1. ラディッシュの種類

別名「二十日大根」というラディッシュは、アブラナ科の食用野菜。ルーツは地中海沿岸の西洋野菜の大根の1種で、16世紀頃に出現した極早生種だ。ギザギザの葉っぱをよく見ると、大根そのままのミニチュア版だということがよく分かる。植物学的には、現在の大きな大根の原種だとされる説もあるようだ。
日本には、明治時代以降に欧米より導入され、生食用としてサラダや付け合わせ、ピクルスなどに利用されている。英語で大根という意味の「radish」を、日本では小さい大根の総称として「ラディッシュ」と呼ぶので、その種類をいくつかあげてみよう。赤い丸形が主流だが、黄色や白、紫、ピンクなどカラフルな色合いの品種も続々登場している。
日本には、明治時代以降に欧米より導入され、生食用としてサラダや付け合わせ、ピクルスなどに利用されている。英語で大根という意味の「radish」を、日本では小さい大根の総称として「ラディッシュ」と呼ぶので、その種類をいくつかあげてみよう。赤い丸形が主流だが、黄色や白、紫、ピンクなどカラフルな色合いの品種も続々登場している。
- 赤丸ラディッシュ
直径3cmほどの球形。ラディッシュの代表的な品種。表皮は紅色だが肉は白く、輪切りにすると赤い縁取りが可愛い。表皮の上部が赤く下部が白い品種も多く出回る。 - 赤長ラディッシュ
長さ3cm~4cmほどの円筒形で、表皮は赤く肉は白。表皮が白いものもあり、まさに大根をそのまま小さくしたような趣だ。 - カラフルファイブ
赤、紫、ピンク、薄桃色、白と、5色のラディッシュを収穫できる。サラダをはじめ料理の彩りにおすすめ。 - 小型大根
ミニ大根、サラダ大根、姫大根の名で流通する小さな大根類。太さ2cm~4cmほどでラディッシュ類よりやや大きめ。長さ10cmくらいの雪小町という二十日大根もある。 - マイクロラディッシュ
直径なんと8mmほどの極小ラディッシュ。SNS映えすることでも注目されている。
2. ラディッシュの特産地&旬

ラディッシュの生産高トップは愛知県で、栽培歴40年以上を誇る特産地。全国シェアの半分以上を占めるほどだ。高温に弱いラディッシュを、遮光や換気の管理を徹底したハウスで栽培。品質の高さで定評を得ている。生産高2位は福岡県、北海道...と続く。
20日程で収穫できるラディッシュの旬は、ほぼ通年。冬の寒い時期を除き、3月~11月頃まで収穫可能なので、家庭菜園にも絶好だ。プランターでも気軽に栽培できるので、ビギナーもチャレンジしやすい。
20日程で収穫できるラディッシュの旬は、ほぼ通年。冬の寒い時期を除き、3月~11月頃まで収穫可能なので、家庭菜園にも絶好だ。プランターでも気軽に栽培できるので、ビギナーもチャレンジしやすい。
3. ラディッシュの選び方

葉も余すことなく食したいので、選ぶ時には、葉の部分にも張りがあり、活力に満ちたものを見極めよう。緑の鮮やかさもチェックポイントだ。株の元が太すぎたり、割れ目があったりするものは避けたい。
根の部分は色鮮やかで、小ぶりでしまったものがよい。色合いと形を活かしたおしゃれな1皿に仕立てるなら、美しい球形のものがよいだろう。ふぞろいのものもあるが、多少ゆがんでいても味に違いはない。
根の部分は色鮮やかで、小ぶりでしまったものがよい。色合いと形を活かしたおしゃれな1皿に仕立てるなら、美しい球形のものがよいだろう。ふぞろいのものもあるが、多少ゆがんでいても味に違いはない。
4. ラディッシュの食べ方

大根と同様に根の部分に消化酵素のジアスターゼを含むなど、小粒ながらも栄養価は十分。赤いものはアントシアニンの1種、シアニジンも含むので、薄くスライスしてサラダでもりもりいただこう。ほか、浅漬けやピクルスを作る場合でも、カットせずにそのまま漬けられる。時短で手早くできるのがうれしい。
ラディッシュは、葉の部分にもβ-カロテンやビタミンB群、カルシウム、鉄が豊富。脂溶性の栄養素を含むので、こちらは栄養の吸収を高める油と併せる調理法がマスト。オリーブオイルを回しかけてのサラダ、油揚げとの煮浸し、ベーコンとのソテー、胡麻油とあわせてナムルなどにしても旨い。
妻や子どもが喜ぶSNS映えレシピも、ラディッシュを使えば皿の上で自分流のデザインができる。たとえば、ラディッシュをはじめミニ大根やミニキャロットなど小さい根野菜を集めて、彩りのよいディップやソースを添えた前菜。ラディッシュにビーツ、紫キャベツ、トマト、ザクロなど、赤い野菜ばかりを集めた真っ赤なサラダ。カットしたラディッシュをフライパンで軽くローストし、ディルやパセリ、パクチーを添えるだけで、見栄えも味も抜群の1皿ができあがる。小さいけれど可能性を秘めたラディッシュを、ぜひ使いこなして欲しい。
ラディッシュは、葉の部分にもβ-カロテンやビタミンB群、カルシウム、鉄が豊富。脂溶性の栄養素を含むので、こちらは栄養の吸収を高める油と併せる調理法がマスト。オリーブオイルを回しかけてのサラダ、油揚げとの煮浸し、ベーコンとのソテー、胡麻油とあわせてナムルなどにしても旨い。
妻や子どもが喜ぶSNS映えレシピも、ラディッシュを使えば皿の上で自分流のデザインができる。たとえば、ラディッシュをはじめミニ大根やミニキャロットなど小さい根野菜を集めて、彩りのよいディップやソースを添えた前菜。ラディッシュにビーツ、紫キャベツ、トマト、ザクロなど、赤い野菜ばかりを集めた真っ赤なサラダ。カットしたラディッシュをフライパンで軽くローストし、ディルやパセリ、パクチーを添えるだけで、見栄えも味も抜群の1皿ができあがる。小さいけれど可能性を秘めたラディッシュを、ぜひ使いこなして欲しい。
結論
脂っこいものを食すとき何となく欲しくなる、消化酵素・ジアスターゼをもつ大根。大根おろしをいちいち作るのは面倒という時に、同じ栄養素をもつラディッシュを思い出して欲しい。小さいからこそ手軽で、ポリポリ丸ごと生で食せるラディッシュ。プランターに植えておけば、何かと重宝すること間違いなしだ。