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冷蔵庫は場所によって冷え方が違う?場所別の入れるべき食材とは

冷蔵庫は場所によって冷え方が違う?場所別の入れるべき食材とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月 6日

「ちゃんと冷蔵庫に入れていたのに、食材が傷んでしまった」という経験はないだろうか。「冷蔵庫自体がしっかり冷えていない」「古くて故障気味」という冷蔵庫自体が問題の場合もあるが、意外とよくあるのは「冷蔵庫に入れる場所を間違えていた」ということだ。今回は、食材に合った冷蔵庫の場所を知って、食材の鮮度を美味しくキープするための方法を紹介する。

  

1. 冷蔵庫が冷えない理由

もし最近「冷蔵庫が冷えなくなった」と感じていたら、はじめに次のポイントをチェックしてほしい。以下のいずれかに当てはまっている場合は、根本的な状況を改善することが先決になる。
  • 食材を詰め込み過ぎている
    冷蔵庫に食材を隙間なく詰めていると、空気の流れが悪くなり冷え方が悪くなる。目安としては、冷蔵庫の奥にある壁が見える程度に留めることが大切だ。
  • 冷風の吹き出し口が塞がれている
    冷蔵庫の内部には冷風の吹き出し口がある。この部分が食材などによって塞がれてしまうと、冷たい空気を庫内に行き渡らせることができない。
  • 放熱不良になっている
    冷蔵庫は、庫内を冷やすために熱を発しており、この熱を放熱することが必要になる。だが冷蔵庫の周辺に放熱するための十分なスぺ―スがないと、放熱不良が起こり冷えにくくなってしまう。冷蔵庫の側面や裏面を触れてみて、熱ければ放熱不良の可能性がある。直射日光や、ガスコンロや炊飯器などの発熱する器具が近くにある場合も注意してほしい。

2. 冷蔵庫の場所別!入れるべき食材例

冷蔵庫の状態に問題がないことが確認できたら、次に冷蔵庫のどの場所にどの食材を入れたらいいのかを確認しよう。
  • 冷蔵室
    温度は3~5度。冷たい空気は下に溜まる性質があるため、何段かある場合には、温度は下の段に行くほど冷たくなる。吹き出し口の近くは温度が低くなるので、冷やし過ぎない方がいいものは避けるようにする。例えば、調理をした食品や常備菜などを入れるのに向いている。
  • ドアポケット
    温度は5~7度。扉を開閉するたびに外気が入るので、温度変化が大きくなる。貯蔵性の高い食材や短期間で食べ切る食材を入れるようにする。例えば、牛乳や卵、調味料類を入れるのに向いている。
  • チルドルーム
    温度はマイナス0~1度。冷凍室よりは高いが、冷蔵室のなかでは最も低い温度設定になっている。鮮度が落ちやすい食材や、冷凍室に入れて凍らせたくない食材などを入れるようにする。例としては、肉、魚、豆腐、練り物などを入れるのが向いている。大型の冷蔵庫であれば、肉や魚用に「パーシャルルーム」と呼ばれるマイナス2~3度の場所が付いていることもある。
  • 野菜室
    温度は6~8度。冷蔵室の中では最も温度が高い場所で、常温では保存しにくい食材などを保存する。葉物野菜など乾燥しやすい食材は、新聞紙に包んだり、ビニール袋などに入れたりしてから保存するようにすると鮮度を保ちやすい。例としては、野菜、果物、調味料などを入れるのが向いている。

3. こんな時は冷凍庫へ!

冷凍庫の温度は、マイナス18~20度。アイスクリームや冷凍食品などは、買ってきたらすぐに冷凍庫に入れよう。また、長期保存したい食材なども冷凍庫で保存するようにしたい。ここでぜひ覚えておいてもらいたいのは、冷蔵庫とは違って「冷凍庫はぎっしりと詰める方が、効率良く冷える」ということだ。凍った食品自体が冷やす働きを持っており、密度が高くなることによって冷えやすくなるからだ。

結論

冷蔵庫の場所による冷え方の違いは、知っているようで知らないものだ。同じ庫内で温度の差が10度近くあると知って、驚いた方もいるだろう。適切な場所に保存することで、鮮度を長期間保つことができる。特別な材料や道具は、何も必要ない。今すぐ実践できる方法だから、ぜひ試してみよう。
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  • 公開日:

    2017年9月 9日

  • 更新日:

    2020年2月 6日

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