1. なぜ七草粥を食べるようになったのか

七草粥の由来は、古来中国にあるといわれている。1月7日は「人日の節句」にあたり、人の運勢を占って「七種采羹(ななしゅのさいかん)」という汁物を食べて無病息災を願う習慣があった。
この風習が奈良時代に日本に伝わり、若菜を摘んで食べる「若草摘み」や7種の穀物で作る「七種粥」の風習と結びつき、春の七草を入れた「七草粥」を食べるようになったという。庶民に広まったのは江戸時代になってからだという。
七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、無病息災を願って食べられた。
この風習が奈良時代に日本に伝わり、若菜を摘んで食べる「若草摘み」や7種の穀物で作る「七種粥」の風習と結びつき、春の七草を入れた「七草粥」を食べるようになったという。庶民に広まったのは江戸時代になってからだという。
七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、無病息災を願って食べられた。
2. 七草とは

具体的に七草を見ていこう。七草はいわば日本のハーブ。昔は道脇や畑などで、気軽に摘むことができた。
セリ
鉄分が多く増血作用が期待できる。
ナズナ
別名ぺんぺん草。解熱作用、利尿作用などの働きがある。
ゴギョウ
母子草とも呼ばれる。せき、のどの痛みを和らげる効果がある。
ハコベラ
タンパク質が多く含まれ、ミネラルやその他の栄養素も豊富。古くから薬草として親しまれてきた。
ホトケノザ
食物繊維が豊富で、高血圧の予防などの効果がある。
スズナ
蕪(カブ)のこと。整腸作用、解熱作用、便秘防止などの働きがある。
スズシロ
大根のこと。消化を促進させるジアスターゼが豊富に含まれる。
3. 七草粥の作り方

七草粥の作り方をおさらいしておこう。
① 米を研いで、多めの水と共に土鍋に入れて沸騰したら弱火にして30~40分ほど炊く。吹きこぼれそうになったら、蓋をずらす。
② 七草を細かく刻む。
③ 粥が炊き上がる5分ほど前に塩少々をふり、七草を全体に混ぜる。
① 米を研いで、多めの水と共に土鍋に入れて沸騰したら弱火にして30~40分ほど炊く。吹きこぼれそうになったら、蓋をずらす。
② 七草を細かく刻む。
③ 粥が炊き上がる5分ほど前に塩少々をふり、七草を全体に混ぜる。
4. 七草が手に入らない時は?

昔は自分で摘んでいた七草だが、今は時期になると七草セットが売られている。買い物に出遅れて、売り切れてしまった!そんな時は、普段から売られている身近な野菜で代用すればいい。
●小松菜
●ホウレンソウ
●春菊
●三つ葉
●水菜
などがおすすめだ。ここに、いつでも手に入るスズナ(蕪)スズシロ(大根)を加えればばっちりだ。
●小松菜
●ホウレンソウ
●春菊
●三つ葉
●水菜
などがおすすめだ。ここに、いつでも手に入るスズナ(蕪)スズシロ(大根)を加えればばっちりだ。
結論
疲れた胃をやさしく癒してくれる七草粥。お粥を食べる機会なんて風邪の時と1月7日くらいかもしれないが、ちょっと最近食べ過ぎだなという時にもおすすめだ。