1. 無洗米とは

無洗米はあらかじめ、白米よりもヌカがそぎ落とされており、洗米する手間を短縮した米である。
玄米を白米へと精米する際に表面にのこる微量なヌカは、洗米で米を研ぐことによって磨かれ、取り除かれる。
無洗米の製造にはいくつかの方法がある。
玄米を白米へと精米する際に表面にのこる微量なヌカは、洗米で米を研ぐことによって磨かれ、取り除かれる。
無洗米の製造にはいくつかの方法がある。
- 乾式法:ブラシで磨いて米肌のヌカを取り去る方法。
- ヌカ式:精白米をステンレス製の筒内で高速で撹拌し、粘着性のある肌ヌカを金属壁に付着させて取り除く方法。
- タピオカ式:精白米に水を加え、肌ヌカと水が混じったものをタピオカ澱粉で吸着させて肌ヌカを取り去り、乾燥させる方法。
- 水洗い式:精白米を水で短時間洗って肌ヌカを洗い落とし、短時間乾燥させる方法。
家庭では、研ぎ洗いやもみ洗いといった洗米作業をすることなく炊飯器にセットできるため、子どもが小さくて手が離せないときや、仕事や外出前に余裕がない時にはとても便利であり、業務用にも利用されている。
以前は、無洗米の製造技術が低い上、無洗米に使われる米の品質も良くないこともあったため、「無洗米=あまりおいしくない」といったイメージもあった。しかし現在はニーズの多様化に合わせて、「あきたこまち」「こしひかり」など、ブランド米やおいしい米で作られた無洗米も商品化されているので、そのイメージはなくなりつつある。
以前は、無洗米の製造技術が低い上、無洗米に使われる米の品質も良くないこともあったため、「無洗米=あまりおいしくない」といったイメージもあった。しかし現在はニーズの多様化に合わせて、「あきたこまち」「こしひかり」など、ブランド米やおいしい米で作られた無洗米も商品化されているので、そのイメージはなくなりつつある。
2. 無洗米の特徴

無洗米の栄養価は精白米に比べて優れているともいわれている。また、無洗米ならではの特徴や保存方法についても解説しよう。
◆ 無洗米の栄養価
無洗米を使った場合、家庭で米を洗わないため、洗った際の栄養の流出がなくなる。一説には、洗米しないことで水溶性ビタミンであるB1やナイアシンが流れ出すことがなく、普通の精白米より約2倍も多く含まれるという(水を使わない製造方法の場合)。
また、家庭で洗米する場合、洗いすぎてでんぷん質まで溶け出すこともあるが、無洗米はそういった心配も少ないことから、精白米に比べて栄養価優位であるといえる。
また、家庭で洗米する場合、洗いすぎてでんぷん質まで溶け出すこともあるが、無洗米はそういった心配も少ないことから、精白米に比べて栄養価優位であるといえる。
◆ 無洗米の保存方法
無洗米は肌ヌカが取れているため表面のヌカの脂質が酸化しにくく、精白米より鮮度が落ちづらく日持ちがするともいわれているが、コーティングされていない分乾燥しやすい。乾燥すると味は落ちやすくなるため、密封するのがポイントだ。乾燥を防ぐために食品用のチャック付きポリ袋やペットボトルに移すのがおすすめ。牛乳パックに入れて上部をクリップで留めておくのも良い。容器は洗ってよく乾かしてから米を入れること。また、米の注ぎ足しは禁物で、使い切ってから新しい米を入れるようにしよう。
米は生鮮食品。冷蔵庫に入れると温度管理もしやすく、鮮度も落ちにくいといわれている。
米は生鮮食品。冷蔵庫に入れると温度管理もしやすく、鮮度も落ちにくいといわれている。
3. 無洗米の炊き方

無洗米は前述したように、精白米に手を加えて製造しているため、炊く時にはコツが必要となる。
◆ お米はカップで「すりきり」にして、手早く計る
無洗米は米の粒が小さめのため、少しの量の違いが、炊き上がりの大きな差につながってしまう。すりきりにして、カップの容量どおりに計ろう。また、無洗米は乾燥しやすいため、手早く計量しよう。
◆ 水加減に気をつける。
無洗米はもともと肌ヌカを落としているため、精白米より米の大きさも小さく、正味量が多くなる。炊飯器の目盛りより水は多めに入れるようにしよう。米1カップにつき大さじ1~2杯の水を増やす。ただし、無洗米専用カップで無洗米を計るときには、米の正味量は変わらないので水は増やさず炊飯器の目盛りに従えばよい。
◆ 時間があるときは、できるだけ吸水させる
冬場など水温が低いときは1時間、夏場は30分浸水させるとふっくらとおいしく炊ける。ただし、夏場は浸水時間が長すぎると雑菌が繁殖しやすくなるため、長時間になりすぎないように注意しよう。
◆ 水を注いだらかきまぜてほぐそう
吸水させない場合でも、水を注いでから一度かき混ぜて米と水をなじませよう。米と水がきちんと混ざっていないと、炊きムラにつながってしまう。
結論
無洗米には、時間短縮だけでなく栄養の面でもメリットがあるようだ。いろいろな品種の無洗米があるため、少量ずつ試してみるのもおすすめだ。なお、無洗米の炊き方だが、炊飯器によっては無洗米コースがついているものもあるため、まずは説明書に従って炊いてから水を加減してみるとよいだろう。