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知ってた?【キウイフルーツ】の旬、美味しい見分け方

知ってた?【キウイフルーツ】の旬、美味しい見分け方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2019年12月17日

キウイ(キウイフルーツ)といえば、ニュージーランドのイメージが強いが、国産キウイも増えていることをご存知だろうか。キウイは品種改良が盛んで、さまざまな種類が登場している。国産物のキウイは糖度が高く美味しいものが多いので、要チェックだ。

  

1. キウイの種類と旬

甘いだけでなく、ほどよい酸味もあり、食べやすい味が人気のキウイ。じつは中国原産で、もともとは「支那猿梨(シナサルナシ)」と呼ばれ、漢方薬として使われていた果物だ。世界に広まったのは、1904年にニュージーランドに持ち込まれ、品種改良が行われてから。当初「チャイニーズグーズベリー」と呼ばれていたが、ニュージーランドの国鳥、キウイに姿が似ていることから、現在の名前がついたといわれている。

主な産地はニュージーランド。日本では輸入物が多いが、国産キウイの栽培も盛んに行われている。特に甘味が強い国産の品種が増えている。お店に並ぶキウイは、4~12月頃は輸入物、12~4月頃は国産物で、日本では1年を通して食べられる。栄養面ではビタミンCが豊富で、1個に含まれる量はレモンよりも多いことで注目されている。果肉の色はグリーンと黄色がある。お店でよく見かける主な種類をあげてみよう。

■ヘイワード

名前の由来は発見者の、ニュージーランドのヘイワード・ライト氏から。世界中で栽培されている、キウイの中最もポピュラーな品種。大ぶりで、グリーンの果肉から「グリーンキウイ」とも呼ばれる。甘さと酸味のバランスがよい。主な産地はニュージーランド。国内では愛媛県、福岡県など。輸入物が出回る時期は5~12月頃。国産の収穫は11月中旬頃から。

■ゼスプリゴールド

名前の由来は、ニュージーランドのゼスプリ社が開発したことと、果肉が黄色い品種なことから。「ゴールドキウイ」とも呼ばれる。少し細長い形で、皮の表面にはうぶ毛がほとんどない。甘味が強く、酸味が少ない。主な産地はニュージーランド。国内では愛媛県、佐賀県。輸入物が出回る時期は5~8月頃、国産の収穫は11月上旬から。

■レインボーレッド

静岡県で、中国系のキウイから選抜して育てた新品種。ヘイワードよりも1回り小ぶり。果肉の色は淡いグリーンで、中央が赤いのが特徴。酸味は少なく、甘味がとても強い。主に福岡県と静岡県で栽培されている。収穫は9月下旬から。

■香緑(こうりょく)

香川県でヘイワードから選抜されたものを育てた香川県オリジナルの高級品種。ヘイワードよりも細長い形で、甘味が強い。中でも特に糖度が高い最上級品は「スイート16」や「特選香緑」と呼ばれる。果肉は熟すと鮮やかなエメラルドグリーンに。主に香川県で栽培されている。収穫は10月下旬から。

2. キウイの選び方

キウイは、きれいな楕円形で、表面につやがあり、デコボコがないものが良品だ。また、持ってみてずっしりと重みがあるものがよい。うぶ毛があるものは、うぶ毛が均一にびっしりと密に生えているものを選ぼう。表面にシワが寄っているものや傷があるものは、味が落ちていることが多いので、避けた方が無難だ。

キウイは樹上では熟しにくいため、未熟な状態で収穫する。その後、追熟させると糖度が上がり、甘味が増して美味しくなるが、お店やスーパーでは未熟気味のものを売っていることが多い。家で追熟できるので、すぐ食べる場合以外は、固めのものを選ぶとよい。

3. キウイの旬の美味しい食べ方

先述したとおり、キウイを美味しく食べるためには、食べ頃になるまで追熟させることが大切だ。固めのキウイは、ビニール袋に入れて室温に置いておこう。急ぐ場合はリンゴやバナナと一緒にビニール袋に入れると、リンゴやバナナが出すエチレンガスの効果で、短期間で追熟できるのでお試しを。

食べ頃の見極め方だが、外見の変化はほとんどない。手で優しく包むように持ってみて、柔らかさが出てきたり、全体から強い香りが出てきたら食べ頃のサインだ。熟し過ぎると果肉の色が濃くなり、味が落ちるので、置き過ぎには注意しよう。

食べ頃になったら生のまま食べる場合が冷蔵庫に入れて少し冷やそう。ナイフで半分に切って果肉をスプーンですくえば、皮をむく必要もなく、かんたんに食べられる。皮をむいてカットしたキウイは、ヨーグルトに入れたり、ケーキやデザートの飾りにしたりと幅広く使える。たくさん入手したときは、アイスクリームやシャーベット、ジャムにしても美味しい。

甘酸っぱい味を活かして、デザートだけでなく、料理にも使ってみよう。前菜やサラダに加えるほか、つぶしたりジュースにしたりしてドレッシングにするのも美味。また肉料理のソースにすると、ほどよい酸味で料理の味を引き立ててくれる。

結論

1年を通して手に入るキウイは身近で使いやすいうえ、ビタミンCがたっぷりなのも魅力。そのまま食べても美味しいし、デザートや料理にも使える。種類も豊富なので、大いに活用しよう。

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  • 公開日:

    2018年11月17日

  • 更新日:

    2019年12月17日

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