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カレー定番の隠し味ニンニク!使い方とその味わいは?

カレー定番の隠し味ニンニク!使い方とその味わいは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼 祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年1月22日

国民食と言っても過言ではないカレー。カレールーを使う定番のカレーから、スパイスを調合するこだわりのカレーまで、各人がそれぞれのカレーを持っている。もちろん隠し味もさまざまだ。ここではカレーの隠し味としてニンニクを入れるケースを取り上げてみたい。

  

1. ニンニクを入れたカレーはどんな味?

カレーの隠し味にニンニクを入れる人は多い。栄養満点でスタミナばっちりのニンニクはスパイスとの相性もバツグン。カレーにニンニクを入れる効果を検証しよう。

隠し味の分類

隠し味とはその名の通り、隠れた存在としてカレーの味を微調整するものだ。決して味を足すだけの単純なものではない。

甘味・辛味・酸味・苦味・旨味・塩味・香り・コク

味を決める方向性にはこのように多くのベクトルがあり、そのどれを強調するかでカレーの最終形が決まる。まずはどの方向性のカレーを目指すのかを明確にしよう。カレーは非常に好みが分かれる料理だ。濃厚でコクのあるマイルドなカレーを好む人もいれば、サラッとしながら突き抜けるようなスパイスの香りが強いカレーを好む人もいる。どのタイプのカレーを作るかによって相性のよい隠し味は異なるのだ。

ニンニクはカレーにコクを加える。

ニンニクは先に挙げた味の種類の中で、とくにコクを与える働きをする。ニンニクのあり・なしで味のパンチ力と奥行きが大きく違ってくるのだ。コクだけでなくニンニクは香りも加える。アリシンを多く含み独特の香りがあるニンニクは食欲増進の働きがあると言われる。強い殺菌効果があり、滋養強壮にもよい。夏野菜で作るカレーには季節柄とくに使いたい。

2. カレーの種類別!ニンニクを隠し味に入れるコツ

カレーにニンニクを入れるには、タイミングや使い方などいくつかのポイントを押さえておこう。

カレールーを使うカレーなら

家庭でよく作るカレールーを使うカレー。このカレーにニンニクを入れるタイミングは大きく2回ある。具材を炒める時と、煮込む時だ。

具材を炒める時に入れる場合は、みじん切りにするか薄くスライスするのがおすすめだ。炒め油が温まっていない状態からニンニクを入れ、弱火で加熱しながらニンニクの香りと風味を油に移すのだ。その後たまねぎやにんじんなど野菜を炒め、ニンニクの香りを具材全体にまとわせる。カレー全体の土台となる部分に隠し味としてニンニクを使う方法だ。ニンニクは焦げやすく、焦げると強い苦みが出るので炒める時には注意が必要である。

カレーを煮込む時に入れるには、すりおろしたニンニクやガーリックパウダーがよい。ルーを入れた後に入れよう。炒める時に使うより、よりニンニクの香りと味を感じやすい。味見をしてパンチが足りない、もう一味欲しい...そんな時はひとかけのすりおろしニンニクを足そう。チューブから絞り出したニンニクでも構わないので隠し味としてお手軽だ。

ルーを使わないカレーなら

スパイスを炒め香りを引き出した後、刻んだニンニク、しょうがを炒めてカレーのべースとする方法もある。隠し味と言うより主役級の存在感だが、本格的なインド風チキンカレーができあがる。チキンやポークにすりおろしたニンニクをもみ込み、下味とするのもいいだろう。ニンニクの持つ殺菌効果も期待できる。

3. そのほかカレーでニンニクを活用する方法

ニンニクはカレーにまだまだ使える。

ガーリックチップを使う

食べる直前にガーリックチップをカレーにふりかけるのも美味しい。香りが食欲をそそるし、油で揚げられたニンニクはよりコクを増してカレーに風味をプラスしてくれる。揚げた香ばしさもカレーとよく合う。何よりカリカリとした食感は煮込んだカレーにぴったりだ。

ニンニクを丸のまま使う

じゃがいもやにんじんのようにニンニクを具材として使うこともできる。炒めた具材に皮をむいたニンニクを投入し、野菜と一緒に煮込むのだ。ほくほくとした食感で食べごたえがある。ニンニクはみじん切りにしたりすりおろしたりするほど独特の香りが強くなる。丸のままで入れたニンニクは思ったよりにおわないので試してほしい。

ガーリックライスを使う

ごはんをガーリックライスにするのもカレーを美味しくする方法だ。最も強くニンニクを感じる方法なので、ニンニク好きの人におすすめだ。家族でニンニクに対する許容度が違いカレーに入れることが難しい場合、自分だけガーリックライスにするのもいいかもしれない。

結論 

ニンニクはあの小さなかけらに大きなパワーを秘めている。ほんの小さじ1入れるだけでカレーの味が大きく変わってしまうのだ。隠し味としてこれほどふさわしい材料はないだろう。ただし、味に対するパンチ力が強い反面、量が過ぎるとほかの具材やスパイスの持つ風味をかき消してしまう恐れもある。あくまでも「隠し味」として控えめに使うようにしよう。

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  • 公開日:

    2018年10月15日

  • 更新日:

    2021年1月22日

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