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買う前に知っておきたい【クレソン】の保存

買う前に知っておきたい【クレソン】の保存

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2018年12月12日

独特のほろ苦さと辛味によって、清涼感をもたらしてくれるクレソン。「オランダ水がらし」とも呼ばれ、肉料理の付け合わせでおなじみだ。βカロテンやカルシウムも豊富なので、新鮮さを保つ保存法や冷凍法を覚えて、さまざまな料理に活用しよう。

  

1. クレソンの保存方法と下処理

クレソンは各地のビニールハウスなどでも栽培され、通年店頭に出回っている。天然のものは清らかな水流のある場所に群生し、3月~6月に旬を迎える。産地の直販店や直送便で入手できるので、この時期ならではの生気溢れる味わいを噛みしめてはいかがだろう。

ただ、せっかくたくさん取り寄せても、本来は水生植物のため、葉がしおれやすく傷みも早い。水を入れたコップに茎の部分を差してビニール袋をかぶせるか、水で濡らしたキッチンペーパーに包んで立ててビニール袋に入れるか、どちらかの方法で冷蔵庫の野菜室で保存を。3日ほど冷蔵保存は可能だが、できれば葉がしなびてこないうちに食べ切ってほしい。

ちなみに、クレソンは繁殖力が強く、コップの水に入れておくと新しい葉や白い根がどんどん伸びてくる。ペットボトルなどに入れて水耕栽培するか、プランターに植え替えて栽培してみよう。栽培方法については、別の機会に詳しく説明したい。

2. クレソンの冷凍のコツ

クレソンは、生のまま冷凍することができる。洗って水気を切ったら、食べやすい大きさに切ってファスナー付き保存袋に入れるだけでOK。ただ、解凍すると生の時のシャキッとした食感は損なわれるので、サラダや付け合わせとして使うには向いていない。冷凍のままさっと茹でておひたしや和え物にするか、肉やきのこなどと炒め合わせて使おう。

また、下茹でしてから冷凍することもできる。まず、塩を加えた熱湯で10秒~20秒ほど茹で、冷水にさらして水気を絞り4cm~5cmに切る。その後、粗熱が取れたら、小分けにしてラップで包み、まとめてファスナー付き保存袋に入れて冷凍庫へ入れよう。こうしておくと自然解凍するだけで、おひたしや和え物にすぐ使うことができて、忙しい朝や、夕食に緑黄色野菜が足りないという時に重宝する。いずれの方法も冷凍期間は約1カ月。なるべく早めに使い切ろう。

3. クレソンの解凍方法&調理方法

2で紹介したように、生のまま冷凍したクレソンは解凍せずに加熱して使用し、下茹でしたクレソンは冷蔵庫で自然解凍してそのまま食べることができる。

また、どちらも細かく刻めば、餃子や肉団子、ハンバーグなど、ひき肉料理の具材としての相性も抜群だ。ミキサーにかけてペースト状にすれば、ポタージュスープやスムージーに使うことができる。このクレソンのペーストに、オリーブオイルやニンニクのすりおろしを混ぜ合わせると、パスタやリゾットをはじめ、鶏もも肉や白身魚のグリルのソースとしても活用することができる。オリーブオイルでなく、バターと混ぜ合わせて、熱々のステーキの上に載せても絶品だ。

結論

クレソンのピリッとした辛味は大根と同じ成分で、脂っぽい肉料理の後味を中和し、さわやかさをもたらしてくれる。栄養価の非常に高い野菜なので、安価な時に購入して冷凍保存しておき、継続的に料理に活用していくことをおすすめしたい。

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  • 更新日:

    2018年12月12日

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