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玉ねぎの皮に驚きの栄養素が隠れていた、その効果とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年8月13日

料理のとき捨てている玉ねぎの茶色い皮。この皮の部分に、健康に効果があると期待されるある成分が含まれるという。花粉症予防にも効くともいわれるこの成分について解説し、どのように摂ればいいのかなどについて見ていこう。

1. 玉ねぎの皮に含まれる「ケルセチン」の効果とは

玉ねぎの皮に含まれる抗酸化ポリフェノールの一種、ケルセチン。このケルセチンの効果が知られるようになったのは、ポリフェノール類の健康効果が話題になり始めた1990年代に入ってからで、それまではその黄色い色素を染料として利用されてきた。
ケルセチンも他のポリフェノール類と同様に様々な効果があるといわれている。
植物は自らを活性酸素から守るためにポリフェノールを作り出す。そのため、ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っている。ケルセチンはポリフェノールのうちフラボノイド類に分類される。フラボノイド類は、分子内にフェノール性水酸基をもっており、水酸基には活性酸素を捕えて除去する能力(抗酸化力)があるといわれているため、より強い抗酸化作用を持つのである。
外界からの様々なストレスによって活性酸素が体内で増加してしまうと、細胞や体内物質などを傷つけ、老化や生活習慣病の原因の一つにもなるといわれる。そのため、ポリフェノールの抗酸化作用が、アンチエイジングや生活習慣病予防に効果があるのではないかと考えられている。
ケルセチンには、抗酸化作用の他にも、抗炎症作用、抗癌作用、降圧作用などがあるといわれ、研究が進められている。

2. 玉ねぎの皮は花粉症に効く?

ケルセチンに糖が結合した化合物であるケルセチン配糖体は、体脂肪低減効果が認められトクホとして消費者庁から表示許可を受けている。
他にも、研究段階ではあるものの、ケルセチンの抗炎症作用が花粉症やアレルギーなどで悩む人の間では話題となっている。
アレルゲン(抗原)が体内に侵入すると、免疫細胞が反応して抗体が作られる。さらに、すでに作られていた抗体が肥満細胞(免疫細胞)とくっつき、ヒスタミンやロイコトリエンと呼ばれる化学物質を分泌することで、鼻水やかゆみといったアレルギー症状を引き起こすといわれている。ケルセチンは、局所で炎症を引き起こす原因物質であるヒスタミンの発生を抑えることによってアレルギー症状の軽減に役立つといわれている。また、ケルセチンは腸内環境の改善作用を持っており、この非常に強いヒスタミン抑制作用とも合わせて、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー体質の改善に期待が集まっている。
ケルセチンは玉ねぎだけでなくモロヘイヤやアスパラガス、ブロッコリーといった野菜などにも多く含まれる。また、ケルセチン配合のサプリメントやドリンクなども開発されているが、抗生物質や降圧薬との組み合わせがNGの場合もあるので、特にサプリメントを摂取する際には注意が必要だろう。

3. 玉ねぎの皮茶の作り方

ケルセチンは玉ねぎの皮100g中には1200㎎含まれているとされているが、これは玉ねぎの実の部分の30倍以上もの量になるという。
ケルセチンはもともと水に溶けにくいのだが、玉ねぎなど多くの食物中では糖と組み合わさった形の「ケルセチン配糖体」という形態で含有されている。これは、小腸でケルセチンへ加水分解されやすく体内への吸収性が高まった状態であるという。
そのため、ケルセチンを効果的に摂る方法の1つとして、玉ねぎの皮を捨てずに煎じる玉ねぎの皮茶を飲むことが注目されている。
① 玉ねぎを選ぶ:皮を煮出すため、できれば無農薬のオーガニックの玉ねぎを選びたい。また、ケルセチンは黄色い色をしているため、皮の色が濃い方が、ケルセチンが多いとされる。色の濃い玉ねぎを選ぶようにしよう。
② 玉ねぎの皮を天日干しにする:玉ねぎの皮を3日~1週間程度天日干しにすることによってケルセチンの含有量が増加するという。
③ 玉ねぎの皮をよく洗い、変色しているような部分は丁寧に取り除く。
④ 玉ねぎ1~2個に対して水を1リットル用意し、鍋で水から煮出していく。
⑤ 5~10分ほど弱火で沸騰させればできあがり。
また、より簡単な方法として、天日干しして乾燥した皮をミキサーにかけて粉々にし、お茶用のパックに入れ、普通の茶を入れるように急須で蒸らしてもよい。

結論

玉ねぎの皮に多く含まれる「ケルセチン」はポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持ち、生活習慣病予防や花粉症などのアレルギーの改善にも効果が期待されている。玉ねぎの皮を捨ててしまう前に、玉ねぎの皮茶などの効果を試してみたいものだ。

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