1. 出汁の種類

1カップあたりに必要とされる出汁の分量は、材料によって異なる。出汁がとれる代表的な魚は鰹、イワシ、あごなどで、そのほかに昆布、しいたけなどからも旨い出汁がとれる。
本格的な出汁をとるには、上記の材料からじっくりとるのが一番だが、時間がない場合は顆粒出汁を使う方法もある。
顆粒出汁というと、インスタントな印象を持つ方もいるかもしれないが、そんなイメージはもはや過去のもの。現在発売されている出汁調味料は非常に優秀で、本格出汁と比べても遜色ないレベルの風味がある。
本格的な出汁をとるには、上記の材料からじっくりとるのが一番だが、時間がない場合は顆粒出汁を使う方法もある。
顆粒出汁というと、インスタントな印象を持つ方もいるかもしれないが、そんなイメージはもはや過去のもの。現在発売されている出汁調味料は非常に優秀で、本格出汁と比べても遜色ないレベルの風味がある。
■出汁をとる水について
出汁をとる水はできるだけ硬度の低い水がよいとされている。具体的には硬度50.0以下が好ましい。硬度の高い水はアクが強く、出汁の旨みが上手く出ないからだ。したがって、ミネラルウォーターを使用する場合は、ヨーロッパ産の硬水を利用するのはNG。和食に合うのはやはり国産の水だ。使用に当たっては銘柄にも注意を払うとよいだろう。
2. 1カップあたりの出汁の分量の目安

ここからは本題の出汁の量について紹介する。1カップあたりの出汁の分量を種類ごとに記載するので、調理の際の参考にしてほしい。
■昆布出汁
昆布出汁の材料となる昆布は1カップあたり2gが必要だ。目安として昆布5cm角が2gに相当するので、目分量として覚えておくと
便利。昆布出汁は多めに作っておくと便利なので、一度に1000ml(5カップ)位作って冷蔵庫で保存しておくのもよいだろう。
便利。昆布出汁は多めに作っておくと便利なので、一度に1000ml(5カップ)位作って冷蔵庫で保存しておくのもよいだろう。
■鰹出汁
鰹節で一番出汁をとる場合、1カップあたりの鰹節の量は約6g。二番出汁をとる場合はその倍の12g必要だ。ちなみに昆布と鰹節の合わせ出汁をとる場合は、1カップあたり昆布2gに鰹節4gが目安とされている。出汁の種類によって必要とされる量が異なるので、料理に応じて使い分けよう。
■顆粒出汁
顆粒出汁は販売メーカーや商品によって1カップあたりの分量は異なる。参考までにあげると、顆粒出汁を販売している大手メーカーの製品では150mlの水に対して顆粒出汁の量は小さじ3分の1(1g)となっている。その顆粒出汁を使った場合、1カップあたりに必要とされる出汁の量は1.25gなので、小さじ3分の1強~2分の1弱が目安となる。
出汁をとるときはつい目分量で済ませがちだが、できるだけ正確な分量を量ることをおすすめする。料理を上品な風味に仕上げるにも出汁のとり方は重要だ。また、顆粒出汁は商品によっては塩分も強いため、健康が気になる人は摂りすぎに十分注意しよう。
出汁をとるときはつい目分量で済ませがちだが、できるだけ正確な分量を量ることをおすすめする。料理を上品な風味に仕上げるにも出汁のとり方は重要だ。また、顆粒出汁は商品によっては塩分も強いため、健康が気になる人は摂りすぎに十分注意しよう。
3. 種類別!出汁を使ったおすすめ料理

よい出汁がとれたら、実際に出汁を使った料理を作ってみよう。
出汁の種類別におすすめの料理を紹介する。
出汁の種類別におすすめの料理を紹介する。
■合わせ出汁
合わせ出汁は出汁の基本。いろいろな料理にオールマイティに使えるのが強みだ。鰹と昆布の旨みの相乗効果があるので、どんな料理も美味しくなる。しいて言えば、一番出汁は上品なお吸い物に、二番出汁は煮物などに使うと重宝する。
■鰹出汁
鰹出汁は、出汁が主役になる料理に適している。麺類のつゆやすまし汁、味噌汁に使うとよい。
■昆布出汁
昆布出汁は素材の味を引き立てるのに適している。だし巻き卵や煮物、おひたしなどに活用しよう。
■顆粒出汁
顆粒出汁は合わせ出汁の代わりに使える。味噌汁、煮物、麺類のつゆ、肉じゃがなど応用範囲は実に広い。時間がないときには非常に便利なので、台所に常備しておくとよいだろう。
結論
出汁は種類によって1カップごとの分量が決まっている。それぞれの目分量を覚えておくと調理の際に役立つ。料理によって使う出汁も異なるので、いろいろな出汁を使いこなせるようにしておこう。時間がないときは顆粒出汁を使うのも一手。顆粒出汁でも本格的な味がだせるので、忙しい人にはおすすめだ。