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6月16日は麦とろの日!暑い日に食べたい麦ごはん+とろろパワー

6月16日は麦とろの日!暑い日に食べたい麦ごはん+とろろパワー

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2018年6月16日

6(む)と16(とろ)の語呂合わせから6月16日は「麦とろの日」と制定されたのだが、栄養価が高い麦とろごはんを食べて、暑い夏を乗り切ってもらおうという意図も含まれているようだ。夏バテのメカニズムについて触れ、麦ごはんととろろの隠されたパワーについて見てみよう。

  

1. 6月16日は「麦とろの日」

6月16日は「麦とろの日」。6と16で「麦とろ」と読む語呂合わせから、株式会社はくばくが登録・制定したのだという。麦入りのごはんにすりおろした山芋(とろろ汁)をかけて食べる料理のことを「麦とろごはん」と呼ぶが、栄養価が高い麦とろごはんを食べて、暑い夏を乗り切ってもらおうという理由から、日本記念日協会に登録されたといわれる。

6月は気温がぐんと上がり湿度も高い頃。夏バテとまではいかずとも、体調を崩してしまう人も少なくない時期だ。そのため、昔から「山のウナギ」や「山薬」とも呼ばれるほど栄養価が高く精のつく食べ物として知られている山芋と、さらっとした食感で食べやすく白米を上回る栄養価を持っている麦ごはんを合わせた麦とろは、暑い夏を目前に控えた6月半ばにまさにぴったりのメニューなのだ。

梅雨入り時期から徐々に疲れが溜まり、お盆休み明け頃に夏バテになるという人も多いようだ。一度夏バテに陥ってしまってからでは回復に時間もかかるため、夏バテにならないように準備しておく、というのも重要だ。5月下旬から6月に入る頃には夏バテ予防をスタートさせておくのもよいだろう。

疲れを溜めないという基本的なこと以外にも、スタミナのつくものを食べる、冷たい飲み物・食べ物を取りすぎないようにする、といった食に関する予防法が効果的だ。

2. 夏バテのメカニズム

それでは、なぜ夏バテになってしまうのか。そのいくつかの原因について解説しよう。

1.エネルギー消費の増加

人間の体は一定の体温を維持しようとするとき、エネルギーを消費する。それは、寒い冬に体温を上げる時だけでなく、高温多湿な状態にあるときも同様だ。汗をかいて体温が上がらないように調節する場合にも、エネルギーは消費される。その負担が大きかったり、続いたりすると、オーバーフローに陥り、体に熱が溜まった状態になってしまう。

2.発汗によるミネラル不足

発汗で水分だけでなくミネラル分までもが体外に排出されてしまうことで、体内のミネラルバランスが崩れ、さまざまな夏バテ症状が出てくる。

3.暑さによる食欲不振で栄養不足に

暑さは胃腸の働きを低下させ、食欲不振の原因にもなる。胃腸の消化機能が低下してしまうと、栄養の吸収効率も悪くなり、身体に必要なビタミン、ミネラル、たんぱく質といった栄養素が不足し、夏バテ特有の症状に拍車をかけることとなる。

4.冷たい食べ物・飲み物の摂取による消化機能の低下

暑さしのぎに冷たい飲み物・食べ物を摂取し過ぎることも夏バテの原因の1つだ。胃腸が冷えることでさらに働きが鈍くなり、食欲不振につながってしまう。

5.バランスの悪い食事でビタミンB1不足に

そうめんや冷やしうどんなど、極端に炭水化物に偏った食事は、消化に必要なビタミンB1を大量に消費してしまう。ビタミンB1が不足すると糖質をうまく消費できなくなり、だるさや食欲不振が加速していく。

3. 麦とろのパワー

麦とろにはどんなパワーがあるだろうか。

・山芋のパワー

山芋は、長芋、大和芋といった山芋類の総称。ヤマノイモ科のつる性多年草の茎と根の特徴をあわせもった部分であり、生の状態で食べられる唯一の芋類である。

主成分は、デキストリン化といって一部がすでに分解されているでんぷん。でんぷん消化酵素のジアスターゼが豊富で、消化がよい食材であるといえる。ジアスターゼは加熱によりその働きが失われるため、生食するのがベター。

さらに、ビタミンB1、B2、カリウム、食物繊維といった栄養素も多く含んでおり、炭水化物のエネルギー代謝にも役立つといわれる。

・麦ごはんのパワー

麦ごはんは、白米に大麦を混ぜて炊いたもの。その混合割合にもよるが、白米に比べ、ビタミンB群や、鉄分・カルシウム・カリウムなどのミネラルも2倍以上、食物繊維も10倍以上と栄養価がアップする。発汗で失われがちなミネラルが豊富に含まれているため、夏バテ予防にも効果が期待できるといえよう。

・麦とろのパワー

この2つの食材を組み合わせることで、「とろろ」のジアスターゼが「麦ごはん」のでんぷんの消化を助け、相乗効果が得られると考えられる。

結論

麦とろは、栄養価が高いだけでなく、暑い夏を乗り切るために必要な栄養素を上手に補給できる料理としてもポイントが高い。麦ごはんが苦手な場合は大麦の分量を減らしてみると食べやすくなる。ただし、とろろはアクが強いとまれにアレルギーを起こすことがあるため、思い当たる人は注意が必要だ。

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  • 更新日:

    2018年6月16日

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