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岐阜・愛知の祝いの風習「菓子まき」とは?

岐阜・愛知の祝いの風習「菓子まき」とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2018年12月10日

岐阜県や愛知県では結婚式の披露宴で、お菓子をまく文化がある。「菓子まき」と呼ばれる古くからの風習が今でも残っているのだ。祝いの席を盛り上げる菓子まきについて紹介しよう。

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1. 菓子まきの風習

菓子まきは、岐阜や愛知固有の風習ではなく、もともと全国各地で行われていたものが、色濃く残っているもののようだ。菓子まきの由来には諸説ある。
1つは、家を新築する際の棟上げの時に行われる、餅まきがルーツだというもの。
ほかにも、昔の婚礼の儀式は、花嫁が実家を出て、花嫁行列が嫁ぎ先へ向かうという形式だったが、村の人口減につながる花嫁行列を通せんぼして行く手を塞ぎ、行かせまいして、花嫁はお菓子を配って通してもらうという「花嫁菓子」と呼ばれる習わしがあった。これが変化して、菓子まきとなった、というものなどがある。

花嫁が実家を出て嫁ぎ先の家へ入ってすぐに菓子まきが始まる。家の屋根に上った親族の男性が、見物に訪れている近所の人たちに向かってお菓子をばらまく。15分前後でまくお菓子は20万円程度が相場だ。

ただし、この風習も地域によってやり方が異なり、菓子をまく地域も、配る地域もあるという。

2. 結婚式場でも菓子まき

結婚式場でも、披露宴やアフターセレモニーの演出として、菓子まきをプログラムに取り入れるところもある。自宅では菓子まきが行えないというカップルにも人気のようだ。また、お菓子に「当たり」が仕込まれていて、豪華な景品がもらえるというゲーム要素がプラスされていることもあるという。
この場合、お菓子をまくのは親族ではなく、新郎新婦。お菓子をゲストにまくのは、結婚するカップルからの「幸せのおすそ分け」という意味もあるそうだ。
新郎新婦が投げるお菓子を皆がこぞってキャッチする。ブーケトス同様に、ハレの日を盛り上げる場面なのだ。

3. イベントでも人気の菓子まき

岐阜や愛知では結婚式で行われている菓子まきだが、全国で見ると家の新築祝いなどでも行われている。古くから伝わる、めでたい場面を盛り上げる文化なのだ。
菓子まき用のお菓子のセットは、大手ネット通販などでも販売されている。ホームパーティーなどで、菓子まきを行ってみるのもおもしろいかもしれない。
菓子まき文化を守り続けようと始まった、新しい試みを紹介しよう。小型のドローンを使って、空中からお菓子をまくというもので、岐阜県の会社が2016年8月に始めたサービスだ。
しかし、同社のドローンが2017年11月にイベント会場で10mの高さから墜落し、6名の負傷者が出るという事故が起きた。これを受けて、ドローン関連の催事を中止する自治体が急増した。国土交通省は2018年1月31日付けで交通法を改正し、イベント会場での立ち入り禁止区域や、プロペラガードの装着の義務化などを定めた。
イベントや祭りの会場に出向いてお菓子をまいてくれるという、古きよき風習と、現代の技術の融合は始まったばかりだ。安全で、多くの人が楽しめる運用を願ってやまない。

結論

菓子まきは、ハレの日の幸せを、隣近所の人々とも共有したい、という心を感じる風習だ。このユニークで微笑ましい文化が今後も続いていくことを願いたい。

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