1. アボカドってどんな食べ物?
アボカドは果物?
食料品スーパーなどでは、野菜売り場でよく目にする「アボカド」だが、実はメキシコや中央アメリカ原産の果実、つまり果物だそうだ。日本では、100年ぐらい前から食べられるようになったが、どこででも気軽に手に入るようになったのは、近年である。日本での生産量は少なく、国内で手に入るものは、ほとんどがメキシコやニュージーランドからの輸入されたものだ。
くせのない、バターのような濃厚な味と舌触りが人気のアボカドだが、サラダやサンドイッチのトッピング、ディップやスムージーなど様々な料理に使用されている。最近では、アボカドオイルの健康効果も注目されている。
2. アボカドの栄養と効能
近年、注目を浴びているアボカド。なんと、ギネスブックに世界一栄養価の高い果物として紹介されているほど、栄養豊富な食材なのだ。具体的などのような栄養が豊富なのか、アボカドに多く含まれている栄養成分とその効能について紹介しよう。
オレイン酸(※1)
森のバターと呼ばれるように、脂肪分が多いアボカド。この脂肪分の大部分が不飽和脂肪酸の一種オレイン酸である。オレイン酸は、脂質ではあるが体にたまりにくく、血中の善玉コレステロールはそのままで、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす働きを持つと言われている。
ビタミンE(※2)
アボカドはビタミンEが豊富だ。ビタミンEは、抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンのひとつ。動脈硬化や老化を進行させる過酸化脂質の生成を抑える働きがあり、"若返りのビタミン"を呼ばれることもある。
食物繊維(※3)
アボカドは食物繊維も豊富で、ごぼうと同等量も含まれている。食物繊維は、便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないもの。また、脂質・糖・ナトリウムなどと吸着して身体の外に排出する働きがあることから、生活習慣病の予防・改善の効果もあると言われている。
葉酸(※4)
胎児の正常は発育に欠かせない葉酸も豊富だ。葉酸は、血をつくるために必要な成分でもあるため、妊婦さんだけでなく貧血気味の人にもおすすめである。
アボカドには、他にもカリウムや鉄、リン、などのミネラルも豊富であり、健康や美容効果をもたらすたくさんの栄養素が含まれているようだ。年齢を問わず、積極的に毎日の食事に取り込んでいきたい。
3. アボカドの保存方法と簡単レシピ
アボカドをどのように毎日の食卓に並べればいいのか、簡単なレシピを紹介する。
アボカドの選び方と保存方法
黒っぽい皮に包まれているため、パッと見ただけでは新鮮なのか、食べ頃なのかが分かりにくいアボカドであるが、用途によって食べ頃が異なる。パスタソースや天ぷらなど、火を通す料理の場合は、皮が緑がかった硬めのものを、サラダやサンドイッチなど、生で食べる場合は、皮が黒っぽく、指で押すと弾力があり、少々柔らかいものを選ぶと良い。
硬めのアボカドは常温保存で、食べ頃の場合は、ビニール袋ではなく紙袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(4〜5日)するのがよい。
硬めのアボカドは常温保存で、食べ頃の場合は、ビニール袋ではなく紙袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(4〜5日)するのがよい。
アボカドの簡単レシピ
■アボカドとトマトのカナッペ
薄く切ったフランスパンの上に、スライスしたアボカドとトマトをのせ、レモン汁とオリーブオイルを少々かけるだけ。好みで粗塩や黒コショウをトッピングする。リコピン豊富なトマトと組み合わせて、美肌効果アップが期待できる。
■アボカドの豆乳スムージー
アボカド、豆乳、バナナ、ハチミツをミキサーにかけるだけ。忙しい朝でも簡単にできる、健康・美容効果抜群のスムージーである。
■アボカドの巻き寿司
レモン汁少々とマヨネーズで和えたツナと、スライスしたアボカドの入った、栄養満点な巻き寿司。レモンとマヨネーズの酸味と、アボカドのまろやかさが絶妙のバランスである。海外でも人気の巻き寿司メニューの一つでもある。
薄く切ったフランスパンの上に、スライスしたアボカドとトマトをのせ、レモン汁とオリーブオイルを少々かけるだけ。好みで粗塩や黒コショウをトッピングする。リコピン豊富なトマトと組み合わせて、美肌効果アップが期待できる。
■アボカドの豆乳スムージー
アボカド、豆乳、バナナ、ハチミツをミキサーにかけるだけ。忙しい朝でも簡単にできる、健康・美容効果抜群のスムージーである。
■アボカドの巻き寿司
レモン汁少々とマヨネーズで和えたツナと、スライスしたアボカドの入った、栄養満点な巻き寿司。レモンとマヨネーズの酸味と、アボカドのまろやかさが絶妙のバランスである。海外でも人気の巻き寿司メニューの一つでもある。
結論
栄養価が高い上に味にくせがなく、まろやかな食感が魅力のアボカド。好き嫌いの多い子どもでも、きっと気に入るレシピが見つかるであろう。ぜひ積極的に、毎日の食事にとり入れたいものだ。
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