1. 小麦粉が粉っぽくなくなるまで、よく炒めるべし
バターを熱し、泡立ってきたところに小麦粉を一気に投入。小麦粉を焦がさないように炒めるのだが、その炒め加減が肝心なのだ。焦がすのを怖がってさっと炒めて終わりにすると、出来上がりが粉っぽいソースになってしまう。小麦粉の粉っぽさがなくなり、バターを吸ってしっとりした小麦粉が少しパサつくくらいまで、しっかり火を通そう。この時点でしっかり火を通すことで、仕上がりのホワイトソースが軽い口当たりになる。逆に、炒め方が足りないと、粉っぽく重たい感じのソースになってしまう。
2. 牛乳を加えるのは少しずつ、急ぐのはNGだ
次は、牛乳を加え、炒まった小麦粉と混ぜ合わせ、練ってゆく。この時、一気に牛乳を加えると温まった小麦粉が冷たい牛乳に混じり合わず、ダマができてしまう。一度ダマになってしまうと、それを崩して液状にするのはかなり厄介なので、くれぐれも牛乳は少しずつ加えよう。焦らず、急がず、丁寧に。牛乳と小麦粉を丁寧に馴染ませていく気持ちでトライしよう。
3. さらにトロミがつくまで火を通すべし
牛乳と小麦粉がダマにならずなめらかな液状になったら、さらに加熱する。小麦粉に熱が加わることでデンプンが糊化し、トロミが生まれてくる。おたまで持ち上げた時に、トロリとした感触になれば、ホワイトソースの出来上がりだ。
結論
基本に忠実に作れば、誰でも失敗せずにホワイトソースを作ることができる。家で作れば添加物もなく安心。トロミがつく頃、キッチンから漂う甘い香りに、子供たちも歓声をあげるはずだ。