1. セサミスプレッドとは?

あま〜いゴマのペースト
ゴマは日本人の食生活に欠かせない。使い道の幅が広く、お浸しや漬け物、野菜炒め、ラーメン、サラダなど、ゴマを使う料理を挙げ始めたらキリがないほどだ。お菓子作りにもゴマは重宝する。ゴマがメインディッシュとなることは決してないが、メインディッシュやサイドディッシュを引き立てる。例えば、ほうれん草のお浸しやきんぴらゴボウなどは、ゴマがなくても料理としては成立する。しかし、それでもやはりゴマが欲しくなる。ゴマとは、「なくても問題ないが、欲しくなるもの」なのだ。今回のテーマは"セサミスプレッド"甘くて美味しいゴマのペーストだ。一体どんなものだろう?
タヒニに甘味をプラスしたもの
セサミスプレッドは、ゴマを意味する英語"セサミ(sesame)"と"スプレッド(spread)"から成る。スプレッドは"広げる"や"伸ばす"を意味する英語で、英語圏ではパンやクラッカーなどに塗るものを指す。使い道はアイディア次第だが、セサミスプレッドは、基本的にはピーナッツバターのようなパンに"塗るもの"なのだ。生のゴマを潰してペースト状にした"タヒニ"という食材がある。セサミスプレッドはこのタヒニに甘味をプラスしたものである。
2. セサミスプレッドの原料や味は?

原料はゴマ
「セサミスプレッドはタヒニに甘味をプラスしたもの」と説明した。セサミスプレッドについて知るには、まずタヒニが何かを知らなければならない。タヒニは白ゴマを潰してペースト状にしたもので、中東や地中海地方の料理に多用される。日本の練りゴマは煎ったゴマをペースト状とするため、タヒニとは少し異なる。練りゴマの特徴は香ばしさ、一方のタヒニの特徴は生のゴマ特有の濃厚さだ。メーカーや商品によっては食塩を加えているものもあるが、一般的にタヒニの原料はゴマ100%。このタヒニに砂糖やオリゴ糖、メープルシロップなどを加えたものがセサミスプレッドである。
甘くて美味しい!
中東や地中海地方をはじめ様々な国の料理に使われるタヒニは、ゴマ100%ならではで濃い味が特徴。そんなタヒニに甘味を加えたセサミスプレッドはどんな味なのだろう?セサミスプレッドには砂糖を加えたものやメープルシロップを加えたものなど様々な種類があり、それぞれに風味が異なる。砂糖とココアパウダーを加えた商品もある。しかし、どのセサミスプレッドにも食材を引き立てる上品な甘さがある。甘さの中に残る濃厚なゴマの風味は独特だが、幅広い年齢層に好まれる。
3. セサミスプレッドはどう使う?

おすすめはトースト!
既に説明したが、セサミスプレッドの"スプレッド"はパンやクラッカーに塗るものを指す。ということで、セサミスプレッドの使い道で一番オススメなのはやはりトーストだ。食パンをトーストしてからセサミスプレッドを塗る方法と、まずセサミスプレッドを食パンに塗ってからトーストする方法がある。セサミスプレッド本来の味を楽しみたければ前者、香ばしさを求めるのなら後者で試してみよう。甘さが強くないため、サラダのドレッシングや冷やし中華のタレに使用してもオッケー。セサミスプレッドを製造するメーカーのウェブサイトでは、餅に塗ることをオススメしている。ゴマの使い道は幅広い。セサミスプレッドを美味しく食べる方法を見つけよう!
セサミスプレッドは手作りできる!
セサミスプレッドは一般的なスーパーなどで見かけることはほぼないため、インターネット通販や輸入食材店を利用するか、手作りするしかない。なんとなく難しそうだが、意外と簡単に作ることができる。タヒニが手に入れば、タヒニと砂糖やメープルシロップなどを好みの分量で混ぜればよい。練りゴマを使う場合にも甘味をプラスするだけだ。生のゴマを使う場合には、すり鉢でするかフードプロセッサーなどを使うと良い。黒ゴマ・白ゴマも好み次第。オリジナルの美味しいセサミスプレッドを作ってみよう!
結論
セサミスプレッドについて解説した。トーストに塗るものの選択肢は多い。バターやマーガリン、ジャム、ピーナッツバターなどは定番だが、最近ではメロンパン味のスプレッドやキャラメル味など幅広い。しかし、セサミスプレッドなら健康を意識しながら美味しく食べることができる。毎日食べるものだからこそ、少しこだわってみよう。