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さくらんぼの生産量日本一はどこ?産地と人気の品種を解説

さくらんぼの生産量日本一はどこ?産地と人気の品種を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2018年7月15日

「初夏のルビー」の異名を持つさくらんぼ。日本に最初にもたらされたのは明治時代だが、昔は栽培するのが難しく、多くの地方で栽培を断念せざるを得なかった。しかし、ある県では大成功。その産地は今でも日本一の生産量を誇る。一体それはどこなのか…?今回は日本のさくらんぼ生産について詳しく解説する。

  

1. さくらんぼの生産量日本一は?

艶やかな赤い果実、口に入れた瞬間に広がる甘酸っぱい果汁、さくらんぼは初夏の1番人気のフルーツだ。

現在さくらんぼは比較的広範囲で栽培されており、東北、北海道、甲信越で多く収穫されている。その中でも日本一の生産量を誇るのは山形県だ。

山形は日本のさくらんぼの約8割を生産しており、圧倒的なシェアを誇っている。まさに「さくらんぼ王国」の名にふさわしく、そのブランドは全国的な知名度がある。

山形でさくらんぼ生産が盛んなのは訳がある。さくらんぼは明治時代に日本に輸入されたが、当時はまだ栽培技術が発達しておらず、各地で自然災害等による失敗を繰り返した。しかし、山形は霜害や台風による被害が少ないことから栽培に成功。その後は山形の名産品として、官民一体となって生産に力を入れ、日本一の産地へと成長していった。

山形のさくらんぼの旬は6月~7月。この期間はさくらんぼ狩りも盛んになり、毎年全国から約70万人が訪れる。さくらんぼがもたらす地元への経済効果は絶大だ。

山形では複数品種のさくらんぼが栽培されているが、中でも人気があるのが「佐藤錦」。国産の最高級品としての呼び声も高い佐藤錦は、その名を耳にしたことがある人も多いと思う。

佐藤錦はなぜ人気があるのか、その魅力について迫ってみよう。

2. 最高級品種の「佐藤錦」とは?

国産のさくらんぼの最高級ブランド「佐藤錦」。さくらんぼ生産が始まった明治初期には佐藤錦はまだ誕生していなかった。当時のさくらんぼは主に「日の出」「珊瑚」「若紫」といった品種がメジャーだったが、日持ちが悪く、出荷途中で傷んでしまうのが悩みの種だった。

そこで、山形県東根市の佐藤栄助氏が、日持ちはいいが酸味の強いナポレオンと、日持ちは悪いが味の良い「黄玉」の2つをかけ合わせることを試みた。

試行錯誤の結果、構想から16年の時を経て日持ちも味もよい上に育てやすい「佐藤錦」が完成。その開発に最も情熱を傾けた佐藤にちなんでその名がつけられた。

当時のほかのさくらんぼと比べると、佐藤錦の甘さは格別だった。その評判は次第に広がり、1975年(昭和50年)には全国的に出荷されるようになり、佐藤錦は全国各地でその味を堪能することができるようになったのだ。

3. 最近は新品種も人気

山形産のさくらんぼと言えば、佐藤錦が代表的な存在だが、最近では新品種も登場している。いずれも従来のさくらんぼを交配させて品種改良したもので、特に人気があるのが「紅秀峰」と「紅きらり」だ。

紅秀峰は佐藤錦より大粒で、甘味が強く、果汁も豊富に含んでいる。紅きらりはハート型をした果実が愛らしく、その名の通りキラキラと光沢がある。いずれも佐藤錦に勝るとも劣らない味わいだ。

結論

さくらんぼの日本一の生産量を誇るのは山形県。日本全国の生産量の約8割が山形で栽培されている。さくらんぼの品種は多いが、最も人気があるのは佐藤錦。開発者の佐藤栄助の尽力を称えその名がつけられた。最近では紅秀峰や紅きらりといった品種も人気がある。さくらんぼの旬の時期は6~7月、今年もスーパーに並んだら、ぜひ食べてみよう。

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  • 更新日:

    2018年7月15日

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