1. トレビスの種類

一見キャベツに似た形だが、キク科の野菜チコリの1種。イタリア原産で、レッドチコリ、イタリアンレタスとも呼ばれている。イタリアでの名はラディッキオ。トレビスという名は、イタリアの産地、トレヴィーゾから付けられたフランス名だ。日本には1980年代に入ってきたニューフェイスで、まだまだ家庭の食卓には馴染みが薄いようだ。
チコリの仲間ゆえに味は似ていて、キク科独特の爽快なほろ苦さと風味があり、サクサクとした食感は、ちょうどキャベツとレタスの中間といえるだろう。ワインレッド色の葉に真っ白い葉脈が入り、大変美的な野菜である。
チコリの仲間ゆえに味は似ていて、キク科独特の爽快なほろ苦さと風味があり、サクサクとした食感は、ちょうどキャベツとレタスの中間といえるだろう。ワインレッド色の葉に真っ白い葉脈が入り、大変美的な野菜である。
■トレビス(ラディッキオ)
丸く結球する葉野菜。新芽を食すチコリとは異なり、大きくなった葉を食べる。紫キャベツのような色落ちはない。別名、ラディッキオ・ロッソ、キオッジャ。
■トレビーゾ
円錐形で長さが20cm程になる大型種。
■タルティーボ
葉が細長くて結球しないタイプ。サラダに散らすと美しい彩りに。
■カステルフランコ
一見レタスのようだが、これもトレビスの仲間。ベージュ色に赤い斑点が入った色合いも独特。大輪の花のようにゆるめに結球する美しい品種。
2. トレビスの特産地

トレビスは輸入ものが多く、主にアメリカやイタリアから輸入されていて、通年流通している。一方、国内での認知度と需要が高まるにつれ、国産トレビスも出荷が増えている。主な産地は、北海道や長野、岡山、鹿児島など。栽培には冷涼な気候が適しているため、晩秋から春先までが旬といえるだろう。
3. トレビスの選び方

トレビスを購入する際は、葉の色がくっきり鮮やかで、全体に丸みがあり、巻きがしっかりしているものを選ぼう。また、切り口も大切なチェックポイント。変色が少ないものが新鮮なので、その目でしっかり確かめてほしい。
4. トレビスの食べ方

トレビスの赤紫色の色素成分は、ポリフェノールの1種であるアントシアニン。このアントシアニンは水溶性なので、基本的にサラダなど、生で食すことをおすすめしたい。グリーンの野菜の中にトレビスの赤紫色が入ると、目にも鮮やかでフォトジェニックな1皿になる。ルッコラや人参、エンダイブ、ビーツなどさまざまな味・色合いの野菜を組み合わせて、オリジナリティあふれるサラダを作ってみてはいかがだろう。
ほかにも、櫛形にカットして、そのままソテーするだけでも特別なメニューになるトレビス。オリーブオイルをかけて、フライパンやオーブンで加熱し、マスタードなどを添えていただこう。鶏肉のグリルや牛肉のステーキなどの付け合わせにも絶好で、肉の旨味を引き立てるベストパートナーになる。
ほかにも、櫛形にカットして、そのままソテーするだけでも特別なメニューになるトレビス。オリーブオイルをかけて、フライパンやオーブンで加熱し、マスタードなどを添えていただこう。鶏肉のグリルや牛肉のステーキなどの付け合わせにも絶好で、肉の旨味を引き立てるベストパートナーになる。
結論
なかなか馴染みがないトレビスだが、次の週末ブランチまでに密かに入手してみてはどうだろう。妻のためにカラフルで彩りきれいなサラダを用意すれば、笑顔こぼれるサプライズになる。