1. カレーの隠し味に味噌がおすすめ
味噌は、日本で昔から食べられてきた発酵食品である。味噌にはグルタミン酸と呼ばれるうま味成分が豊富に含まれており、カレーに入れることで、深いコクを出すことができる。
なかでもおすすめなのが赤味噌である。東海地方で好んで食べられる赤味噌は、大豆のみで作られているうえに熟成期間が3年前後と長いので、旨み成分がたっぷり詰まっているのが特徴だ。カレーに赤味噌を加えることで、いつものカレーをよりコク深い味わいにすることができる。
一般的には赤い味噌=赤味噌、白い味噌=白味噌と認識されており、なかでも大豆のみを使って長期熟成させた東海地方の赤味噌は「豆味噌」とも呼ばれる。ちなみに「八丁味噌」は愛知県で作られる豆味噌のことで、生産地が限定されるだけで原材料や製造方法などは豆味噌と変わらない。
なかでもおすすめなのが赤味噌である。東海地方で好んで食べられる赤味噌は、大豆のみで作られているうえに熟成期間が3年前後と長いので、旨み成分がたっぷり詰まっているのが特徴だ。カレーに赤味噌を加えることで、いつものカレーをよりコク深い味わいにすることができる。
一般的には赤い味噌=赤味噌、白い味噌=白味噌と認識されており、なかでも大豆のみを使って長期熟成させた東海地方の赤味噌は「豆味噌」とも呼ばれる。ちなみに「八丁味噌」は愛知県で作られる豆味噌のことで、生産地が限定されるだけで原材料や製造方法などは豆味噌と変わらない。
2. カレーに入れる味噌の量は?
味噌は塩分を多く含むため、入れすぎるとカレーの味が濃くなってしまう場合がある。とくに赤味噌の場合は塩分濃度が約10%と、白味噌よりもさらに高いのが特徴だ。入れすぎると塩分の摂りすぎにもつながるため、気をつけたほうがよいだろう。
市販のカレールーを使用する場合は、ルー1箱分に対して赤味噌10gほどを目安に入れるのがおすすめだ。味噌は小さじ1杯あたり約6g、大さじ1杯あたり約18gなので、小さじ1杯分から少しずつ入れていくとよい。
カレー粉を使う場合に入れる味噌の量は、使用する具材やほかの調味料の分量によっても異なる。目安としては、1人前に対して味噌を小さじ1/3杯程度から入れてみるとよいだろう。
市販のカレールーを使用する場合は、ルー1箱分に対して赤味噌10gほどを目安に入れるのがおすすめだ。味噌は小さじ1杯あたり約6g、大さじ1杯あたり約18gなので、小さじ1杯分から少しずつ入れていくとよい。
カレー粉を使う場合に入れる味噌の量は、使用する具材やほかの調味料の分量によっても異なる。目安としては、1人前に対して味噌を小さじ1/3杯程度から入れてみるとよいだろう。
3. カレーに味噌を入れるタイミングは?
カレーの隠し味として味噌を入れる場合、入れるタイミングはいくつかある。それぞれの注意点をまとめてみた。
最初に味噌を入れる場合
カレーに玉ねぎを入れる場合は、最初に玉ねぎを炒める工程がある。味噌を最初に加えるならこの段階で加え、玉ねぎといっしょに炒めるとよい。赤味噌の場合は焦げやすいため、焦げつかないよう火力に注意するのがポイントだ。
最後に味噌を入れる場合
カレールーやカレー粉を加えたあとで、最後に味噌を加える方法もある。最後に入れることで、味噌の風味が引き立ちやすくなるだろう。ただし味噌にはルーのとろみ成分を分解してしまう作用があるため、ルーを入れたあとに加えるとカレーが水っぽくなる可能性がある。カレーのとろみが足りない場合は、水で溶いた小麦粉を少量足してとろみをつけるとよい。
煮込む段階で味噌を加える場合
失敗しにくいのは、具材を炒めてから水を入れて煮込む段階で味噌を加える方法だ。水といっしょに入れるから焦げつきにくく、ルーより先に入れるのでとろみを消す心配もない。とろみを分解する酵素の働きを弱めるためにも、具材とともに20分以上は煮込むとよい。
4. カレー×味噌によく合う食材は?
最後に、味噌と合う食材を使った、カレーのバリエーションを紹介する。
ひき肉を使った肉味噌カレー
味噌を使った料理には肉味噌があるが、それだけ、ひき肉と味噌は相性がいいということだろう。これを応用して、カレーの肉をひと口サイズのものではなくひき肉にするのもおすすめだ。ひき肉の甘さと味噌の旨みが絡み合い、ごはんがすすむはずである。
ナスを使った野菜カレー
ナスの田楽など、ナス×味噌の組み合わせのレシピは多いので、ナスも味噌とよく合う食材のひとつといえるだろう。火を通してとろとろに煮込んだナスが、味噌を入れたカレーとマッチするはずだ。
結論
隠し味に赤味噌を加えるだけで、カレーに深いコクをプラスすることができる。ちなみに、赤味噌は加熱するほどコクが出ると言われているので、赤味噌を入れたあとはじっくり加熱するといいだろう。小さじ1杯程度の隠し味で、いつもとはひと味違うカレーに挑戦してみてほしい。