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生の持ち出しNG!?アントシアニン豊富な宮古島発祥の「紫いも」

生の持ち出しNG!?アントシアニン豊富な宮古島発祥の「紫いも」

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年2月12日

生でも半分に割ると鮮やかな紫色をしている「紫いも」。同じ赤紫色の「紅いも」はよく似ていて混同されがちだが、こちらはさつまいもではなく、ヤムイモの一種であるダイジョの1品種。紫いもはれっきとしたさつまいもの一種で、甘味はさつまいもや紅いもに比べると控えめだが、ケーキやタルト、ペーストなどにすると優しい美味しさが楽しめる。何より、美しい色が魅力的な紫いもについて語ろう。

  

1. 紫いもの歴史とは?

さつまいもは、紀元前3000年以前からメキシコで栽培されていたという歴史ある野菜。その後、南アメリカ、ヨーロッパへと渡り、世界へ広まった。日本へは17世紀の初めに琉球に渡り、その後、薩摩に定着したという。

一方、紫いもは、16世紀の初め宮古島の役人が琉球王府から帰島の途中、中国に漂着し宮古島に芋かずらを持ち帰ったのが始まりといわれている。その後、宮古島で定着し、沖縄県や鹿児島県でも普及した。やがて第2次世界大戦後、よりアントシアニンの濃厚な品種が作られ、現在1番人気のパープルスイートロード、アヤムラサキ、ナカムラサキなど豊富な種類が揃っている。

2. 紫色の色素はアントシアニン

紫いもには、さつまいも本来の成分であるビタミンCやビタミンE、β-カロテン、食物繊維などの成分がたっぷり含まれている。加えて、ブルーベリーや赤ワインなどに含まれる青紫色をしたポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富。お父さんたちも積極的に食したい食品である。

また、サンゴが隆起してできた宮古島は、土壌がアルカリ性で、より色鮮やかな紫いもができるという。

結論

紫いもはその色合いを活かして、ペーストやパウダー状にしてケーキやタルトなどに使われることが多い。害虫の広がりを防ぐため、産地である宮古島や沖縄をはじめ南西諸島からの生の状態での本土への持ち込みは禁止なので、旅行で行った際は気をつけよう。消毒済みのものや加工品はOKだ。

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  • 公開日:

    2018年9月12日

  • 更新日:

    2020年2月12日

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