1. ブルーベリーの種類と旬

ブルーベリーという名前は、果実(ベリー)が濃い青紫色(ブルー)に色づくことからついたようだ。北アメリカ原産で、古くからアメリカの先住民が野生のブルーベリーを採って食べていたという。その後、ヨーロッパからの移民たちが栽培を始め、やがて世界に広まった。日本に入ってきたのは1951年。本格的に栽培されるようになったのは、1980年代のことだ。
ブルーベリーは育てやすく、寒い場所にも暖かい場所にも適した品種があるため、日本でも栽培が定着している。主な産地は長野県、茨城県、群馬県で、旬は6月~8月頃だ。輸入物は、産地が違うものが1年を通して出回っている。
ブルーベリーはたいへん種類が多く、品種は200~300もあるといわれている。大別すると次の3つの系統に分けられるが、日本で栽培されているのは、ハイブッシュ系とラビットアイ系の品種だ。
【ハイブッシュ・ブルーベリー】
暑さに弱く、冷涼な気候を好む品種。もともとアメリカ北東部に自生していたものを品種改良した。果実が大粒になることが特長。日本では主に北海道、東北、北陸エリアで栽培されている。酸味が少なくマイルドな味わいで、生食に向く「バークレー」などがある。
【ラビットアイ・ブルーベリー】
寒さに弱く、温暖な気候を好む品種。アメリカの南部に自生していたものを品種改良した。果実が熟す前に、ウサギの目のようなピンクに色づくことから、この名がついた。ちなみにその後、果実の色は青色に変わる。果実のサイズはハイブッシュ系よりも小さめ。甘味が強く、加工品向き。日本では関東から南のエリアで栽培されている。たいへん糖度が高く、濃厚な味わいの「ティフブルー」などがある。
【ローブッシュ・ブルーベリー】
寒冷地に生える野生種。アメリカ北東部、カナダ、北欧などの荒れ地に自生する。果実は小粒で濃い黒紫色をしていて、酸味が強い。収穫された果実は生食用にはせず、ほとんどが冷凍にされたのち、サプリメントなどの原料として加工されたり、ジャム、ワインなどに利用されたりする。
ブルーベリーは育てやすく、寒い場所にも暖かい場所にも適した品種があるため、日本でも栽培が定着している。主な産地は長野県、茨城県、群馬県で、旬は6月~8月頃だ。輸入物は、産地が違うものが1年を通して出回っている。
ブルーベリーはたいへん種類が多く、品種は200~300もあるといわれている。大別すると次の3つの系統に分けられるが、日本で栽培されているのは、ハイブッシュ系とラビットアイ系の品種だ。
【ハイブッシュ・ブルーベリー】
暑さに弱く、冷涼な気候を好む品種。もともとアメリカ北東部に自生していたものを品種改良した。果実が大粒になることが特長。日本では主に北海道、東北、北陸エリアで栽培されている。酸味が少なくマイルドな味わいで、生食に向く「バークレー」などがある。
【ラビットアイ・ブルーベリー】
寒さに弱く、温暖な気候を好む品種。アメリカの南部に自生していたものを品種改良した。果実が熟す前に、ウサギの目のようなピンクに色づくことから、この名がついた。ちなみにその後、果実の色は青色に変わる。果実のサイズはハイブッシュ系よりも小さめ。甘味が強く、加工品向き。日本では関東から南のエリアで栽培されている。たいへん糖度が高く、濃厚な味わいの「ティフブルー」などがある。
【ローブッシュ・ブルーベリー】
寒冷地に生える野生種。アメリカ北東部、カナダ、北欧などの荒れ地に自生する。果実は小粒で濃い黒紫色をしていて、酸味が強い。収穫された果実は生食用にはせず、ほとんどが冷凍にされたのち、サプリメントなどの原料として加工されたり、ジャム、ワインなどに利用されたりする。
2. ブルーベリーの選び方

ブルーベリーを選ぶ際のチェックポイントをあげてみよう。果実は大粒なものほど甘く、小粒だと酸っぱい可能性が大といわれるので、大粒なものを選んだ方が無難だろう。表面がやや平らになっているものが生育がよい証拠だ。果実の形が整っていて、皮に張りがあることが新鮮さのバロメーターになる。色は、黒っぽく濃いものほどよく熟している。青紫色が濃く、鮮やかなものを選ぼう。
皮の表面にふいている白い粉は、ブルーム(果粉)と呼ばれる。乾燥を防ぎ、自らを保護するために果実が出しているものだ。熟して食べ頃になると、ブルームがふき出す。ブルームが多く付いているものは新鮮なので、買い求める際は必ずブルームが残っているものを。なお、パック入りのものは、下の方の実が潰れて傷んでいることがあるので、よくチェックしよう。
皮の表面にふいている白い粉は、ブルーム(果粉)と呼ばれる。乾燥を防ぎ、自らを保護するために果実が出しているものだ。熟して食べ頃になると、ブルームがふき出す。ブルームが多く付いているものは新鮮なので、買い求める際は必ずブルームが残っているものを。なお、パック入りのものは、下の方の実が潰れて傷んでいることがあるので、よくチェックしよう。
3. ブルーベリーの旬の美味しい食べ方

ブルーベリーを食べる際は、軽く水洗いするだけでOK。果実を潰さないように優しく洗おう。表面に付いているブルームもそのまま食べられる。手でこすったり擦れたりしてとれてしまうと、急激に鮮度が落ちるので、食べる直前まで落とさないように気をつけたい。
生で食べるのはもちろん、パイナップルや柑橘系のフルーツと一緒に食べるのもおすすめ。酸味と甘味のハーモニーが新鮮だ。ヨーグルトに入れたり、ケーキやデザートの飾りとしてトッピングしたりすると、鮮やかで見栄えもする。タルトやパイ、スコーンやマフィン、パンに合わせても美味しい。
またジュースやシロップのほか、たくさん手に入ったときは、ぜひジャムを作ってみよう。甘さと酸味を活かして、料理のソースに使うのもよい。きれいな色で見栄えもする1品になる。ぜひいろいろ試してみてほしい。
生で食べるのはもちろん、パイナップルや柑橘系のフルーツと一緒に食べるのもおすすめ。酸味と甘味のハーモニーが新鮮だ。ヨーグルトに入れたり、ケーキやデザートの飾りとしてトッピングしたりすると、鮮やかで見栄えもする。タルトやパイ、スコーンやマフィン、パンに合わせても美味しい。
またジュースやシロップのほか、たくさん手に入ったときは、ぜひジャムを作ってみよう。甘さと酸味を活かして、料理のソースに使うのもよい。きれいな色で見栄えもする1品になる。ぜひいろいろ試してみてほしい。
結論
甘酸っぱい味、色とサイズも愛らしいブルーベリーは、ケーキの飾りだけでなく、タルトやマフィンに合わせても美味で、彩りも美しく仕上がる。店頭に並ぶブルーベリーはどんな品種なのか明記されていないことが多いが、ブルーベリーの苗を目にすることがあったら、ぜひ品種名をチェックしてみよう。