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関東と関西の桜餅は別物?その違いを徹底検証

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年1月14日

桜が咲く季節になると食べたくなるのが桜餅。鮮やかなピンク色を見ると、春の訪れを実感する人も多いのではないだろうか。そんな桜餅も所変われば品変わるで、関東と関西では全く別物だ。今回は東西の桜餅事情について解説し、それぞれの特徴を紹介する。

1. 関東の桜餅

関東の桜餅はクレープ状のお菓子だ。関東風の桜餅は「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれており、小麦粉をベースとした生地を焼いて餡を包んでいる。

長命寺の名の由来は、隅田川のほとりにある長命寺が発祥の地になったからに他ならない。1717年(享保2年)に長命寺の門番・山本新六が、桜の落ち葉掃除に悩まされていたときに、その葉を塩漬けにして、クレープ状の桜餅を作って門前で売り出したところ大ヒット。

特に桜の名所である隅田堤では花見客に大いに喜ばれ、以後、山本新六は桜餅の老舗「山本や」を創業、その味は変わることなく現在に受け継がれている。

皮は小麦粉を水に溶き、一枚一枚丁寧に焼き上げる。その後、餡を包んで皮を2つに折る。形は円筒状や袱紗折りで包むこともあり、店舗によって形状は若干異なる。最後に塩漬けにした桜の葉で餅を包めばできあがりだ。

2. 関西の桜餅

関西の桜餅は道明寺(どうみょうじ)と呼ばれている。その名の由来は餅の皮が道明寺粉で作られているからだ。

道明寺粉とはもち米を蒸して乾燥させ粗びきにしたもので、お湯や水で戻すとすぐに食べられる。この手軽さから戦国武将の携帯食として重宝されてきた。この粉は大阪の道明寺で作られたことからその名がつけられ、昔はもっぱら備蓄食であったが、現在ではお菓子作りに使われるのが主流だ。

道明寺は見た目は饅頭のようで、関東風のようなクレープ風の形とは大きく異なる。もち米を粗びきしていることからつぶつぶとした食感で、弾力と粘りもあり食べごたえがある。

家庭で作るときに道明寺粉が手に入らないときには、もち米を硬めに炊けば代用品として利用することができる。最近では関西でも漉し餡が使われるが、以前は粒餡が主流だった。関東ではもっぱら漉し餡が使われているので、中身に使われる餡も地域によって異なるところは興味深い。

3. 桜餅の葉は食べる?食べない?

さて、皆さんは桜餅の葉についてはどうしているだろうか?葉っぱを食べる人、食べない人、それぞれ別れると思う。

どちらが正解か?という問いを敢えてするとすれば、どちらも正解というのが正しい。桜餅の葉は全国的に見ると食べる人の方が多く、長命寺、道明寺ともにその傾向が見られる。

葉を食べるか食べないかは、好みで選べばよいのだが、桜の葉は香りが強いので、餅と一緒に食べることで春の訪れを満喫することができる。

しかし、一方で塩漬けされた葉は塩分が強いことから、食べないで欲しいと注意喚起する店もあるとのこと。桜の葉を口にすることは、メリット・デメリットの両方があるので、気になる人は購入店で取り扱いについて聞いてみよう。

桜餅の葉は飾りでついている訳ではなく、香りつけはもとより、お餅の乾燥を防ぎ、葉の塩味はお餅の甘さを引き立てる役割もある。

桜餅の独自の香りと甘味は桜の葉があってこそ。桜餅を食べて春の到来を祝いたいものだ。

結論

桜餅は関東と関西で大きく異なる。関東の桜餅はクレープ状の長命寺、関西は饅頭のような形の道明寺が主流だ。全国的に見ると葉を食べる人の方が多いが、食べ方に特に決まりはない。桜の葉は香りつけや乾燥を防ぐ役割、塩味は甘味を引き立てる効果もあり、その独自の味わいは昔も今も多くの人に愛されている。桜餅は日本が誇る春を象徴するスイーツなのだ。

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