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桜エビの保存方法は?冷凍・釜揚げ・乾燥を解説

桜エビの保存方法は?冷凍・釜揚げ・乾燥を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年8月10日

淡いピンク色の身の桜エビは、静岡県の特産品だ。鮮度が落ちやすいため、生の桜エビは産地でしか楽しむことができない。そのため水揚げされると、すぐに加工される。桜エビは、冷凍、釜揚げ、素干し、味付け煮干しなどで流通するのだ。今回は、桜エビの保存方法について紹介しよう。

  

1. 冷凍

生の桜エビの風味を楽しめるのは冷凍品である。水揚げ後、鮮度が落ちないうちに約-30℃以下で急速冷凍されて流通する。冷凍桜エビを食べるときは、冷蔵か流水で解凍を。お刺身やかき揚げなどにして食べる。

■保存方法

-18℃以下で保存する。賞味期限は製品によって異なるが、製造日より60日~180日である。解凍したあとは、その日の内に食べ切る。家庭の冷凍室の外気が入り込みやすい入り口付近は、温度変化が大きく、品質に影響を与える可能性がある。そのため、温度変化の少ない冷凍室の奥で保存するのがおすすめだ。

2. 釜揚げ

水揚げした桜エビを茹でたものが釜揚げだ。ふっくらとした身を楽しめる。そのまま食べるのはもちろん、丼や和え物などに利用される。釜揚げの桜エビは、冷蔵品と冷凍品の2種類が流通している。

■保存方法

冷蔵品の賞味期限は、製造日より2日~3日。冷凍品は60日~180日である。製品によって賞味期限は異なるので表示を確認しよう。冷凍品は、冷蔵庫や流水などで解凍し、2日以内に食べ切る。

3. 乾燥

水揚げ後に、天日干しをして乾燥させた桜エビだ。港近くの干し場に広げて乾燥させるか、室内で乾燥機にかけられる。天日干しでは4時間~5時間ほどで乾くそうだ。冷凍技術が進む前の桜エビの加工は、主に乾燥で行なわれていた。生の桜エビとは異なる食感で、パリパリとしており、おやつ感覚で食べられる魅力もある。素干し桜エビのほかに、煮てから干した煮干し桜エビもある。

■保存方法

高温多湿を避けた風通しのよい場所で保存する。賞味期限は製造日から60日~90日であり、製品によって異なるため注意しよう。
また、直射日光に当ると色が退色しやすいため注意する。常温で保存が可能だが、冷蔵または冷凍すると風味や色が長持ちしやすいのでおすすめだ。乾燥桜エビは、そのまま調理に使用できるため手軽である。また、水や酒に浸けて戻してから使用しても良い。

4. 桜エビ漁は期間限定

桜エビ漁は、静岡県の駿河湾のみで行なわれている。また、漁獲できるのは、桜エビ漁の許可証を持つ限られた漁船のみだ。静岡県では桜エビを大切な資源としており、継続して捕るために漁獲する時期、漁獲量などが決められている。

■漁獲時期

漁獲時期は、3月中旬~6月初旬、10月下旬~12月下旬の年に2回。桜エビの調査を行ない、成長などの様子をみて決められるため、
漁が始まる時期ははっきりと決まっていない。

■漁の方法

漁は2艘の船で網を引く方法が行なわれている。桜エビは、人の手が触れると品質が落ちやすいため、専用のホースを使って吸い取られ、箱に詰めて運ばれる。漁港についた桜エビは、鮮度が落ちない内に加工されるのだ。

■産地で楽しむ桜エビ

産地である静岡県の由比、蒲原、大井川地区などでは、新鮮な桜エビを食べることもできる。桜エビ漁の時期には、新鮮な桜エビを求めて観光客でにぎわう。生の桜エビは産地でしか味わえないが、冷凍品は生の味わいに近い風味を楽しめるのでおすすめだ。急速冷凍されるため、風味を損なわない。

結論

桜エビは、冷凍・冷蔵・乾燥品で流通し、それぞれ適した保存方法がある。おおよその消費期限は、冷凍は60日~180日、冷蔵では
2日~3日、乾燥では60日~90日だ。製品によって保存方法や賞味期限は異なるので、購入したときは表示を必ず確認しよう。

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  • 公開日:

    2018年7月 2日

  • 更新日:

    2021年8月10日

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