

テキーラの飲み方はショットだけではない。たとえば以下のように、さまざまな楽しみ方がある。ショットしかないと思っていた方はぜひ、いろいろな飲み方でテキーラを味わってみよう。
オン・ザ・ロック
グラスにロックアイスを入れてテキーラを注ぎ、軽く混ぜてから楽しむ飲み方だ。氷が溶けるにつれて変化する味わいを楽しむなら、時間をかけてちびちび飲んでいこう。
テキーラハイボール
炭酸水で割ればテキーラハイボールになる。テキーラが持つほのかな甘味と炭酸の爽快さが実によく合う一杯だ。
ショットガン
テキーラに、同量の炭酸水かジンジャーエールを混ぜる飲み方である。グラスの底でテーブルを叩くと発泡するので、その泡が消えないうちに一気に飲み干す。
マルガリータ
テキーラをベースとした定番のカクテルだ。ホワイトキュラソーとライムジュースを合わせ、飲み口に塩をつけて飲むスノースタイルがおすすめ。
マタドール
テキーラに、パイナップルジュースとライムジュースを合わせる飲み方だ。トロピカルな風味が特徴で、強いお酒が苦手な方にも飲みやすいだろう。
パローマ
テキーラに、グレープフルーツジュースとトニックウォーターを合わせたカクテルだ。カットライムやレモンを飾って楽しむ、本場メキシコでも人気の飲み方である。
メキシコーク
テキーラとコーラを合わせる飲み方だ。お好みでライムを飾れば、柑橘系の酸味が加わってより一層爽やかな風味に仕上がる。
テキーラサンライズ
テキーラに、オレンジジュースとグレナデンシロップを合わせた飲み方だ。テキーラのほのかな甘さとオレンジジュースの酸味がクセになる味わいである。
4. テキーラを美味しく飲むには銘柄選びも大切

テキーラを楽しむなら、飲み方だけでなく銘柄にもこだわってみよう。ネットショップでも購入できるおすすめ3選を紹介する。
アサヒビール「クエルボ・エスペシャル」
テキーラの代表的なブランド「クエルボ」銘柄だ。アルコール度数は40%で、2カ月以上樽熟成された豊かな香りが特徴である。
アサヒビール「エラドゥーラ プラタ」
150年以上の歴史を持つプレミアムテキーラ。まろやかな口当たりが特徴的だ。ストレートが強すぎる場合はカクテルなどで楽しもう。
サントリー「サウザ ブルー」
ブルーアガヴェ100%使用のプレミアムテキーラ。テキーラ本来の味わいを楽しみたい方は、ぜひストレートで飲んでみてほしい。
結論
テキーラは、ブルーアガヴェを主原料としたメキシコ生まれのスピリッツである。ショット以外にもさまざまな飲み方があるので、ぜひテキーラを手に入れた際はいろいろと試してみてほしい。銘柄でも味わいが変わるため、飲み比べてみるのもおすすめだ。