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穴子の旬の時期はいつ?産地別の美味しい季節も確認しよう!

穴子の旬の時期はいつ?産地別の美味しい季節も確認しよう!

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年7月28日

寿司や天ぷらで食べると美味しい穴子だが、旬の時期を詳しく知っている人は少ないだろう。実は穴子は産地ごとに旬が異なるだけでなく、1年に複数回の旬がある魚なのだ。今回は穴子の詳しい旬とともに、美味しい時期や栄養を紹介したい。旬の穴子を美味しく食べる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

  

1. 旬が2回ある!?穴子の季節とは

穴子は真穴子とも呼ばれ、穴子にも食材が最も美味しい時期である旬がある。釣りシーズンも含めて、穴子がより美味しくいただける時期を確認していこう。

穴子の旬の時期その1:夏

穴子の旬は、6~8月だといわれている。この時期の穴子は、脂分が少ないのが特徴で、さっぱりとした味わいが人々を魅了する。旬の魚と聞くと脂が乗っているイメージが強いが、穴子の場合は淡白な味が好まれるため夏が一般的な旬とされているのだ。ちなみに、雨の多い6月に獲れる穴子は「梅雨穴子」とも呼ばれる。

穴子の旬の時期その2:冬

冬場は脂分が多くなり、冬の穴子を旬として好む人もいる。冬場の旬は10~12月頃で、春の産卵に向けて脂肪を蓄えているのだ。夏はあっさりした美味しさだが、冬はこってりとした濃厚な味わいが楽しめる。これは好みによって異なるため、ぜひ夏場の穴子と冬場の穴子を食べ比べてほしい。

刺身や江戸前寿司の穴子の旬の時期は?

東京湾で漁獲された穴子は「江戸前穴子」と呼ばれ、高級料理店に並ぶほど色や味ともに絶品とされている。うなぎに比べて脂肪分は半分程度だといわれており、あっさりとした味わいが楽しめるのが魅力。刺身で食べる場合は、脂のしっかり乗った冬場の穴子がおすすめだ。

穴子の釣りシーズンは?

穴子の釣りシーズンは5~12月頃とされている。穴子は夜行性で、昼間は砂や泥などに潜ったり、物陰に隠れて身を隠したりしているが、夜になると活発に動き回る。そのため、夏の夜釣りが有名だ。投げ釣りや沖釣りなどの釣り方が定番だ。

2. 産地別:穴子の旬の季節

穴子は産地によって漁獲される量や旬が異なる。以下では代表的な産地とともに、漁獲量と旬を見ていこう。表では産地(主な市区町村)・旬・漁獲量の順で紹介する。
島根県(太田・浜田)...9~5月・618t
長崎県(対馬)...6~8月、10~12月・412t
宮城県(松島)...6~8月・556t
兵庫県(淡路・姫路)...6~9月、11~2月・147t
千葉県(富津)...6~7月・124t
広島県(宮島)...7~8月・37t
穴子は瀬戸内海付近を中心に、さまざまな場所で漁獲されている。とくに島根県や宮城県で漁獲されており、全国の漁獲量の多くを占めている。(2018年漁獲量)

3. 旬の美味しい穴子の見極め方

スーパーで最も美味しい穴子を選ぶポイントもおさえておこう。開きになって店舗に並んでいる場合は、透明感があり身が厚く、皮の部分にはっきりとした白い斑点が出ているものを選ぶとよいだろう。旬の時期に、より美味しい穴子を味わってほしい。また、まるごとの場合はぬめりがあり、血がついているときは鮮やかな赤色をしてものを選ぶとよい。鮮度の落ちた穴子は血の色が赤黒くなるだけでなく、ぬめりや身のハリがなく美味しさが損なわれてしまう。

穴子とうなぎの見た目の違い

穴子は、ウナギ目アナゴ科の魚で形状はうなぎに似ている。美味しい穴子を見極めるためには、うなぎとの違いも知っておいたほうがよい。アナゴ科の中には、15属27種類もの仲間がいるが、我々がよく食するのは真穴子や黒穴子だ。体長は、オスは40cm前後、メスは90cm前後、大きいもので1mにもおよび、皮に白い斑点をもっているという特徴がある。うなぎは産卵のみ海で、あとは川などの淡水で過ごす。穴子は海に生息する生き物のため、漁獲場所にも違いがあるのだ。また、うなぎの見た目は黒っぽい濃い灰色で下あごが出ており、丸みのある尾ひれをしているのも特徴だ。

