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冷蔵庫保存が適した食材は?お菓子を蘇らせる冷蔵庫の裏ワザ活用法

冷蔵庫保存が適した食材は?お菓子を蘇らせる冷蔵庫の裏ワザ活用法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年4月16日

気温が上がってくる季節、頼れる保存場所が冷蔵庫だ。食材から調味料まで、とりあえず入れておく人が多いのではないだろうか?しかし、実は冷蔵庫はチルド・野菜室・冷蔵室とそれぞれ温度が違い、適温は食材によって違う。入れない方がいいものもあれば、入れた方がいい意外なものもあるのだ。最適に使って、上手な保存を心がけてみよう。

  

1. 一番迷うアイテム

まずは、冷蔵庫に入れた方がいいのか迷うことが多いものについてご紹介する。同じ調味料でも入れた方がいいもの、入れなくていいものが混在していることがある。

「開封前」と「開封後」で変わるもの

保存容器の密閉性は高く、開封前の調味料などは「常温で保存」と書かれているものが多い。溶けたり変質するもの以外は、冷蔵庫の温度は低すぎるのだ。しかし、「開封後は冷蔵庫で保存し、早めに食べきること」と書かれていることがある。常温保存、長期賞味期限はあくまで開封前の状態。自分の常識だけで判断せず、パッケージは必ず確認するようにしたい。

〇〇風調味料は注意

一般的に、入れなくてもいい調味料として知られる「酢」「みりん」「酒」。特にみりんは、冷やしすぎると糖が結晶化するため、入れない方がいいとされている。ところが、混ぜ物や味付けをしてある「〇〇風調味料」は冷蔵庫に入れなければならない。酢なら、ポン酢や合わせ酢は冷蔵保存。本みりんは常温、みりん風(発酵調味料)は冷蔵が望ましく、みりん風(甘味調味料)は要冷蔵となる。酒も、料理用「清酒」ではなく料理「酒」となると、アルコール度数が低いので冷蔵保存になるのだ。

2. 具体的に何を入れる?

それでは、冷蔵庫に入れた方がいい具体的なものをご紹介しよう。

粉物

小麦粉、片栗粉、ホットケーキミックスなど粉物は入れた方がいい。入れなくても保存は可能だが、虫がわいたり湿度で変質したりする。冷凍庫でも保存可能だ。

マヨネーズはデリケート

何も考えず入れることが多いマヨネーズは、実は温度が低すぎても油が分離する。スペースに余裕があるなら、冷蔵室ではなく5度前後の野菜室へ入れよう。

冷やしても問題ない上、虫や高温多湿から防げるので、米は冷蔵庫がベストだ。ペットボトルに入れて保存するのがいいだろう。

しょう油や味噌

しょう油は開封した瞬間から酸化が始まる。空気に触れることで酸化していくため、開封後は空気から遮断するために入れる。味噌も常温ではどんどん発酵が進むため、冷蔵しよう。

油は種類による

サラダ油やごま油は、冷暗所なら常温保存で大丈夫だ。ただし、しょう油同様に特に酸化しやすいとされる「アマニ油」や「エゴマ油」は冷蔵庫がおすすめである。オリーブオイルは濁って変質するため、冷やさず常温保存しよう。

3. 意外な使い方も可能

裏技的な目的で、冷蔵庫に入れるといい意外なものがある。

揚げ物がサクサクに!

食材の下準備をしたら、揚げる直前までチルド室で冷やしておこう。熱い油に入れた瞬間、冷やされた水分が一気に水蒸気化するため、よく冷やしておいた食材で揚げ物をするとサクサクに仕上がる。

湿気ったお菓子

ポテトチップスやおかきなどが湿気ってしまったら、袋を開けた状態か皿などに置いてラップを掛けずに、直接庫内に入れる。乾燥しているので短時間で湿気が飛び、食感が復活するのだ。匂いを吸いやすいので、何日もそのままにはせず、半日程度で取り出すようにしよう。

結論

ペットボトルに入れた米から湿気ったお菓子まで、冷蔵庫は意外なものを入れるのに最適だ。食材ではないが、実は花や野菜の種なども入れると、休眠状態になり発芽率が上がる。食べ終わった野菜の種を冷やして取っておいて、温かい時期に種まきしてみるのも面白いだろう。
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  • 公開日:

    2018年8月14日

  • 更新日:

    2021年4月16日

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