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違いを説明できる!?ジャポニカ米とインディカ米とジャバニカ米

違いを説明できる!?ジャポニカ米とインディカ米とジャバニカ米

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2019年12月17日

料理の世界には、似て非なる調理法、食材、加工法が多く存在する。今回お届けするのは、ジャポニカ米とインディカ米とジャバニカ米。みなさんはその違いをご存知だろうか?違いが明確にわかるよう、それぞれの特徴をお届けしていこう。

  

1. ジャポニカ米とは

世界で広く栽培されているコメは3種類に分けることができる。その1つがジャポニカ種。我々が普段食べているお米はこの種類で、ジャポニカ米と呼ばれている。日本ではこれほどに流通しているが、世界のコメ生産量でみるとその割合は2割程度。意外と低めである。丸みを帯びた楕円形で、熱を加えると粘り気が出るのが特徴だ。栽培には、温暖で適度に雨が降る地域が適している。

日本とジャポニカ米

日本にジャポニカ種のコメが伝来したのは、縄文時代の終わり頃だと言われている。諸説あるが、朝鮮半島から伝来したという説が濃厚。その後、弥生時代になると西日本から栽培が盛んになっていった。コメの生産量が上がるにつれて、人口も増加。日本を支える存在へとなっていったのだ。

主な生産地と食べ方

ジャポニカ米は、炊く、または蒸すのが一般的な調理法。日本や朝鮮半島では主食として広く用いられている。そのほか、中国北部、台湾、オーストラリアの一部、ウルグアイ、アルゼンチンなどでも栽培されている。ちなみにジャポニカ米は、うるち米ともち米に分けられる。「あきたこまち」、「コシヒカリなど」は、このジャポニカ種うるち米の中の品種ということになる。

2. インディカ米とは

インディカ種は、日本ではタイ米やジャスミンライスなどと呼ばれることもある品種。細長い形で、ジャポニカ米と違って粘り気が少なく、炊きあがりもパラパラとしている。世界のコメ生産量の8割を占めるのがこのインディカ米だ。栽培には、高温多湿な地域が適している。

独特の香りが特徴

ジャスミンライスなどと呼ばれることもあるインディカ種のコメ。ジャスミンの香りがすると言うわけではないが、甘く香り立つのが特徴。炊き方が難しい、パサパサで美味しくないなどと言うイメージを持つ人もいるが、炊飯器で簡単に炊ける。

主な生産地と食べ方

インディカ米もジャポニカ米同様に炊く、または煮る、茹でるなどの調理法がある。単体で食べるというよりは、カレーや別の食材と炊き込みにすることが多い。インドからタイ、ベトナム、中国南部、アメリカ大陸などで栽培されている。スパイシーな料理と合い、特にスパイスをたくさん使用したカレーとの相性は抜群。初心者でもトライしやすいはずだ。

3. ジャバニカ米

ジャワ型などとも呼ばれるジャバニカ種。大きさも、その味わいや特徴も、ジャポニカ種とインディカ種の中間と言える存在だ。栽培には、亜熱帯地域が適している。

生産量が少ない

世界のコメ生産量の2割がジャポニカ米、8割がインディカ米と述べたように、ほとんどカウントされないほど生産量が少ない、とてもマイナーな品種で手に入れるのも難しい。日本ではほとんど栽培されていない。

主な生産地と食べ方

本場のパエリアやリゾットに使われるのが、このジャバニカ種の米。炊く、茹でる、煮ると食べ方に関しては、他の2品種と変わらない。インドネシアをはじめとする東南アジアや、イタリア、スペインで栽培されている。

結論

世界で流通しているコメは大きく3種類に分けることができる。日本で主食として食べられているのはジャポニカ米だが、インディカ米はスーパーなどでも見かけるし、通販でも簡単に買うことができる。スパイシーな料理とともに、いつもと違うコメを楽しんでみるのもいいかもしれない。
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  • 公開日:

    2019年1月 2日

  • 更新日:

    2019年12月17日

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