4. 旬の穴子の栄養とは

旬の穴子は味が美味しいのはもちろん、栄養価も高い。以下では穴子に含まれる栄養や、カロリーについて紹介したい。

旬の穴子の栄養と効果

穴子はうなぎに比べて脂肪分は半分程度だといわれており、あっさりとした味わいが楽しめるのが魅力である。また、EPAやDHA、ビタミンA・E・Dなどの栄養素が含まれている。栄養豊富で夏バテ防止も期待できる食材だ。うなぎに負けないほどの高い栄養価がありながら、カロリーは低く女性にも好まれやすい。美味しく味わったうえにしっかりと栄養が摂れる魅力の食材だ。穴子に含まれる主な栄養素や効果は以下の通りである。
EPA...コレステロールの低下や抗血栓作用・ガン予防・アレルギー性疾患の症状緩和
DHA...神経機能の維持・脳細胞の発達や活性化・老人性の認知症予防
たんぱく質...体力向上・代謝促進・疲労回復
ビタミンA...目や粘膜などの健康維持・眼精疲労や肌荒れに有効・免疫力向上
ビタミンE...抗酸化作用・老化防止
カルシウム...骨粗しょう症予防
どの栄養素も豊富に含まれており、穴子の食材としての優秀さがよく分かるだろ。

穴子はうなぎより低カロリー

穴子はうなぎよりもあっさりとした風味が特徴だが、栄養に関しても違いがある。炭水化物とたんぱく質の差は微量だが、大きく異なるのがカロリーと脂質だ。100g当たりの穴子(生)のカロリーは146kcal、蒸したものは173kcalである。それに対し、うなぎ(生)は228kcal、白焼きが287kcalと高い。このカロリーの差に影響しているのが脂質で、うなぎ(生)19.3g、白焼き25.8gと穴子の約2倍なのだ。うなぎは濃厚な味わいが魅力的だが、カロリーや脂質にこれほど穴子と差があることは、あまり知られていないかもしれない。

穴子の骨はカルシウム豊富

穴子の骨には豊富なカルシウムが含まれている。骨だけを油で揚げ、せんべいのようにして食べると美味しい。とはいえ、魚の骨を食べるのには抵抗がある人も多いだろう。そんなときは、頭と骨をじっくり煮て出汁をとり、味噌汁にするのがおすすめだ。カルシウムだけでなく、EPAやDHAも含まれているのでぜひ食べてみてほしい。

5. 旬の美味しさが増す!穴子のおすすめの食べ方

穴子は夏や冬などの漁獲時期によって、さまざまな料理として楽しめる。その中でも今回は3つの食べ方について紹介しよう。

煮穴子

穴子をどのように調理しようか迷ったらまず「煮穴子」をおすすめする。煮穴子といえば握り寿司をイメージする人も多いだろうが、そのまま食べるだけではなく、刻んでひつまぶしにしたり、お茶漬けにしたりといろいろな料理へアレンジできるのが魅力である。さまざまな食べ方が楽しめるだろう。ちなみに、煮穴子に適しているのは脂の乗った冬の穴子だ。

天ぷら

天ぷらも穴子を美味しく食べる食べ方のひとつだ。穴子を天ぷらにするときは、大きなものより小ぶりのものが適している。あっさりとした味わいの夏の穴子で天ぷらを作れば、しつこすぎないさっぱりとした天ぷらが作れる。サクサクとした衣の食感と穴子のふっくらとした旨みの組み合わせがクセになるに違いない。

穴子丼

最後に、穴子丼だ。専門店があるほど人気の穴子料理で、子どもも食べやすい。ほかほかのごはんと旬の穴子との相性はバツグンだ。家庭にある材料でも作れるので、ぜひチャレンジしてみよう。穴子丼にする際は夏と冬の穴子、どちらでもよい。白焼きなら夏穴子、煮穴子なら冬穴子といったように好みで使い分けてみよう。

結論

穴子は一年を通して流通しているイメージがあるが、年に2回も旬があるとは驚きだった。夏穴子と冬穴子では味や脂の乗り具合が異なるため、ぜひ一度食べ比べてみてほしい。作る料理によって適している旬があるため、いろいろと試してみてはいかがだろうか。
  • 公開日:

    2018年7月31日

  • 更新日:

    2021年7月28日

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