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最後に掃除したのはいつ?米びつを定期的に掃除したほうがよい理由

最後に掃除したのはいつ?米びつを定期的に掃除したほうがよい理由

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年8月12日

日本人にとって米は切っても切り離せない国民食だ。米びつには常に米が入っている状態という家庭も少なくないだろう。しかし、常時ストックがある状態だからこそ、米びつの手入れや掃除がいい加減になってしまってはいないだろうか。ここでは、米びつの掃除の仕方やその必要性について解説したい。

  

1. 米びつを定期的に掃除しなければいけない理由

米びつに限らず、そのままでもとくに困った経験がないものはついつい掃除をあと回しにしてしまいがちだ。掃除しないよりはしたほうがよいことはわかっていても、具体的にどのくらいの間隔で、どの程度掃除をしていればよいのかわからないと取り掛かりにくいというのもよくある話だ。

米びつを定期的に掃除したほうがよいのは、米に虫がわく危険性があるからだ。精米後の米にも米ぬかは残っており、米びつには米から落ちた米ぬかが付着している。古い米ぬかには虫がわきやすいため、定期的に掃除をして綺麗な状態にしないと虫がわきやすい環境になってしまうというわけだ。
米びつの中身が少なくなる度につぎ足していると、米びつに付着した米ぬかを掃除する機会がない。それだけでなく、底のほうに古い味の落ちた米が残ってしまうことにもなりかねないので、基本的には米びつは入れている米がなくなるまで新しい米はつぎ足さず、空になったタイミングで掃除するのがよいだろう。こうしていれば、万が一米びつ内の古い米に虫がわいてしまったとしても新しい米に虫を引き継がせずに済む。

米にわく虫は、おもに4月~10月頃、高温多湿の環境で活発になる。暖かくなる時期に差し掛かったら念入りに虫害を警戒しておいたほうがよい。

2. 米びつの掃除の仕方

米びつの掃除の仕方は材質によって多少変わるが、基本は水洗いだ。米ぬかが溜まりやすい端までブラシなどでしっかりこすり落とそう。桐製の米びつは水洗いできないので、代わりに湿らせた布巾で米ぬかをふき取るようにし、1日ほど天日干しにしてやるとよい。米を入れるとき、米びつの湿気が取れていること、温度が下がっていることを確認するのを忘れないようにする。

掃除が難しいのは、決まった量の米が出てくるワンプッシュ型の米びつだ。種類にもよるが基本的に分解が難しいものが多く、手入れが難しい。この手の米びつは米の排出口に米ぬかが溜まりやすく、死角も多いことからじつは虫がわきやすい構造になってしまっている。

ワンプッシュ型の米びつも、いったん米をすべて取り出し、米びつの内部を水やアルコールで湿らせた布巾で可能な限りふき取っていく。天日干しができない代わりに、濡れた布巾で拭いたあとは乾いた布巾で水気をしっかりふき取ることが大切だ。排出口付近は歯ブラシなどを駆使して細かいところまで米ぬかを落とすようにする。

唐辛子などを入れることで虫よけ対策をすることもあるが、だからといって掃除をしなくてよいわけではない。虫がわきやすい環境を作ってしまっては唐辛子などを入れたとしても効果は見込めないことを覚えておこう。

3. これで安心?米びつの防虫対策

万が一虫がわいてしまった場合、これ以上被害が増える前に処理をすることが必要だ。とくに、メイガという蛾の一種は米以外の食品にもわく性質がある。一度メイガがわいているのを見かけたら、台所やリビングといった食材が置いてある部屋は隅々まで掃除し、虫害がないか確認したほうがよいだろう。

虫がわいたとしても米びつ掃除の基本的な流れは先ほど紹介した通りでよいが、日光による紫外線消毒は念入りに行っておこう。しっかり掃除ができたのであれば、同じ米びつを使い続けても問題ないのだが、心理的に抵抗がある場合は買い替えも検討しよう。

お手軽かつ低コストでおすすめなのは、ペットボトルを米びつ代わりにすることだ。ペットボトルは簡単に密閉が可能で、ふたさえしっかり締めていれば虫が入る余地はない。消費ペースにあわせてペットボトルのサイズを選べば自然と小分け管理することにもつながり、万が一虫がわいたとしてもリスクを分散させることができる。

また、一度虫をわかせてしまったのであれば米の保存場所も変える必要がある。シンクの下、冷蔵庫の横といった湿気や熱気がこもりやすい場所は避けるようにしよう。おすすめは冷蔵庫の野菜室だ。野菜室は温度も湿度も一定に管理されているため、米を保存するのにも向いている。ただし、冷蔵庫内外の温度差で結露が起こるとかびが生える原因になるので、出し入れは最小限にするように注意する必要があることは覚えておこう。

結論

米びつは定期的に掃除をしないと虫がわきやすい環境を生んでしまうのだ。米が少なくなったらつぎ足すのではなく、毎回空にして米びつを掃除してから新しい米を入れるようにすることが大切だ。虫がわいた米びつは精神的にもショックが大きい光景だ。嫌な光景を目にしなくて済むためにも、マメな掃除を心がけたい。

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  • 公開日:

    2019年1月23日

  • 更新日:

    2021年8月12日

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