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料理酒の代用品10種類!それぞれの特徴と使うときのポイントを紹介

料理酒の代用品10種類!それぞれの特徴と使うときのポイントを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年8月26日

日本酒をはじめとするアルコールは、飲んで美味しいだけではない。料理に使用することで、食材のにおいを軽減させたり、味にコクや深みを加えることができる。多くの和食のレシピにおいて、醤油やみりんとともに不可欠な材料とされている料理酒。切らしてしまった場合には、ほかのアルコールで代用できるのだろうか。本記事では、料理酒について詳細を説明する。

  

1. 料理酒の役割とは?

醤油、砂糖、塩などと並び、基本調味料に挙げられる料理酒。酒は、醤油や塩、砂糖などと違い、直接的な味をつけるわけではない。
改めて料理における料理酒の役割を考えてみよう。一般的に、以下のような効用がある。
  • 下ごしらえの段階で食材を酒に漬けたり調理中に加えたりすることで臭みを除去する
  • 料理酒を加えることで食材に味がしみやすくなり、調理時間の短縮につながる
  • 素材を軟らかくする
詳しくは下記記事で説明しているのでチェックしてほしい。

2. 定番の料理酒の代用品3選

料理酒はそれ専用のものが数多く市販されている。料理用に使い勝手がよい形状、手ごろな値段、クセのない味わいなど、料理初心者でも安心して使えるのがありがたい。しかし、料理酒を切らしてしまった場合には、自宅にある日本酒でももちろん代用できる。そのほか、みりんや焼酎も活用できる。その詳細を見てみよう。

代用品1.日本酒(清酒)

たいていは料理酒よりも日本酒のほうが高額である。つまり、質のよい日本酒を料理に加えることは、その一皿ににさらなる深みを与えてくれるのである。もちろん、飲んで楽しむ日本酒にはクセがあるものもある。独特の味が気になる場合には、日本酒の成分をなるべく蒸発させるためにふたを取って調理することをおすすめする。

代用品2.本みりん

煮物などに照りを出す役割を果たしてくれるのがみりんである。みりん風調味料のアルコール度は1%未満であるが、本みりんならば14%ある。この特徴を活用し、料理酒の代わりに本みりんを使うことも可能なのである。とくにじっくりと調理する煮物の場合には使える手である。いわずもがなのことながら、みりんには甘みがある。加える砂糖の量には調整が必要である。

代用品3.焼酎

焼酎は料理酒や清酒と異なり、蒸留酒なのでアルコール度数が高い。風味もクセがあるタイプが多く、調理の仕上がりに影響を与える可能性が高くなる。食材の臭みをとるには適した焼酎であるが、調理に使う場合にはごく少量を加えるところから始めるのが無難である。ちなみに焼酎は、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物に吹きかけるとサクッとできあがるという長所もある。

3. 意外な料理酒の代用品4選

上述したように、料理酒の代用としては日本酒や本みりん、焼酎が最も一般的である。一方、ほかのアルコール類も料理酒の代用が可能なのである。その使える酒4種について詳しく紹介しよう。

代用品4.ビール

料理酒にビールを用いるのは意外かもしれないが、麦芽を醸造し独特の苦みをもつビールは料理に奥行きを与えてくれるのである。また、炭酸によって肉が軟らかくなるという効果が期待できるのである。ただし、苦みは多量になると味にも影響を与えやすい。料理酒として使うのならば適量を心がけよう。スペアリブを煮込んだり豚の角煮を作ったりする際にはビールの特徴がよい結果に結びつくだろう。

代用品5.白ワイン

料理酒の代用としてぜひ白ワインも使ってみたい。和食の場合には、赤ワインを使うと見た目にも影響を与えやすいため、クセのない白ワインが向いている。高価なワインはその特徴が顕著であるため、むしろ料理には向かない。手ごろな値段の甘い白ワインならば、ほどよいアクセントとなって料理を引き立ててくれるだろう。煮物などにも、酸味のない白ワインでぜひトライしてみてほしい。

代用品6.赤ワイン

赤ワインは、食材の臭みを軽減させたり肉を煮込んだりするのに向いているアルコールである。料理酒として使う場合には、タンニンによる渋みに注意が必要である。そのため、白ワインと同様赤の場合も、あまり主張のないカジュアルプライスのもので十分用を足してくれるだろう。赤ワインは醤油とも意外によいコンビとなるので、隠し味程度に付け加えるのも一興である。

代用品7.梅酒

自家製の梅酒を常備しているという家庭も少なくないだろう。この梅酒も、甘みのある料理であれば料理酒として使うことができる。とくに梅煮などが存在するイワシなどの魚類には、梅酒は大いに役に立ってくれる。梅酒の糖分を考慮し、砂糖やみりんの量は控えめにする必要がある。まろやかな甘さが楽しめる一品となるだろう。

4. クセがある料理酒の代用品3選

酒の好きな人ならば当然のことながら、アルコール度数の高いタイプも気になるところではないだろうか。リキュールなどの強い酒は料理向きでないと決めつけてしまうのは早計である。もちろん、料理には不向きの蒸留酒も存在するが、それらをうまく使いこなすコツも含めて紹介する。

代用品8.ウイスキー

アルコール度数が40度前後のウイスキーは、その独特の香りを愛する人が多い。料理酒にある旨みには欠けるものの、ウイスキーの香りも料理に駆使することができるのである。ただし、強すぎる香りは料理の風味を損ねるので比較的おとなしいタイプを選ぶのがベターである。チキン料理などウイスキーの香りが食材のそれとケンカしないのが条件のひとつとなる。ウイスキーによって肉が硬くなりにくいのも好ましい。

代用品9.ジン

ジュニパーベリーやコリアンダーなどの独特の香りが特徴のジン。50度近いアルコール度も珍しくないジンは、料理酒としては使いづらい部類に属する。ただし、マヨネーズやごまのペーストなどを使用する料理ならば、その味わいを後押しする役目は果たしてくれる。量には注意して加えてみるのも乙だろう。

代用品10.ウォッカ

アルコール度が40度以上が通常であるウォッカも、普通の料理酒の代用とはなりづらい。ただし、韓国料理や沖縄料理において泡盛や焼酎の代用としては可能である。肉を軟らかくする効能もあらかたで、ビーフに軽くもみ込んでも仕上がりに差が出る。

結論

料理酒は料理には不可欠なものとして常備しておくのが常識である。切らしてしまった場合には、日本酒をはじめさまざまなアルコールや食材で代用することもできる。ただし、強い個性をもつ酒は当然のことながら料理の風味に影響を与えやすい。料理によっては向き不向きもあるため、相性や量もよくよく考慮して挑戦してみてほしい。
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  • 公開日:

    2018年10月30日

  • 更新日:

    2021年8月26日

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