1. みょうがを冷蔵保存する方法

生のみょうがはあまり日持ちしない。そのままにしておくと、すぐに芯や花芽が出てきて実のしまりがなくなり、触るとフカフカしてくる。下処理は難しくないので、上手に保存してシャキシャキとした歯ごたえと独特の風味を楽しもう。
そのまま野菜室で保存する
みょうがを丸ごとポリ袋などの保存袋に入れて封をし、冷蔵庫の野菜室で保存すれば3~4日はもつ。
ペーパータオルに包んで保存する
ぬめりの原因にもなる表面の汚れをしっかり流水で落としたら、水で湿らせたペーパータオルで包んでからポリ袋に入れて、野菜室で保存しよう。この場合、2〜3日ごとにペーパータオルを交換するとよい。うまく保存できれば10日程度はもたせることができる。
水をはった容器に入れて保存する
丸ごとはもちろん、冷奴の薬味に使った残りなどもこの方法で長く保存できる。プラスチック製の保存容器に水をはり、みょうがを入れたらふたをして冷蔵庫の野菜室に入れるだけだ。2日に1度水を取り替えれば2週間、うまくできれば1カ月ほどもつこともある。独特の風味はやや落ちるものの、乾燥を防ぐことができる。
2. みょうがを冷凍保存する方法

みょうがを長期保存したいときは冷凍もおすすめだ。ただしシャキシャキ感は落ちてしまうので、その点は覚えておいてほしい。
丸ごと冷凍庫へ
霜がつく場合があるので、水気をよく拭き取ってから1つずつラップに包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しよう。金属製のバットがあれば、その上にのせて冷凍庫に入れるとよい。うまく保存できれば2カ月程度はもつ。使うときは自然解凍もできるが、再冷凍はしないほうがよい。したがって使う分だけを解凍し、使い切ってしまうのがよい。
使いやすい形にカットして冷凍庫へ
千切りや斜め薄切り、輪切りなど好みの形・大きさにカットして冷凍保存すると、すぐに使えて便利だ。この場合は1回分ずつなど小分けにしてラップに包み、冷凍用の保存袋に入れて保存しよう。ただし丸ごと冷凍する場合と異なり、包丁を入れているので保存期間は2週間程度が目安となる。同じように、解凍せずそのまま調理に使おう。
3. みょうがの甘酢漬けを作って保存する方法

最後に、作り置きしておくと何かと便利なみょうがの甘酢漬けを作る方法も紹介しておこう。甘酢漬けにすれば長期間保存することができる。そのまま食べても美味しいが、刻んで寿司飯に混ぜたりスライスして酢の物に入れたりするとよいアクセントになる。冷蔵庫で保存し、1カ月を目安に食べ切ろう。
材料
- みょうが:1パック(10~14個)
- 酢:大さじ4
- 砂糖:大さじ2
- 塩:少々
作り方
- みょうがを丸のままよく洗ってザルにあげる
- ザルの上からみょうがに熱湯をかけてアクを抜く
- 酢・砂糖・塩を煮立て、酢をとばしたら冷ます
- 保存容器に甘酢を移しみょうがを漬ける
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
甘酢漬けの特徴としては、漬けている時間が長くなるほど味が染み込む点だ。大量に手に入って余ってしまったときなどは、冷凍保存とあわせて甘酢漬けを作ってみるのもよいだろう。
【番外編】ぬか漬けで保存するのもおすすめ
ご家庭にぬか床があれば、ぬか漬けにすることもできる。大きめのみょうがを縦半分に切り、ぬか床に入れるだけ、1~2日待てば美味しく漬かるはずだ。この場合は、1週間を目安に食べ切ろう。
結論
みょうがは皮を剥いたりアク抜きをしたりする手間がないうえ、パッと調理できる。そうめんや冷奴、和え物やサラダなどいろいろな料理にうまく活用してアクセントにしたい。ただし生は傷みやすいので、買ってきたら常温で放置せず正しく保存しよう。プランターなどに植えると簡単に育つので、家庭菜園で栽培しても楽しいかもしれない。