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豚の角煮は冷凍保存し、アレンジメニューを子どもと楽しもう

豚の角煮は冷凍保存し、アレンジメニューを子どもと楽しもう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年2月29日

豚の角煮を作るなら、一度にたくさん作っておこう。しっかり味がしみ込んだ角煮は冷凍保存して、あれこれ変身させたアレンジメニューをぜひ子どもと一緒に作りたい。メインとなる豚の角煮はすでに出来上がっているので、子どもにとっても比較的簡単な作業で「料理している感」が味わえる。今度の休日の楽しみにいかがだろうか。

  

1. 豚の角煮は大量に作って冷凍保存するのが賢い方法

生の肉は安いときにたくさん買って冷凍保存しておくが、調理した肉を冷凍保存する習慣はないという方も意外に多いようだ。調理方法にもよるが、豚の角煮は冷凍保存するのにも向いている。味がなじむので、作ってすぐよりも時間を置いて食べる方がより美味しく感じられさえする。冷凍するには保存容器を用いてもよいし、フリーザーパックなども場所を取らなくてよい。

豚の角煮を冷凍するときの注意点は、煮汁を多く入れすぎないことだ。煮汁は肉がひたる程度で十分である。入れすぎると解凍したときに持て余してしまうので、煮汁は別にして冷凍しておこう。スープなどの下味にも使えるし、煮汁で大根・ゆで卵・厚揚げなどを煮れば、立派な副菜になる。

作ってから2日~3日以内に完食できる場合は、冷蔵庫で保存しても構わない。大きさの合う保存容器に入れ、ひたるぐらいの煮汁も一緒に入れれば味がよくしみ込む。余った煮汁でじゃがいもなどを煮ても美味しいし、たとえばタマネギと卵だけのチャーハンでも、保存しておいた煮汁を隠し味に加えればコクと深みが生まれ、満足のいく味わいになるだろう。

2. 趣向を変えれば、豚の角煮は何度でも楽しめる

冷凍保存しておいた豚の角煮のアレンジ方法をいくつかお伝えしよう。作ったときと同じように、ごはんのおかずとして食べるのもよいが、それでは少し芸がない。家族に「この前の角煮をまた出してきたのか」と思われないためには、アレンジを加えて新たな料理に仕立てたいものである。

チャーハンやラーメンの材料にすれば休日のランチ用には手軽だが、たまには趣向を変えて、写真のように仕立ててみるのはいかがだろうか。肉とパイナップルは、とてもよい組み合わせだ。酢豚やピザ、ハワイアンステーキ、ハワイアンハンバーグステーキにパイナップルが加わっていることからもわかる。パイナップルに含まれるブロメラインという酵素には、肉を分解し、消化吸収を助ける効果があると言われるからだろうか。豚の角煮とパイナップルを一緒に食べる必要はないので、くり抜いたパイナップルはデザート用に取っておき、外側をチャーハンの器として使うのはどうだろう。見た目にも楽しく、子どもは喜ぶに違いない。

パイナップルの器を使うなら、チャーハンも普段の味付けではなく、エスニック風味を加えてみたい。マレーシア・インドネシア料理で有名なナシゴレン風にするなら、いつもの味付けに少量のナンプラーとレモン汁を加えるだけでもよい。でき上がってからナッツを添えるのもよいし、あらかじめ刻んで一緒に炒めてもよいだろう。ナッツはピーナッツのほか、カシューナッツ・マカダミアナッツ・アーモンド・くるみなどがおすすめだ。

3. 豚の角煮のアレンジメニューは子どもと一緒に!

こうしたアレンジメニューは、サプライズで食卓に出して子どもの驚く顔を見るのも嬉しいが、調理を手伝ってもらうのもまた楽しいものだ。メイン材料である豚の角煮はすでにできているので、調理は比較的簡単だ。火を使わせるのに心配のない子どもであれば、炒めるのを手伝わせるのもよいし、包丁が使える子どもならナッツを刻んでもらおう。それらがまだ早い子どもには、配膳を手伝ってもらおう。

調理に参加することによって、子どもの食欲は確実に増す。「前に父親が作ってくれた豚の角煮が、今日はこんな料理に変身した」ということに驚きを感じてもらえれば成功だ。その驚きが、料理に興味と関心を持つことにつながるだろう。料理の上達には、科学的な知識もある程度必要なので、そうした側面と絡めて子どもに興味を持たせることができればなおよい。パイナップルの効用についても、ぜひ子どもに伝えて反応を見よう。

慣れてきたら、今度は子ども自身にアレンジメニューを考えさせるのもおもしろいだろう。大人が考えつかない斬新なアイデア、意表をつく食材の組み合わせなどが飛び出すかもしれない。作ってみて美味しくなければ、なぜ失敗したのかを考えさせればよい。教科書通りの料理よりも、たまには親子で味の冒険に乗り出してみるのもよいものではないか。

結論

豚の角煮は冷凍保存できるので、いっそのこと一度に大量に作ろう。多めに作って子どもと一緒にアレンジメニューを考え、調理も手伝わせてみよう。親子の休日のイベントになり、食育にもつながる。調理しながら食材同士の相性などについても伝え、自分自身で工夫して料理する楽しさを教えよう。

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  • 公開日:

    2019年1月 1日

  • 更新日:

    2020年2月29日

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