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日本最西端の与那国島で育つ奇跡の野菜【長命草】の実力

日本最西端の与那国島で育つ奇跡の野菜【長命草】の実力

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年8月16日

日本列島の西の国境である与那国島から関東にかけて自生する「長命草」をご存知だろうか。生命力が強いこの食材に、多くの研究機関も注目しているそう。和名は「ボタンボウフウ」、沖縄本島などでは「サクナ」とも呼ばれる長命草を紹介する。

  

1. ポリフェノールはゴーヤーの8倍!?長命草の栄養素

長命草は、関東以西の海沿いの岩場で海水を浴びながら自生している生命力の強いセリ科の植物だ。九州以南では栽培もされている。栽培する場合は、海水を畑に撒き、自生している環境に近づけることがポイントだ。海水のお陰でミネラル豊富になるだけでなく、害虫を寄せ付けず無農薬で育てることができる。

注目は栄養素のバランスで、ケールやほうれん草などの緑黄色野菜はいずれかの栄養素が突出して含まれていることが多いが、それと比較しても長命草にはビタミン・ミネラル・食物繊維や鉄分などが豊富に含まれている。

また、抗酸化作用が強いといわれている「クロロゲン酸類」や「ルチン」などのポリフェノールも豊富に含んでいて、その量はゴーヤーの8倍というから驚きだ。

2. サクサクのてんぷらがオススメ!長命草の食べ方

与那国島で長命草は、赤ちゃんの成長を願う儀式や、五穀豊穣・航海安全を祈る豊年祭などに用いられ、500年を超えて与那国島の文化に寄り添ってきた。また、沖縄には「長命草の葉を1枚食べると3年長生きする」という言い伝えもあるのだとか。

長命草には、芳香が強く繊維がしっかりしているというセリ科の野菜の特徴があるため、セロリやパセリが好きな人には美味しく食べられる味だ。食べ方としては、てんぷらがオススメ。葉の1枚ずつに衣をつけてパリパリに揚げてもよいし、かき揚げの具材にしてもよい。与那国島では、和え物や餅、蕎麦に練り込んで食べられることも多いそうだ。

結論

沖縄以外では、生の長命草はあまり見かけないが、長命草パウダーとしての販売もあるので、南国のミネラル豊富な土壌で育った長命草の栄養を取り入れてみてはいかがだろうか。

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  • 公開日:

    2018年9月 8日

  • 更新日:

    2021年8月16日

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