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6月22日はかにの日!冬だと思っていた!?かにの旬はいつ

6月22日はかにの日!冬だと思っていた!?かにの旬はいつ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月17日

6月22日はかにの日。かには冬の味覚だと思っていた人も多いだろうが、かにの旬は一体いつなのだろうか。なぜこの日がかにの日になったのか、6月22日がかにの日に制定された理由や目的、かにの旬について詳しく見てみよう。

  

1. かにの日とは

かにの日は6月22日。かにといえば冬の味覚のイメージを持たれている人も多いだろう。また、タラバガニや松葉ガニなど食用のかには、冬の季語としても用いられる。そんなイメージを払拭するかのように、かに専門店「かに道楽」が、夏の「活かに」のおいしさをPRする目的のため、1990年に登録・制定したという。この日付は、占星術の十二星座で「かに座」にあたるのが6月22日始まりであること、また、ひらがなの50音順で「か」が6番目、「に」は22番目となることにちなんだとされている。

日本に分布しているかには、およそ1000種類だといわれるが、そのうち食用とされているのはごくわずか。中でも代表格であるのは、一般的に「三大かに」と呼ばれる、「ズワイガニ」・「毛ガニ」・「タラバガニ」である。

年度や海域によっても違いはあるが、かにはやはり秋から初春に水揚げされるものが多い。しかし、毛ガニは場所を変えれば年中水揚げされているし、ベニズワイガニや一部のズワイガニは6月下旬ごろまで漁獲されている。

一般的にかにといえば冬の味覚だと思われているが、夏にも旬のかにがあることをPRすることで、かにが年中美味しく食べられることを広く知ってもらうことをねらったのだろうと思われる。

2. かにの特徴と旬

食用にされるかにの特徴と旬について解説しよう。かにの主な漁期は、年度や海域によっても違いはあるが、やはり秋から初春に水揚げされるものが多い。

・ズワイガニ

ケセンガニ科に分類され、5対、10本の細い脚とつるつるとした小さな甲羅が特徴。松葉ガニや越前ガニなどのブランドズワイガニが有名である。雄の甲羅に4 mm~5mmほどの薄い茶色の粒が付着していることがあるが、これはカニビルの卵。脱皮後間もないかににはついていないことから、カニビルの卵が付着しているかには、脱皮後の期間が長い、肉の実入りがよいかにであることを示している。

漁期:オス(松葉ガニ):11月初めごろから3月末頃、メス(セコガニ):11月初め頃から1月初め頃、若松葉(脱皮直後の松葉ガニ):1月中旬頃から3月中旬頃。新潟県より北の海域では、10月初め頃から5月末頃となっている。

・紅ズワイガニ

本ズワイガニよりも安価で、ゆでる前から赤色をしていることからその名が付いた。

漁期:9月初め頃から6月末頃。

・毛ガニ

クリガニ科に分類される、全身が短くて硬い毛で覆われているかに。

漁期:他のかにと比べて年度や地域によって差が大きい。北海道内では漁場を変えて年中漁獲されている。

・タラバガニ

タラバガニは、カニという名前がついているが生物学上はカニではなく、ヤドカリの仲間。太い脚が4対、8本(甲羅の中に小さな足が2本隠れている)であることも他のかにと異なる。ほぼ9割が輸入ものとされている。

漁期:国産のタラバガニの漁期は、自然保護の観点から春の産卵期は禁漁にしている場合もあるが、海域により1月~5月と9月・10月に設定されていることが多い。

3. ブランドズワイガニって?

一般的に流通しているズワイガニの仲間は大きく分けて本ズワイガニ、紅ズワイガニ、大ズワイガニの3種。このうち、ブランドズワイガニと呼ばれるものは最高級の本ズワイガニである。

ズワイガニは北太平洋、オホーツク海から日本海にかけて生息しており、北海道から島根県の日本海各港で水揚げされた「国産ズワイガニ」に対して、産地などの名称がつけられたものがブランドズワイガニと呼ばれ、松葉ガニ、越前ガニなどのタグが付けられる。各漁港や県によってタグの色や形が違い、どこの漁港の水揚げかを識別できるようになっている。

・松葉ガニ

山陰地方の漁港で水揚げされた国産の成長した雄ズワイガニを総称して松葉ガニとよぶ。さらにこの中に「鳥取松葉ガニ」(鳥取県)・「間人ガニ」(京都北部・丹後半島の間人(たいざ)港)・「柴山ガニ」(兵庫県の柴山港)・「津居山ガニ」(兵庫県の津居山港)などのブランドガニがある。

・越前ガニ

越前、三国、敦賀、小浜漁港など福井県の漁港で水揚げされた国産ズワイガニ。

・加能ガニ

橋立漁港や、七尾など石川県の漁港で水揚げされた国産ズワイガニ。

・北海松葉ガニ

北海道で水揚げされる国産ズワイガニ。春から初夏にかけて獲れるのが特徴。ちなみに兵庫県香住港のブランドガニである「香住ガニ」はベニズワイガニである。

結論

かにの旬は冬だと思われがちだが、6月に水揚げされるかにもある。この初夏のかににスポットをあてる目的で6月22日に制定されたのが「かにの日」である。かにの日にはいろいろなキャンペーンも行われているというから、注目してみるのもおすすめだ。

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  • 公開日:

    2018年6月22日

  • 更新日:

    2021年6月17日

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