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知っておきたい!【トレビス】の種類と選び方

知っておきたい!【トレビス】の種類と選び方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2018年12月11日

最近は見た目が美しいビジュアル系の新顔野菜が人気だが、この「トレビス」もその1つ。鮮やかなワインレッドの色合いは、ポリフェノールを含む証。紫キャベツにも似ているがチコリの仲間であるというトレビス、その実態を検証してみよう。

  

1. トレビスの種類

一見キャベツに似た形だが、キク科の野菜チコリの1種。イタリア原産で、レッドチコリ、イタリアンレタスとも呼ばれている。イタリアでの名はラディッキオ。トレビスという名は、イタリアの産地、トレヴィーゾから付けられたフランス名だ。日本には1980年代に入ってきたニューフェイスで、まだまだ家庭の食卓には馴染みが薄いようだ。

チコリの仲間ゆえに味は似ていて、キク科独特の爽快なほろ苦さと風味があり、サクサクとした食感は、ちょうどキャベツとレタスの中間といえるだろう。ワインレッド色の葉に真っ白い葉脈が入り、大変美的な野菜である。

■トレビス(ラディッキオ)

丸く結球する葉野菜。新芽を食すチコリとは異なり、大きくなった葉を食べる。紫キャベツのような色落ちはない。別名、ラディッキオ・ロッソ、キオッジャ。

■トレビーゾ

円錐形で長さが20cm程になる大型種。

■タルティーボ

葉が細長くて結球しないタイプ。サラダに散らすと美しい彩りに。

■カステルフランコ

一見レタスのようだが、これもトレビスの仲間。ベージュ色に赤い斑点が入った色合いも独特。大輪の花のようにゆるめに結球する美しい品種。

2. トレビスの特産地

トレビスは輸入ものが多く、主にアメリカやイタリアから輸入されていて、通年流通している。一方、国内での認知度と需要が高まるにつれ、国産トレビスも出荷が増えている。主な産地は、北海道や長野、岡山、鹿児島など。栽培には冷涼な気候が適しているため、晩秋から春先までが旬といえるだろう。

3. トレビスの選び方

トレビスを購入する際は、葉の色がくっきり鮮やかで、全体に丸みがあり、巻きがしっかりしているものを選ぼう。また、切り口も大切なチェックポイント。変色が少ないものが新鮮なので、その目でしっかり確かめてほしい。

4. トレビスの食べ方

トレビスの赤紫色の色素成分は、ポリフェノールの1種であるアントシアニン。このアントシアニンは水溶性なので、基本的にサラダなど、生で食すことをおすすめしたい。グリーンの野菜の中にトレビスの赤紫色が入ると、目にも鮮やかでフォトジェニックな1皿になる。ルッコラや人参、エンダイブ、ビーツなどさまざまな味・色合いの野菜を組み合わせて、オリジナリティあふれるサラダを作ってみてはいかがだろう。

ほかにも、櫛形にカットして、そのままソテーするだけでも特別なメニューになるトレビス。オリーブオイルをかけて、フライパンやオーブンで加熱し、マスタードなどを添えていただこう。鶏肉のグリルや牛肉のステーキなどの付け合わせにも絶好で、肉の旨味を引き立てるベストパートナーになる。

結論

なかなか馴染みがないトレビスだが、次の週末ブランチまでに密かに入手してみてはどうだろう。妻のためにカラフルで彩りきれいなサラダを用意すれば、笑顔こぼれるサプライズになる。

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  • 更新日:

    2018年12月11日

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