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知っておくべき!お米に虫が発生する理由と正しい対策法

知っておくべき!お米に虫が発生する理由と正しい対策法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年8月 3日

お米を炊こうとして取り出したら虫がいた…という経験はないだろうか?お米にわく虫は一体どこか発生するのか。また害はあるのか。ここではお米にわく虫とその正しい対策法について詳しく解説する。

  

1. お米の虫はどこから来るの?

お米にわく虫は外からやってくる。虫は常に侵入の機会を狙っていて、米びつの中に入り込むと米を食料として成長していく。虫の種類によっては米粒に卵を産むこともあり、中で孵化すると密閉状態でも虫が大量に発生する。

お米にわく虫は複数存在し、中には米袋を食い破って中に入る虫もいるため、袋に入れているからと言って安心はできない。虫は一般的に20度以上から活動が活発になるので、温かい季節は注意が必要だ。

最近では販売されている米の中に虫がいることは少なくなったが、購入した後の保存状態が悪いと虫が発生することもある。また無農薬で作られた有機栽培の米などは虫がつきやすい。

2. お米にわく虫の種類

お米にわく虫は主にコクゾウムシ、メイガ、コクヌストモドキの3種類。このうち特に多いのはコクゾウムシとメイガだ。

■コクゾウムシ

コクゾウムシはお米にわく虫の代表格だ。米穀につくことから「穀蔵(コクゾウ)」と呼ばれる。コクゾウムシの幼虫は1mm程度で芋虫の様な形をしている。成虫になると2~3mmの大きさになり、口で米粒に穴を開けて卵を産むため、精米の段階で除去するのが難しいといわれている。

■ノシメマダラメイガ(幼虫)

米につく虫ではノシメマダラメイガの幼虫も有名だ。米びつの中でお米が塊になっているのを発見したことがある人もいると思う。あれはノシメマダラメイガの幼虫が蛹を作る際に出す白い糸が米をくっつけるためだ。米びつの中に米の塊を発見したら、ノシメマダラメイガがいる可能性が高い。

ノシメマダラメイガは袋を破って中に侵入することもあるので、米を密封容器に入れると予防効果がある。

■コクヌストモドキ

コクヌストモドキは一般家庭ではあまり見られないが、米の中にわく虫として世界中で発生している。名前の由来は穀物を盗むという意味の「穀盗人」からきている。米のぬかの中に卵を産み、成虫になるとぬかや胚部分を食べながら成長する。コクヌストモドキは発生源の特定が難しく、一度発生すると対処も難しい。入り込むと米をダメにしてしまうので注意が必要だ。

3. お米にわく虫の対処法

■お米に虫を発生させないための方法

お米を虫から守るには、虫を発生させないことが大事。。お米はちょっとした手間で虫から守れるので実践しよう。おすすめの対処法は以下の3点だ。
  • 密閉できる容器に入れる
  • 冷蔵庫などで保存する
  • 虫除けを入れる
お米を密閉容器に入れることで、虫が外から侵入するのを防ぐことができる。また、お米にわく虫は15度以下で繁殖や活動ができなくなるので、冷蔵庫での保存をおすすめしたい。容器は密閉された米びつでもよいが、大きめのペットボトルに入れると収納に便利だ。

虫除けはホームセンターなどにも売っているが、乾燥した唐辛子でも代用できる。米びつの中に入れると効果を発揮するので試して欲しい。

■お米に虫がわいてしまった時の対処法

もしお米に虫がわいてしまっても、水で洗い流せば大丈夫。虫で痛んだお米は洗うと浮くので、取り除けば問題はない。

仮に虫が体内に入ったとしても、特に毒はないので人体に害はない。むしろ虫がつくのは農薬を使っていないお米である証拠だ。農薬が残っていたら虫も寄りつかないので、むしろ安全なお米とも言える。

もし蚊のような虫がいたら、ふるいにかけて虫を取り除き、直射日光を避けて新聞紙の上に置いておこう。1時間ほど置くと虫は光を嫌がって逃げてゆく。虫がいなくなったお米は新しい容器で適切に保管すればよい。
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結論

お米にわく虫は外からやってくる。有名なのはコクゾウムシ、メイガ、コクヌストモドキの3種類だ。予防するにはお米を密封容器に入れて冷蔵庫で保管するとよい。唐辛子も虫除けになるので活用しよう。
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  • 公開日:

    2018年7月17日

  • 更新日:

    2020年8月 3日

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