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ブルーベリーの品種を大解剖!甘い品種や大粒の品種とは?

ブルーベリーの品種を大解剖!甘い品種や大粒の品種とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2021年6月21日

今やさまざまなフルーツが市場に出回るようになったが、品種がたくさんあって、消費者である私たちにはなかなか区別が付きづらい部分もあるだろう。アントシアニンが豊富に含まれ、身体にうれしいフルーツ「ブルーベリー」は特に品種で意識したことがある人は少ないのではないだろうか?今回はブルーベリーの品種にフォーカスし、甘いものから粒の大きいもの小さいものまで、その違いをチェックしてみよう。

  

1. まずはブルーベリーの品種の系統を知る

ブルーベリーには大きくわけて3つの品種系統が存在する。ハイブッシュ、ローブッシュ、ラビットアイ系で、ハイブッシュはさらに2つに分けることが出来る。具体的な品種を見ていく前に、まずはこの品種の系統をおさえておこう。
・ハイブッシュ系
・ノーザンハイブッシュ系
風味や味がよく総合的に品質が高い。粒も大きいため食用として好まれる。耐寒性に優れ、東北や北海道での栽培に適している。乾燥には特に弱い。

・サザンハイブッシュ系
日本全国で栽培可能な系統だが、特に寒さには弱い。どちらかというと関東以南の温暖な環境下に適している系統。

・ローブッシュ系
小粒で小さいのでジャムなどの加工用に適しているといわれている。ワイルドベリーとも呼ばれるタイプのブルーベリーで日本国内ではほかの系統と比べると生産量は少ない。

・ラビットアイ系
比較的どんな土地にも適応するため栽培が容易。家庭菜園に適しているが、どちらかというと温暖な地域が向いている。晩生種でおおよそ7月以降に収穫期を迎える。

2. 美味しいブルーベリー品種の選び方

ブルーベリーを品種で選ぶ場合は用途などにあわせるのがよいだろう。一口にブルーベリーといっても生食用に適したものから加工向きのものまでさまざまなので、特徴を知っておけば好みの味のものに出会えるだろう。

特に甘くて食味に優れた品種とされているものは、ノーザンハイブッシュ系やラビットアイ系に多い。ノーザンハイブッシュ系のアーリーブルー、エリザベス、コリンズ、ジャージーといった品種は、味が濃厚で甘みが強く美味しい品種として知られている。ラビットアイ系ではティフブルー、ブライトブルーなどといった品種が甘みも強くバランスのとれた味わいである。

品種ごとにブルーベリーを入手できるスーパーは少ないだろうが、家庭菜園で品種を選べる場合やブルーベリー園に遊びに行く際などはここで挙げたような品種を狙うとよいだろう。

3. 甘くて美味しいブルーベリー品種の特徴

ここではさきほど挙げた甘くて美味しいブルーベリー品種の特徴をもう少し詳しく見ていこう。粒の大きさやおすすめの用途を紹介する。
  • アーリーブルー
    果実の大きさが大粒で果肉は少し堅い。甘さと酸味のバランスがよく生食に適している品種。
  • エリザベス
    大粒の果実で甘い香りが特徴。甘みも強く生食に優れている。
  • コリンズ
    大粒で酸味がおさえられている割に甘みはしっかりとあるため生食に適している。
  • ティフブルー
    適度な大きさの粒で、完熟した際の味が非常に濃い。昔からある品種ながら、いまだに根強い支持を受ける品種。食感もよいため生食に適している。
  • ブライトブルー
    適度な粒感で、完熟前は酸味が強い傾向にあるが、しっかりと熟すと濃厚な味わいになる。加熱しても煮崩れないため加工に適している。
  • ジャージー
    栽培難易度がさほど高くない上に味も優れている。加熱すると香りが豊かになる傾向にあるのでジャムなどの加工にも適している。

結論

ブルーベリーの品種についてはあまり意識することがないかもしれないが、じつは多様な品種が存在する。中でも甘みが強くて美味しい品種は限られてくるので、美味しいブルーベリーを楽しむためにも、この機会に理解を深めてみては。

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  • 公開日:

    2018年8月28日

  • 更新日:

    2021年6月21日

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