1. 乾麺について

麺類の魅力
うどんにそばにラーメン、パスタ、そうめん、ひやむぎ、やきそばなど、麺類にはいろいろな種類がある。主食であるコメほどではなくとも麺類を食べる機会は多く週2~3回は麺類を食べるという人が4割もいるというアンケート結果もあるほどだ。
麺類は性別や年代を問わず食べられているが、その魅力は、美味しさはもちろんだが、調理の手軽さやアレンジの豊富さなどにある。手をかけずに自宅で調理でき、それなりに美味しく仕上がる点が麺類最大の魅力と言えるだろう。
麺類は性別や年代を問わず食べられているが、その魅力は、美味しさはもちろんだが、調理の手軽さやアレンジの豊富さなどにある。手をかけずに自宅で調理でき、それなりに美味しく仕上がる点が麺類最大の魅力と言えるだろう。
乾麺と生麺
自宅で麺類を食べる際の選択肢として、乾麺と生麺がある。常温で長期保存可能な乾麺に対し、生麺は日持ちしない。本格的な美味しさを味わうことのできる生麺は人気だが、保存可能な乾麺を常備しておいて使う家庭は多い。しかし、乾麺だからと言って美味しさが生麺に劣るということはなく、つやのよさやコシの強さは乾麺の魅力でもある。さて、今回のテーマは麺類やパスタの1人前の分量。パッケージに「◯人前」と表示されているものもあるが、「このくらいかな~?」と茹でてみたら多すぎたり少なすぎたりすることも珍しくない。この機会に1人分の分量を把握しておこう!
2. 乾麺1人前は何グラム?

ここからは、乾麺の1人前の分量について解説していく。尚、ここではひやむぎやうどん、そばなどの麺類に関して解説し、パスタに関しては次の項目で詳しく説明する。
乾麺と生麺、茹でるとどうなる?
乾麺は水分を含まないため、茹でて水分を吸収すると、当然だが重くなる。麺の種類にもよるが、およそ3倍の重さになると覚えておこう。生麺とは製造した麺に手を加えていない状態で、種類によって差はあるが、30%前後の水分を含む。生麺も食べる前には茹でる必要があり、茹で上がりは約2倍の重さとなる。
乾麺1人前の分量
- ひやむぎ:100g(茹で上がりは250~300gほど)
- そうめん:100g(茹で上がりは250~300gほど)
- うどん:100g(茹で上がりは250~300gほど)
※生麺のうどんも1人前は100gと表示している商品が多いが、茹で上がりは200g前後となり、乾麺と比べると少なめ。また、スーパーなどで売られている茹で麺(生麺を茹でたもの)も1袋200gのものが多い。 - そば:100g(茹で上がりは240~280gほど)
※生そばの場合、1人前は100〜130gほど。茹で上がりは200~260gほどとなる。
乾麺の1人前は、基本100g。種類によって茹で上がりの量に差はあるが、生麺や茹で麺の1人前より量は多くなるとおぼえておこう。
3. 乾燥パスタ1人前は何グラム?

乾燥パスタと生パスタ
続いてパスタについても見てみよう。パスタも乾燥のものが主流だが、生パスタ使用をアピールするレストランも見かける。また、家庭用の生パスタを扱う食材店なども増えており、大手通販サイトでも多くの種類の生パスタが販売されている。ちょっとしたブームとなっている生パスタだが、乾燥パスタにはないもちもちの食感や弾力など魅力もある一方で、長期保存できないとうデメリットもある。
生パスタに押され気味な乾燥パスタだが、茹で時間や茹でる際の塩の分量、茹でる前に水に浸けておくなど手間をかけると生パスタのような食感と美味しさを味わうことができる。
生パスタに押され気味な乾燥パスタだが、茹で時間や茹でる際の塩の分量、茹でる前に水に浸けておくなど手間をかけると生パスタのような食感と美味しさを味わうことができる。
乾燥パスタ1人前は100グラム
乾燥パスタ1人前も、ほかの麺類と同じく基本的には100gである。1人分、または2人分のスパゲッティを簡単に取り出すことのできる穴のついた保存容器も商品化されており、1人分に対しておよそ100gのスパゲッティが出るようになっている。乾燥パスタ100gを茹でると、約240~300gとなる。
生パスタの場合は、商品によってマチマチだが、120gを1人前としているものが多い。生パスタは茹でると1.5倍ほどとなるため、120gのものの場合、茹で上がりはわずか180g。乾燥パスタと差が大きいが、家庭で作るパスタの量とおしゃれなイタリアンレストランでサーブされるパスタの量を比べたら、やはりこの程度の差はありそうだ。
生パスタの場合は、商品によってマチマチだが、120gを1人前としているものが多い。生パスタは茹でると1.5倍ほどとなるため、120gのものの場合、茹で上がりはわずか180g。乾燥パスタと差が大きいが、家庭で作るパスタの量とおしゃれなイタリアンレストランでサーブされるパスタの量を比べたら、やはりこの程度の差はありそうだ。
結論
乾麺と乾燥パスタの1人前の分量について解説した。うどんでもひやむぎでもパスタでも、1人前は100gが基本。しかし、乾麺は茹でる量を調節しやすいため、お腹の空き具合に応じて増減しよう。ちなみに、日本では100gだが、アメリカではパスタは120gが普通の量という噂だ。